10月の誕生石はオパールとトルマリン|石言葉・意味と選び方

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10月生まれの人に誕生石のアクセサリーを贈りたいとき、「10月の誕生石ってどれだろう?」と迷うことはありませんか。調べてみると2つの石が出てきて、どちらを選べばいいのか分からなくなることもあります。

この記事では、10月の誕生石であるオパールとトルマリンについて、石言葉・名前の由来・色の種類を整理しました。2つのうちどちらを選ぶかの考え方や、贈るときに気をつけたい扱い方もあわせて紹介します。

10月の誕生石はオパールとトルマリンの2つ。オパールの石言葉は「希望」「幸福」、トルマリンの石言葉は「希望」「寛大」で、どちらも前向きな意味を持つ石です。

目次

10月の誕生石はオパールとトルマリンの2種類

日本の誕生石は、全国宝石卸商協同組合が定めた一覧が広く使われています。この一覧で10月に割り当てられているのが、オパールとトルマリンの2つです。どちらか一方が「正式」というわけではなく、2つとも10月の誕生石として並んでいます。

2つある理由は単純で、誕生石は長い時間をかけて各国・各団体がまとめてきたもので、日本の一覧もひとつの月に複数の石を置く形を取ってきたからです。10月に限らず、6月(真珠・ムーンストーンなど)や8月(ペリドット・サードオニキスなど)のように複数の石を持つ月は珍しくありません。

石の名前代表的な石言葉モース硬度特徴
オパール希望/幸福/純真およそ5.5〜6.5見る角度で虹色に輝く「遊色効果」を持つものがある
トルマリン希望/寛大/潔白およそ7〜7.5赤・緑・青・ピンクなど色の幅が非常に広い

2021年の改定で10月に追加された石はなかった

2021年12月20日、全国宝石卸商協同組合は日本の誕生石を63年ぶりに改定しました。新たに10種類の宝石が加わり、誕生石は全部で29種類になっています。9月にクンツァイト、8月にスピネル、12月にタンザナイトやジルコンが加わったのは、この改定によるものです。

一方で、10月は新しい石が追加されなかった月のひとつです。つまり、改定の前も後も10月の誕生石はオパールとトルマリンの2つで変わっていません。古い本やサイトを見ても10月の記載が同じなのは、そのためです。「情報が古いのでは」と心配する必要はありません。

ローズクォーツは10月の誕生石なの?

10月の誕生石を調べると、オパール・トルマリンに加えてローズクォーツが出てくることがあります。ローズクォーツを10月の石として紹介する資料は確かに存在しますが、全国宝石卸商協同組合の一覧に10月の誕生石として掲載されているのはオパールとトルマリンです。

誕生石は国や団体によって割り当てが違うため、こうした食い違いはめずらしくありません。贈り物として選ぶなら、迷ったときは一覧に載っているオパールかトルマリンにしておくと説明しやすいでしょう。もちろん、相手がローズクォーツの色を気に入っているなら、それを選んで問題はありません。

誕生石は国が定めた規格ではなく、各国の宝石業界団体がまとめてきたものです。アメリカとイギリス、日本で内容が少しずつ違います。

オパールの石言葉と意味・由来

10月の誕生石として最初に名前が挙がることが多いのがオパールです。乳白色の地に虹色の光がゆらめく独特の見た目は、ほかの宝石にはない魅力があります。

オパールの石言葉は「希望」「幸福」「純真」

オパールの石言葉として広く紹介されているのは「希望」「幸福」「純真」「忍耐」などです。石言葉は花言葉と同じく、由来をひとつに特定できるものではありませんが、光をやわらかく含んだ見た目が明るい言葉と結びついてきたと考えられます。

誕生日や就職・進学のお祝いなど、これから始まる時期に贈る石としては、意味の面でも選びやすい石です。メッセージカードに石言葉を一言添えると、贈り物としての印象がぐっと変わります。

名前の由来と虹色に光る「遊色効果」

オパールという名前は、サンスクリット語で貴石を意味する「ウパラ(upala)」やラテン語の「オパルス(opalus)」にさかのぼるとされます。日本語では「蛋白石(たんぱくせき)」と呼ばれ、これは乳白色の地色が卵の白身を思わせることに由来する名前です。

オパール最大の特徴は、角度を変えると赤・緑・青の光がゆらめいて見える「遊色効果(プレイ・オブ・カラー)」です。これは石の内部にある非常に細かい二酸化ケイ素の粒が規則正しく並び、当たった光を分けることで生まれます。色がついた絵の具が塗ってあるわけではなく、構造そのものが光を色に変えているのがおもしろいところです。

オパールの遊色効果を手書き風に描いたイメージ

オパールの種類と色の見え方

ひとくちにオパールといっても見た目の幅は広く、いくつかの呼び分けがあります。同じ「10月の誕生石」でも印象がかなり違うので、選ぶ前に知っておくと役立ちます。

よく見かけるオパールの呼び名
  • ホワイトオパール … 乳白色の地に遊色が浮かぶ、もっとも一般的なタイプ
  • ブラックオパール … 濃い地色のぶん遊色が鮮やかに見え、希少性が高い
  • ファイアオパール … オレンジ〜赤の地色を持つ。遊色がないものも多い
  • ウォーターオパール … 透明感のある地に遊色が浮かぶ涼しげなタイプ
  • ボルダーオパール … 母岩がついたまま仕上げたもの。表情が一点ずつ違う

贈り物として選ばれることが多いのは、価格帯の幅が広く選びやすいホワイトオパールです。華やかさを重視するならブラックオパール、明るくカジュアルな印象にしたいならファイアオパールというように、相手の雰囲気で選び分けることもできます。

トルマリンの石言葉と意味・由来

10月のもうひとつの誕生石がトルマリンです。オパールに比べると名前の知名度は控えめですが、色の選択肢が圧倒的に多く、「相手の好きな色で選べる誕生石」として使い勝手のよい石です。

トルマリンの石言葉は「希望」「寛大」「潔白」

トルマリンの石言葉としてよく挙げられるのは「希望」「寛大」「潔白」「忍耐」などです。オパールと「希望」が共通しているため、10月生まれへの贈り物というくくりで見ると、どちらを選んでも近いメッセージを託せます。

なお、色ごとに別の石言葉を紹介している資料もあります。ピンクトルマリンに「愛情」、グリーントルマリンに「安らぎ」といった具合です。色で選ぶ場合は、その色に添えられた言葉を確認してみるとメッセージを組み立てやすくなります。

名前の由来はシンハラ語の「トゥルマリ」

トルマリンという名前は、スリランカのシンハラ語で「色の混じった石」を意味する「トゥルマリ(turmali)」に由来するとされます。ヨーロッパに運ばれてきた当初、さまざまな色の石がひとまとめに扱われていたことが、そのまま名前になったわけです。

日本語での呼び名は「電気石(でんきせき)」。加熱したり圧力を加えたりすると石の両端に電気を帯びる性質があり、それが和名の由来になっています。宝石としての美しさとは別に、鉱物としての個性がはっきりしている石だといえます。

色の幅が宝石のなかでもっとも広い

トルマリンは、赤から青、緑、黄色、無色、黒までひととおりの色がそろう珍しい宝石です。色ごとに専用の呼び名がついているものもあります。

呼び名特徴
ルベライト赤〜ピンクトルマリンのなかでも人気が高く、華やかな印象
ヴェルデライト落ち着いた深みのある緑。男女問わず選ばれやすい
インディゴライト濃い青産出量が少なく、青系のなかでは希少
パライバトルマリンネオンブルー〜緑蛍光色のような輝きで、価格帯は非常に高い
ウォーターメロントルマリン外側が緑・中心が赤断面がスイカのような色分かれを見せる
色とりどりのトルマリンを並べた手書き風スケッチ

ここまで色の選択肢があるということは、「相手の好きな色でそろえる」ができるということでもあります。10月生まれの相手にリングやピアスを贈りたいけれど好みが分からない、というときは、普段身につけている色に寄せると外しにくくなります。

オパールとトルマリン、どちらを選ぶ?

2つとも10月の誕生石なので、どちらを選んでも「誕生石を贈った」ことになります。そのうえで判断材料になるのが、見た目の印象と、日常での扱いやすさの2点です。

印象・色合いで選ぶ

オパールは乳白色の地にやわらかい虹色が揺れる石で、全体的に淡くやさしい印象になります。パステル調の服装が多い人や、ふんわりした雰囲気のアクセサリーを好む人と相性がよい石です。

トルマリンは色がはっきりしているぶん、指先や耳元でしっかり主張します。仕事用のシンプルな服装に一点だけ色を足したい人や、はっきりした色が好きな人にはトルマリンのほうが合うでしょう。同じ予算でも、色を選べる自由度はトルマリンのほうが高くなります。

扱いやすさ・お手入れで選ぶ

毎日身につけてほしいと考えているなら、硬さの違いも見ておきたいところです。オパールのモース硬度はおよそ5.5〜6.5で、宝石のなかではやわらかい部類に入ります。加えて内部に水分を含んでいるため、乾燥した場所に長く置いたり急な温度変化にさらしたりすると、細かいひび(クレイジング)が入ることがあります。

トルマリンのモース硬度はおよそ7〜7.5で、日常使いにも耐えやすい硬さです。ただし急激な温度変化には弱い面があるため、超音波洗浄機や熱い湯での洗浄は避けるのが無難です。

選ぶときの目安
  • やわらかく上品な雰囲気にしたい → オパール
  • 相手の好きな色に合わせたい → トルマリン
  • 毎日つけるリングとして贈りたい → トルマリン(硬度が高め)
  • 特別な日のペンダントとして贈りたい → オパール

どちらを選ぶ場合も、家事や入浴のときは外す・保管時は他の宝石とぶつからないよう仕切りのあるケースに入れる、という2点を伝えておくと長くきれいに使えます。

10月の誕生石を贈るときのポイント

誕生石は「その月に生まれた人へ贈る石」として定着していますが、贈るタイミングや形に決まりはありません。実際に選ぶときに迷いやすいところを整理します。

誕生石はいつ贈る?

もっとも多いのは誕生日に合わせて贈るケースです。そのほか、入学・卒業・就職・成人といった節目や、クリスマス、母の日のようなイベントに合わせて選ばれることもあります。10月生まれの人へ10月以外の時期に贈っても、まったく問題ありません。

形としては、リング・ピアス・ネックレスのほか、キーホルダーやストラップ、原石のままの標本を選ぶ人もいます。アクセサリーを普段つけない相手なら、デスクに置ける小さな原石のほうが喜ばれることもあります。予算に幅を持たせやすいのも誕生石の贈り物のよいところです。

誕生石のアクセサリーをギフトボックスに入れた手書き風イメージ

そもそも誕生石はどこから来た文化なのか

誕生石のルーツとしてよく挙げられるのが、旧約聖書の出エジプト記に登場する大祭司の胸当てです。ここには12種類の宝石が並んでいたと記されており、この12という数が12か月と結びついていったと考えられています。

現在の形に近い月別の誕生石は、1912年にアメリカの宝石業界団体が統一したものが土台になっています。日本では1958年に全国宝石卸商協同組合が日本版の誕生石を定め、それが2021年12月の改定まで続きました。つまり日本の誕生石は、60年以上ほぼ同じ内容で使われてきたことになります。

10月の誕生石に関するよくある質問

10月の誕生石はオパールとトルマリンのどちらが正しいですか?

どちらも10月の誕生石です。全国宝石卸商協同組合の一覧に2つとも掲載されているため、優劣や正誤はありません。見た目の好みや、毎日つけるかどうかで選んで問題ありません。

2021年の改定で10月の誕生石は変わりましたか?

変わっていません。2021年12月の改定では10種類の宝石が追加されましたが、10月に追加された石はなく、オパールとトルマリンのままです。

オパールは水に弱いと聞きましたが、つけたまま手を洗っても大丈夫ですか?

短時間なら大きな問題にはなりにくいものの、洗剤やお湯、急な温度変化は避けたほうが安心です。オパールは内部に水分を含む石で、乾燥や温度差で細かいひびが入ることがあります。家事や入浴の前には外す習慣にしておくとよいでしょう。

誕生石は自分で買ってもいいのですか?

問題ありません。誕生石は「人から贈られなければいけない」という決まりのあるものではなく、自分の誕生月の石を選んで身につける人も多くいます。

サイトによって10月の誕生石の数が違うのはなぜですか?

誕生石は国や団体ごとにまとめられてきたもので、国際的に統一された規格ではないためです。日本の一覧、アメリカの一覧、イギリスの一覧で内容が少しずつ異なります。この記事では日本で広く使われている全国宝石卸商協同組合の一覧を基準にしています。

まとめ|10月の誕生石はオパールとトルマリン

10月の誕生石について、あらためて整理します。

  • 10月の誕生石はオパールとトルマリンの2つ
  • オパールの石言葉は「希望」「幸福」「純真」。虹色に光る遊色効果が特徴
  • トルマリンの石言葉は「希望」「寛大」「潔白」。色の幅が宝石のなかでもっとも広い
  • 2021年12月の改定で10月に追加された石はなく、内容は変わっていない
  • 毎日つけるならトルマリン、特別な日のアクセサリーならオパールが選びやすい

どちらも「希望」を石言葉に持つのが10月の誕生石の特徴です。新しい一年の始まりを祝う贈り物として、相手の好みに合うほうを選んでみてください。

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