かっこいい花言葉を持つ花は、「勇気・強さ」「勝利・栄光」「誇り・気高さ」「不屈・信念」「クール・神秘」の5タイプに分けられます。たとえばグロリオーサの「栄光」、アマリリスの「誇り」、梅の「不屈の精神」、青いバラの「夢かなう」などが代表的です。
この記事では、かっこいい花言葉を持つ花30種類を早見表にまとめ、タイプ別に意味と由来を紹介します。英語の花言葉や、男性への贈り物・応援・名前のヒントにする使い方もあわせて確認できます。
かっこいい花言葉一覧【早見表30選】
かっこいい花言葉を持つ花を、5つのタイプに分けて一覧にしました。花言葉は国や資料によって表現が少しずつ違うため、ここでは日本でよく紹介されているものを載せています。気になる花が見つかったら、次の見出しから由来もたどってみてください。
| 花 | かっこいい花言葉 | タイプ |
|---|---|---|
| タイム | 勇気・活動力 | 勇気・強さ |
| ノコギリソウ | 戦い・勇敢 | 勇気・強さ |
| エーデルワイス | 勇気・大切な思い出 | 勇気・強さ |
| ナスタチウム | 困難に打ち勝つ・愛国心 | 勇気・強さ |
| ガーベラ | 希望・常に前進 | 勇気・強さ |
| サボテン | 燃える心・偉大 | 勇気・強さ |
| グロリオーサ | 栄光・勇敢・頑強 | 勝利・栄光 |
| 月桂樹 | 栄光・勝利・栄誉 | 勝利・栄光 |
| グラジオラス | 勝利・堅固 | 勝利・栄光 |
| ストレリチア | 輝かしい未来・万能 | 勝利・栄光 |
| ヘリクリサム | 黄金の輝き・永遠の記憶 | 勝利・栄光 |
| アマリリス | 誇り・輝くばかりの美しさ | 誇り・気高さ |
| ダリア | 華麗・優雅・威厳 | 誇り・気高さ |
| プロテア | 王者の風格・自由自在 | 誇り・気高さ |
| シャクナゲ | 威厳・荘厳 | 誇り・気高さ |
| 白木蓮 | 高潔な心・気高さ | 誇り・気高さ |
| デルフィニウム | 清明・高貴 | 誇り・気高さ |
| トリカブト | 騎士道・栄光 | 誇り・気高さ |
| 梅 | 高潔・忍耐・不屈の精神 | 不屈・信念 |
| アザミ | 独立・厳格 | 不屈・信念 |
| 柊 | 先見の明・剛直 | 不屈・信念 |
| ルドベキア | 正義・公平・強い精神力 | 不屈・信念 |
| リンドウ | 正義・誠実・勝利 | 不屈・信念 |
| スターチス | 変わらぬ心・永久不変 | 不屈・信念 |
| 青いバラ | 夢かなう・奇跡・神の祝福 | クール・神秘 |
| 月下美人 | ただ一度だけ会いたくて・艶やかな美人 | クール・神秘 |
| アガパンサス | 知的な装い・恋の訪れ | クール・神秘 |
| 黒バラ | 決して滅びることのない愛 | クール・神秘 |
| 黒百合 | 恋・愛(呪いの意味も) | クール・神秘 |
| 弟切草 | 秘密(恨みの意味も) | クール・神秘 |
一覧を見ると、かっこいい花言葉には「剣のような葉」「トゲ」「厳しい環境で咲く」など、花の姿や育ち方から生まれたものが多いとわかります。可愛い花言葉が花の色や柔らかさから生まれやすいのとは対照的です。
英語の花言葉で見てもかっこいい花
花言葉の習慣は、19世紀のヨーロッパで花言葉の本が数多く出版されたことで広まりました。イギリスの絵本作家ケイト・グリーナウェイの『Language of Flowers』(1884年)もその一冊で、英語の花言葉には短く力強いものが少なくありません。
| 花 | 英語の花言葉 | 日本語の意味 |
|---|---|---|
| タイム | Activity | 活動力 |
| ノコギリソウ(Yarrow) | War | 戦い |
| 月桂樹(Laurel) | Glory | 栄光 |
| トリカブト(Monkshood) | Chivalry / Knight-errantry | 騎士道・武者修行 |
| ナスタチウム | Patriotism | 愛国心 |
| ルドベキア | Justice | 正義 |
| アマリリス | Pride / Splendid beauty | 誇り・輝くばかりの美しさ |
| オークの葉(Oak leaves) | Bravery | 勇敢 |
勇気・強さ・勝利を意味するかっこいい花言葉
「勇気」「強さ」「勝利」を表す花言葉は、かっこいい花言葉の中でももっとも王道のタイプです。戦いの神話や武器の形、苦しい環境でも咲き続ける姿から生まれたものが多く、応援や門出の贈り物に向いています。
ナスタチウムの学名トロパエオルムには、戦いの勝利が刻まれています。元になったのは古代ローマの戦勝記念柱(トロパエウム)で、勝った側は敵の盾やかぶとをこの柱に掛けて掲げました。名づけたリンネは、丸い葉を盾に、赤や橙の花をかぶとに見立ててこの名を選びました。

勇気・強さの花|タイム・ノコギリソウ・エーデルワイスなど
「勇気」の花言葉を持つ花の代表は、ハーブのタイムです。古代ギリシャでは勇気や品格の象徴とされ、中世ヨーロッパでは騎士にタイムの小枝を刺しゅうしたスカーフを贈る習慣があったと伝えられています。花言葉は「勇気」「活動力」です。
ノコギリソウ(アキレア)の花言葉は「戦い」「勇敢」です。学名のアキレアは、ギリシャ神話の英雄アキレウスに由来します。アキレウスがこの草を使って兵士の傷を手当てしたという伝説から、戦いや勇敢さと結びつけられました。
エーデルワイスは、アルプスの険しい岩場に白く咲く花です。かつては命がけで摘みに行く花とされたことから、「勇気」「大切な思い出」の花言葉がつきました。小さく可憐な見た目と、意味の力強さの差も魅力です。
ほかにも、ナスタチウム(キンレンカ)は「困難に打ち勝つ」「愛国心」、ガーベラは「希望」「常に前進」、サボテンは「燃える心」「偉大」と、前へ進む強さを表す言葉を持っています。とくにサボテンは、乾いた土地でも枯れずに花を咲かせる姿が由来です。
勝利・栄光の花|グロリオーサ・月桂樹・グラジオラスなど
「勝利」「栄光」を表す花の筆頭は、グロリオーサです。炎のように反り返った赤と黄色の花びらを持ち、名前もラテン語の「栄光(gloriosus)」に由来します。花言葉は「栄光」「華麗」「勇敢」「頑強」と、かっこいい言葉がそろっています。

月桂樹の花言葉は「栄光」「勝利」「栄誉」です。古代ギリシャでは、太陽神アポロンの聖なる木とされ、競技の勝者に月桂樹の葉で編んだ冠が贈られました。現在のマラソンの優勝者に贈られる「月桂冠」も、この伝統の流れをくんでいます。
グラジオラスの名前は、ラテン語で「小さな剣」を意味するグラディウスに由来します。剣のような葉の形から「勝利」「堅固」の花言葉がつきました。ほかに、鳥が羽ばたくような姿のストレリチア(極楽鳥花)は「輝かしい未来」「万能」、カサカサした金色の花びらを持つヘリクリサムは「黄金の輝き」「永遠の記憶」です。
試合や受験など「勝負の場面」の応援には、グロリオーサ・月桂樹・グラジオラスの3つが選びやすい花です。どれも「勝利」「栄光」という意味が直接伝わります。
誇り・気高さ・不屈の精神を表す花言葉
派手な強さではなく、内に秘めた品格や信念を表すのがこのタイプです。堂々とした大輪の花や、寒さの中で咲く花、トゲで身を守る花などが多く、大人っぽい落ち着いたかっこよさを感じさせます。
見た目の気高さと、逆境を生き抜く力の両方を備えた花に、プロテアがあります。原産地の南アフリカ南西部は、乾いた低木の茂みに10〜30年ほどの間隔で山火事が起こる土地です。キングプロテアは地中の太い茎に眠った芽を蓄えていて、地上の部分が焼けたあともそこから新しい茎を伸ばします。
誇り・気高さの花|アマリリス・ダリア・プロテアなど
アマリリスの花言葉は「誇り」「輝くばかりの美しさ」です。太い茎の先に大輪の花を数輪、横向きに堂々と咲かせる姿から生まれました。ほかに「おしゃべり」「内気」という意味もありますが、どれも悪い意味ではありません。

ダリアは「華麗」「優雅」「威厳」の花言葉を持ち、幾重にも重なった花びらがドレスのように華やかです。南アフリカの国花として知られるキングプロテアを含むプロテアは、王冠のような姿から「王者の風格」「自由自在」とされています。
山に咲くシャクナゲは「威厳」「荘厳」、純白の大輪を咲かせる白木蓮は「高潔な心」「気高さ」、青紫の花穂がまっすぐ伸びるデルフィニウムは「清明」「高貴」です。いずれも凛とした姿がそのまま言葉になっています。
トリカブトも「騎士道」「栄光」という気高い花言葉を持ちます。花の形がかぶとや修道士のフードに似ていることが由来です。ただしトリカブトは強い毒を持つ植物で、「復讐」「人嫌い」という怖い意味もあるため、言葉として楽しむだけにとどめ、贈り物には選ばないようにしましょう。
不屈・信念の花|梅・アザミ・ルドベキアなど
「不屈」を表す花といえば梅です。花言葉は「高潔」「忍耐」「忠実」「不屈の精神」で、まだ寒さが残る早春に、ほかの花に先がけて咲く姿から生まれました。日本らしいかっこよさを伝えたいときにぴったりの花です。

アザミの花言葉は「独立」「厳格」「触れないで」です。スコットランドには、敵の兵士がアザミのトゲを踏んで声を上げたため国が守られたという話が伝わり、アザミは同国の国花になっています。トゲで身を守る姿が、誰にも屈しない独立心を感じさせます。
信念を表す花には、ほかにも次のようなものがあります。
- 柊(ヒイラギ):「先見の明」「剛直」。鋭いトゲを持つ葉が由来
- ルドベキア:「正義」「公平」「強い精神力」。太陽に向かって咲く明るい黄色の花
- リンドウ:「正義」「誠実」「勝利」。秋の野山で、青紫の花をまっすぐ上に向けて咲かせる
- スターチス:「変わらぬ心」「永久不変」。乾燥させても色があせにくい性質が由来
「正義」や「変わらぬ心」は、ぶれない人柄を表す言葉です。尊敬する先輩や、信念を持って仕事に取り組む人へのメッセージにも合います。
クールでミステリアスなかっこいい花言葉
青や黒の花、夜だけ咲く花には、神秘的でクールな花言葉がつけられています。小説やゲームのキャラクターのモチーフとしても人気のあるタイプですが、裏に怖い意味を持つ花も混じっているので注意が必要です。
青い花のなかでは、南アフリカ原産のアガパンサスもこのタイプに入ります。和名をムラサキクンシラン(紫君子蘭)といい、梅雨どきから夏にかけて、長く伸びた茎の先に小さな花を放射状に集めて咲かせます。英語では「リリー・オブ・ザ・ナイル(ナイルのユリ)」とも呼ばれますが、ナイル川の流域には自生しておらず、ユリの仲間でもありません。

青・黒の花が持つ神秘的な意味|青いバラ・月下美人など
青いバラの花言葉は「夢かなう」「奇跡」「神の祝福」です。バラはもともと青い色素を持たず、英語の「blue rose」は「不可能」のたとえとされてきました。2004年に日本の企業が遺伝子組換え技術で青い色素を持つバラの開発に成功してから、「夢かなう」という意味が広まったといわれています。
月下美人は、夏の夜に大きな白い花を咲かせ、ひと晩でしぼんでしまう花です。そのはかなさから「ただ一度だけ会いたくて」「艶やかな美人」といった花言葉がつきました。涼しげな青紫の花を咲かせるアガパンサスの「知的な装い」も、クールな印象の言葉です。
黒い花は、ミステリアスさがいちばん強いタイプです。黒バラ(実際は濃い赤紫色の品種)には「決して滅びることのない愛」「永遠の愛」、山に咲く黒百合には「恋」「愛」、黄色い花を咲かせる弟切草には「秘密」という花言葉があります。
「かっこいい」と「怖い」の境界線
ミステリアスな花ほど、かっこいい意味と怖い意味が表裏一体になっています。黒バラには「憎しみ」「恨み」、黒百合には「呪い」「復讐」、弟切草には「恨み」「敵意」という意味もあり、名前や作品のモチーフにするなら、その二面性まで含めて選ぶことが大切です。
贈り物の場合は、相手が花言葉を調べたときに片方の意味だけが伝わってしまうおそれもあります。人に贈るなら、勇気・勝利・誇りのタイプから選ぶと安心です。
死や裏切り、呪いを意味する花言葉は、次の記事で由来とあわせてまとめています。

かっこいい花言葉の使い方|贈り物・応援・名前のヒント
花言葉を添えるとき、実物の花を贈れるかどうかは花によって違います。エーデルワイスはアルプスの多くの地域で保護されている高山植物で、スイスやオーストリアでも、州ごとの自然保護の決まりで自生している花を摘むことが禁じられている地域があります。グラジオラスやガーベラのように、生花店の切り花でよく見かける花なら、花束にして言葉と一緒に手渡せます。
かっこいい花言葉は、花を贈るときのメッセージだけでなく、応援の言葉や名前づけのヒントにも使えます。ここでは、場面ごとに選び方のコツを紹介します。
男性や目上の人に贈るとき
男性や目上の人には、可愛らしい花よりも、すっきりとした形の花や落ち着いた色の花が喜ばれやすい傾向があります。ストレリチアやグラジオラスのように線のはっきりした花、青紫のデルフィニウムやリンドウなどは、甘くなりすぎずに贈れます。
花束にこだわらず、鉢植えのサボテンや、料理にも使える月桂樹・タイムの苗を贈るのもひとつの方法です。昇進や開業のお祝いには「輝かしい未来」のストレリチア、定年退職には「栄光」のグロリオーサなど、花言葉で理由を添えると気持ちが伝わります。
父の日や退職祝いなど、「ありがとう」を伝えたい場面の花選びは、次の記事でシーン別にまとめています。

試合・受験・新しい門出の応援に
大事な試合や受験、就職・転勤などの門出には、「勝利」「勇気」「常に前進」の花言葉が背中を押してくれます。メッセージカードに花言葉をひとこと書き添えるだけでも、応援の気持ちがぐっと伝わりやすくなります。
- 試合の前に:グラジオラス「勝利」とともに「全力を出し切ってね」
- 受験の前に:ガーベラ「常に前進」とともに「積み重ねてきた力を信じて」
- 新しい職場へ:ストレリチア「輝かしい未来」とともに「新天地での活躍を楽しみにしています」
- 挑戦を始める人へ:タイム「勇気」とともに「一歩を踏み出したあなたを応援しています」
ガーベラは色によっても意味が加わるため、明るいオレンジや黄色を選ぶと、元気な印象がいっそう強まります。
キャラクター名・チーム名・作品タイトルのヒントに
かっこいい花言葉は、創作の名前づけにもよく使われます。花の名前そのものを使う方法と、花言葉の意味をキャラクターの性格に重ねる方法があり、後者は設定に深みが出るのが魅力です。
たとえば、正義感の強い主人公にはルドベキアやリンドウ、誇り高いライバルにはアマリリスやダリア、秘密を抱えた人物には弟切草や月下美人、といった組み合わせが考えられます。チーム名なら、英語の「Laurel(栄光)」や「Gladiolus(剣)」も響きがかっこよく、意味もそろっています。
よくある質問
- 「勇気」の花言葉を持つ花は何ですか?
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代表的なのはタイムとエーデルワイスです。タイムは古代ギリシャで勇気の象徴とされ、エーデルワイスは険しい岩場に咲くことから「勇気」の花言葉がつきました。ノコギリソウの「勇敢」、グロリオーサの「勇敢」も同じ系統の言葉です。
- 男性に贈るなら、どのかっこいい花がおすすめですか?
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形がシャープなストレリチアやグラジオラス、落ち着いた青紫のリンドウやデルフィニウムが選びやすい花です。花束が照れくさい相手には、サボテンの鉢植えや月桂樹・タイムの苗も向いています。
- かっこいいけれど、贈り物には向かない花はありますか?
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トリカブトは「騎士道」「栄光」というかっこいい花言葉を持ちますが、強い毒があるため贈り物には向きません。黒バラ・黒百合・弟切草も、恨みや呪いなどの怖い意味をあわせ持つので、人に贈るときは避けるのが無難です。
- 英語と日本語で花言葉は同じですか?
-
同じものもあれば、違うものもあります。月桂樹の「Glory(栄光)」のように一致する例がある一方、ダリアは日本で「華麗」「優雅」、グリーナウェイの英語の本では「Instability(移り気)」とされています。英語で添えるときは意味を確認しましょう。
- 短くてかっこいい花言葉を知りたいです。
-
2文字で言い切れるものなら、「勇気」(タイム)、「勝利」(グラジオラス)、「栄光」(グロリオーサ・月桂樹)、「誇り」(アマリリス)、「正義」(ルドベキア)、「威厳」(シャクナゲ)などがあります。メッセージカードやチーム名に使いやすい長さです。
まとめ
かっこいい花言葉を持つ花は、「勇気・強さ」「勝利・栄光」「誇り・気高さ」「不屈・信念」「クール・神秘」の5タイプに分けられます。剣のような葉や鋭いトゲ、厳しい環境で咲く姿など、花の形や育ち方が言葉の由来になっているものが多いのが特徴です。
- 応援・勝負の場面には、グロリオーサ・月桂樹・グラジオラス
- 大人っぽい品格を伝えるなら、アマリリス・ダリア・梅
- 名前や作品のモチーフには、青いバラ・月下美人・リンドウなど
- 黒バラ・黒百合・弟切草は怖い意味もあるため、贈り物には避ける
伝えたいかっこよさのタイプを決めてから花を選ぶと、花言葉がぶれずに伝わります。贈るときは、花言葉をひとこと添えて気持ちを届けてみてください。

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