怖い花言葉一覧30選|死・裏切り・呪いを意味する花と由来

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美しい花の中には、見た目からは想像できない不吉な意味を持つものがあります。「死を望む」「裏切り」「呪い」など、贈る相手によっては大きな誤解を招いてしまう花言葉も少なくありません。

この記事では、怖い花言葉を持つ花を意味別に30種類紹介します。あわせて、なぜそんな意味がつけられたのかという由来や、プレゼントで避けたい場面についてもまとめました。

怖い花言葉は神話や植物の性質に由来していることが多く、知っておくと贈り物選びでの失敗を防げます。意味を理解した上で花を選ぶことが大切です。

薄暗い背景に咲く黒バラやスノードロップなど怖い花言葉のイメージスケッチ
目次

怖い花言葉とは|美しい花に隠された不吉な意味

怖い花言葉とは、「死」「裏切り」「呪い」「復讐」など、ネガティブで不吉な意味を持つ花言葉のことです。同じ花でも、色や品種、文化圏によって正反対の意味を持つ場合があります。

最初に、なぜ花に不吉な意味がつくのか、なぜ1つの花に正反対の花言葉が同居するのかを整理します。この2点をつかんでおくと、このあと紹介する30種類の意味も、由来とセットで理解しやすくなります。

なぜ花に怖い意味がつけられたのか

花言葉が怖い意味になる理由は、主に3つあります。神話や伝説の中で不吉な役割を担った花、植物自体が毒や棘を持つ花、そして花の見た目や咲き方が死を連想させる花です。

たとえばトリカブトは古来から毒草として知られ、その性質がそのまま「復讐」「人間嫌い」という花言葉に結びつきました。スノードロップは恋人を亡くした少女の伝説が、不吉な意味の由来となっています。

もうひとつ、伝わる過程で意味が上書きされた花もあります。西洋の花言葉が明治時代に日本へ入ったとき、和名の響きや日本に元からあった言い伝えと結びつき、日本だけで通じる暗い意味が加わった花も見られます。

花言葉が複数ある理由(色や品種で変わる)

多くの花は、色や本数、品種ごとに異なる花言葉を持っています。同じバラでも、赤バラは「愛情」、黄色のバラは「嫉妬」、黒赤色のバラは「死ぬまで憎みます」と、まったく違う意味が割り当てられているのです。

つまり、花そのものが怖いわけではなく、特定の色や状況に限って不吉な意味を持つケースが多いということです。プレゼントの際は「花の種類」だけでなく「色」まで確認しておくと安心です。

反対にいえば、色さえ選べば同じ花を安心して贈れるケースも多いということです。花の名前だけで候補から外さず、色や本数まで含めて意味を調べてから決めると選択肢が広がります。

「死」を意味する怖い花言葉【6選】

もっとも強烈で、誤って贈ると関係を壊しかねないのが「死」を意味する花言葉です。神話や伝説、植物の毒性が由来になっているものが多くあります。

ここで挙げる6種類は、花そのものが危険というより、伝説や毒性のイメージが花言葉に移ったものです。ただし受け取る側にとっては言葉の重さがすべてなので、恋人や家族など距離の近い相手ほど避けるのが無難です。

実際に困りやすいのは、ミックスの花束に1本だけ混ざるケースです。おまかせで注文するときは、避けたい花を先に伝えておくと行き違いを防げます。

白いスノードロップが寒々しい雪原に咲くイメージスケッチ

スノードロップ「あなたの死を望みます」

春を告げる可憐な白い花、スノードロップ。実は西洋では「あなたの死を望みます」という強烈な花言葉を持ちます。

イギリスの一部地域には、恋人の亡骸の上に置かれた花が雪の雫に変わったという伝説があり、死と結びつけられました。「人に贈ると相手の死を願うことになる」と解釈される一方で、本来は「希望」「慰め」というポジティブな花言葉も併せ持っており、文化圏で受け取り方が大きく分かれます。

開花は2〜3月ごろで、まだ寒い時期にうつむいて咲く姿が特徴です。園芸店では球根や鉢花として扱われることがありますが、人に贈るより自宅で春を待つ花として飾るほうが誤解がありません。

黒赤色のバラ「死ぬまで憎みます」

赤バラは愛の象徴ですが、黒みがかった深紅のバラには「死ぬまで憎みます」という恐ろしい花言葉があります。

黒に近い赤色は、燃え尽きない怒りや執着を象徴するとされてきました。恋人へのプレゼントには絶対に選ばないようにしましょう。同じバラ科でも色によって意味が真逆になる典型例です。

切り花には黒みの強い深紅の品種もあり、照明や写真では黒っぽく見えることがあります。花束を注文するときは「明るめの赤で」と色味まで伝え、仕上がりを見てから渡すと行き違いを防げます。

ハナズオウ「裏切りのもたらす死」

ハナズオウは春に濃いピンクの花を枝いっぱいに咲かせる樹木で、「裏切りのもたらす死」という重い花言葉を持ちます。

キリスト教の伝説で、イエス・キリストを裏切ったユダがこの木で首をくくったという言い伝えが由来です。花の美しさとは裏腹に、宗教的な背景から不吉な意味が付与されています。

開花は4月ごろで、葉が出る前に枝へ直接花がつくのが見分け方です。公園樹や庭木として植えられることが多く、眺める分には問題ありませんが、記念樹や贈り枝には向きません。

ベラドンナ「あなたを死なせる」

ベラドンナはナス科の多年草で、別名「セイヨウハシリドコロ」と呼ばれる強い毒草です。花言葉は「あなたを死なせる」「沈黙」など。

古代から毒薬として使われ、シェイクスピアの戯曲「ロミオとジュリエット」でジュリエットが飲んだ仮死薬の原料としても知られています。植物自体の危険性が、そのまま花言葉に表れた花です。

名前はイタリア語で「美しい貴婦人」を意味し、瞳を大きく見せる目的で使われた歴史に由来します。日本の花屋で切り花として並ぶことはほとんどなく、多くの人にとっては名前だけを知っている花です。

マリーゴールド「絶望」

マリーゴールドはオレンジや黄色の鮮やかな花を咲かせますが、「絶望」「悲しみ」「嫉妬」という暗い花言葉を持っています。

聖母マリアの黄金の花という名前の由来とは対照的に、メキシコでは「死者の日」に故人を弔うために飾る花として使われています。死との結びつきが強い文化的背景があるのです。

日本では春から秋まで長く咲く花壇の定番で、学校の花壇や公園でもよく見かけます。暗い意味は中南米や西洋の文化背景から来たものなので、家庭で育てたり飾ったりする分には気にしすぎる必要はありません。

水仙(スイセン)「自己愛・うぬぼれ」

スイセンの花言葉「自己愛」「うぬぼれ」は、ギリシャ神話の美少年ナルキッソスの伝説に由来します。水面に映る自分の姿に恋をし、そのまま衰弱して死んでしまった青年が水仙になったとされる物語です。

園芸種が多く、庭や公園ではおおむね12月から4月ごろに咲きます。葉がニラによく似ているため、家庭菜園では誤食による食中毒が毎年報告されています。食用の野菜とは離れた場所に植えるのが基本です。

強い意味の「死」ではないものの、自己中心的・破滅的という否定的なイメージが根強くあります。詳しい意味や色別の花言葉は次の関連記事も参考にしてください。

「裏切り・嫉妬」「復讐・恨み」を意味する怖い花言葉【12選】

恋愛や人間関係に深く関わる「裏切り」「嫉妬」の花言葉も、贈り物では絶対に避けたいものです。とくに黄色い花にはこの種の花言葉が多く見られます。

恋愛のもつれや人間関係のトラブルを連想させる「復讐」「恨み」の花言葉。植物の棘や毒、神話に由来するものが多くあります。

この章では前半6種類を「裏切り・嫉妬」、後半6種類を「復讐・恨み」として続けて紹介します。どちらも人間関係のこじれを思わせる意味なので、贈り物では同じように注意が必要です。

黄色いカーネーション「嫉妬・軽蔑」

母の日の定番である赤いカーネーションとは対照的に、黄色のカーネーションには「嫉妬」「軽蔑」「侮蔑」という強烈な花言葉があります。

母の日に黄色のカーネーションを贈ると相手を傷つけてしまう可能性があるため、色選びには注意が必要です。明るく可愛らしい見た目だけで選ばないようにしましょう。

黄色は供花にも使われる色で、場面によっては弔いの印象を与えることがあります。家族へ贈るなら赤やピンクを選び、故人となった母へ供えるときに白を選ぶと、意味の面で行き違いが起きにくくなります。

黄色いバラ「嫉妬・愛情の薄らぎ」

黄色いバラには「友情」「献身」というポジティブな意味もある一方で、「嫉妬」「愛情の薄らぎ」「不貞」という怖い意味も併せ持ちます。

とくに恋人やパートナーへのプレゼントとして黄色のバラを贈ると、誤解を生む可能性があります。友人やビジネスシーンでは問題ないことが多いものの、TPOを考えて選ぶことが大切です。

送別会や発表会の花束では黄色のバラが選ばれることも多く、その場面では明るい印象のほうが前に出ます。相手との関係が恋愛かどうかで意味の受け取られ方が変わる、代表的な花といえます。

カルミア「裏切り」

北米原産のツツジ科の常緑低木カルミアは、星形の可憐な花を咲かせます。しかし花言葉は「裏切り」「大きな希望」と両極端な意味を持っています。

葉や花に毒成分を含んでおり、家畜が誤って食べると中毒を起こすことから、毒の存在が「裏切り」の由来になったとされています。

開花は5〜6月ごろで、つぼみが金平糖のような形をしているのが特徴です。庭木として植えるときは、小さな子どもやペットが葉や花を口に入れない場所を選びましょう。

黄色いカサブランカ「子供っぽい」

純白のカサブランカは「純粋」「高貴」を意味する人気のユリですが、黄色いカサブランカには「子供っぽい」「うぬぼれ」というネガティブな花言葉があります。

結婚祝いや退職祝いで人気の花だけに、色選びを間違えると失礼にあたります。大切な場面では基本的に白を選ぶのが無難です。

花屋では黄色系のオリエンタルリリーがカサブランカと同じ棚に並ぶこともあるため、注文時は色まで指定しておくと安心です。ユリは香りが強い花でもあるので、飾る部屋の広さや相手の好みにも配慮したい花です。

オダマキ「愚か」

うつむき加減に咲く可憐なオダマキには「愚か」「捨てられた恋人」という切ない花言葉があります。

中世ヨーロッパで、捨てられた恋人がオダマキを胸に飾るという習慣があったことが由来です。花の形が道化師の帽子に似ていることも、この意味につながったとされています。

開花は4〜6月ごろで、和風の庭にも洋風の花壇にもなじむ草花です。切り花より鉢植えや地植えで楽しむことが多く、贈り物として選ぶ機会はそれほど多くありません。

ロベリア「悪意・敵意」

青や紫の小花を咲かせるロベリアは、観賞用として人気がありますが「悪意」「敵意」という怖い花言葉を持っています。

ロベリアの全草には毒があり、誤食すると嘔吐や麻痺を引き起こすことから、植物の危険性がそのまま花言葉になりました。

開花は春から初夏にかけてで、寄せ植えやハンギングバスケットによく使われます。観賞用として育てる分には問題ありませんが、切り戻した枝や花がらは子どもやペットの届かない場所で片づけます。

ここからは、同じ章の後半「復讐・恨み」を意味する6種類です。棘や毒を持つ植物と、日本の伝説に由来する植物が並びます。

クローバー「復讐」

幸運の象徴である四つ葉のクローバー。実は西洋では葉の枚数によって意味が変わり、ある条件下では「復讐」という意味を持つとされてきました。

四つ葉が幸運とされる背景には、葉の形を十字架に見立てる解釈があります。枚数ごとの意味づけは五つ葉以降で解釈が分かれるため、贈るときは四つ葉に限定しておくと無難です。

クローバー全般の花言葉「私を思って」「約束」が、約束を破られた場合には「復讐」に転じるという解釈があるためです。クローバーの花言葉の詳細は、以下の記事で詳しく解説しています。

トリカブト「復讐・人間嫌い」

日本三大有毒植物のひとつ、トリカブト。鮮やかな紫色の兜のような花を咲かせますが、「復讐」「人間嫌い」「敵意」という花言葉を持ちます。

古来から毒矢の毒として使われ、現代でも事件に使われることがあるほど強い毒性があります。ギリシャ神話では、地獄の番犬ケルベロスのよだれから生まれた植物とされ、ネガティブな伝承に彩られています。

春先の若葉は山菜のニリンソウやモミジガサと似ており、山菜採りでの誤食事故が起きています。花言葉の暗さは、この危険性が人の感情に重ねられた結果ともいえます。

アザミ「報復・厳格」

鋭い棘を持つアザミは、「報復」「独立」「厳格」という花言葉を持ちます。スコットランドの国花でもあり、敵兵がアザミの棘で叫び声を上げたことで侵攻が阻止されたという伝説が由来です。

日本ではノアザミなどが5〜8月ごろに咲き、野原や河川敷でも見かけます。棘があって花束には組みにくいため、贈り物より鑑賞やドライフラワー向きの花です。

触れると痛い植物の特性が「報復」のイメージに直結しています。アザミの花言葉の詳細はこちらをご覧ください。

オトギリソウ「恨み・秘密」

オトギリソウ(弟切草)は、その名の通り「弟切り」の伝説に由来する怖い花言葉「恨み」「秘密」を持ちます。

平安時代、鷹匠の兄が秘伝の薬草を漏らした弟を斬り殺したという伝説から名付けられました。葉に見える黒い斑点は、その時に飛び散った血の痕とされています。

開花は7〜8月ごろで、黄色い小さな5弁の花を咲かせます。名前の由来が物騒なので贈り物には向きませんが、野山で親しまれてきた植物でもあります。

クサノオウ「私を見つけて」

黄色い花を咲かせるクサノオウには、「思い出」とともに「私を見つけて」という執着を感じさせる花言葉があります。

強い毒性があり、皮膚に汁が付くとかぶれることから、執着と危険を併せ持つ象徴的な植物とされています。

開花は4〜7月ごろで、道端や林のふちなど身近な場所に生えます。茎を折ると黄色い汁が出るのが見分け方のひとつです。子どもと散歩するときは、素手で摘ませないようにしましょう。

キツネノテブクロ「不誠実」

キツネノテブクロ(ジギタリス)は、釣鐘型の美しい花を咲かせますが「不誠実」「熱愛」という相反する花言葉を持ちます。

強い心臓毒を含み、薬としても毒としても使われてきた歴史から、「不誠実」というネガティブな意味が定着しました。

開花は5〜6月ごろで、花壇では背の高いアクセントとして植えられます。英名のフォックスグローブは「キツネの手袋」の意味で、和名のキツネノテブクロはこれを訳したものです。

「呪い・狂気」「別れ・絶望」を意味する怖い花言葉【12選】

もっともダークなカテゴリが「呪い」「狂気」を意味する花言葉です。歴史上の事件や宗教的な背景が由来になっています。

恋愛の終わりや人生の挫折を象徴する花言葉も多くあります。プレゼントとしては明らかにNGなものばかりです。

この章も前半6種類を「呪い・狂気」、後半6種類を「別れ・絶望」として紹介します。日本の伝説に由来する花とギリシャ神話に由来する花が入り混じっているのが、この章の特徴です。

クロユリ「呪い」

暗紫色の花を咲かせるクロユリには、「呪い」「恋」という相反する花言葉があります。

戦国武将・佐々成政の側室・早百合が、無実の罪で殺される際に「立山にクロユリが咲いたとき、佐々家は滅びる」と呪いをかけた伝説が由来とされています。実際にその後、佐々家は没落したと伝えられています。

本州中部の高山帯では6〜8月ごろに咲き、北海道では平地で見られる種類もあります。栽培が難しく花屋に並ぶことはまれで、伝説とセットで名前を覚える人が多い花です。

黒いバラ「あなたはあくまで私のもの」

黒いバラは「あなたはあくまで私のもの」「恨み」「決して滅びることのない愛」など、執着を感じさせる花言葉を持ちます。

黒という色そのものが、闇や不吉さ、独占欲を象徴する花として、ミステリアスな印象を与えてきました。観賞用として人気がある一方、贈り物には不向きな花です。

実際には完全な黒ではなく、黒みを帯びた濃い赤の品種を黒バラと呼びます。舞台の演出やハロウィンの飾りつけで選ばれることが多く、意味を承知したうえで楽しむ花です。

クレマチス「策略・縛り付ける」

つる性の花クレマチスには、「策略」「精神の美」「縛り付ける」という花言葉があります。

つるが他の植物に絡みつきながら成長する性質が、「縛り付ける」という束縛のイメージに結びつきました。美しさと強い束縛欲が混在する花です。

開花は5〜6月ごろが中心で、四季咲き性の品種もあります。つる性植物の代表格として品種が多く、フェンスやアーチに仕立てられます。花言葉の暗さは、この育ち方から生まれたものです。

ヒガンバナ「悲しき思い出」

真っ赤な花を彼岸の時期に咲かせるヒガンバナは、「悲しき思い出」「あきらめ」「独立」という花言葉を持ちます。

球根に毒があり、墓地や田んぼのあぜ道に植えられることで「死人花」「地獄花」とも呼ばれてきました。秋の彼岸の頃に咲くため、死者を弔う花として日本人に深く根付いています。

開花は9月中旬から下旬ごろで、秋の彼岸に合わせるように一斉に咲きます。あぜ道に多いのは、球根の毒を利用してモグラやネズミを遠ざけるために植えられたと説明されます。

シネラリア「いつもあなたを慕う」

カラフルな花を咲かせるシネラリアには、「いつもあなたを慕う」という一見ポジティブな意味の裏に「悲嘆にくれる心」という重い花言葉があります。

音の響きが「死ねラリア」に似ていることから、贈り物では避けられがちな花でもあります。流通名は「サイネリア」と変えられているほどです。

冬から早春にかけて鉢花として出回り、花もちがよいのが特徴です。敬遠される理由が名前の響きだけなので、自宅で飾る分には気にする必要はありません。

サフラン「節度の美・歓喜」と「過度をつつしめ」

香辛料としても有名なサフランには、「節度の美」というポジティブな花言葉とともに、「過度をつつしめ」という警告のような花言葉があります。

サフランの仲間であるイヌサフランには強い毒性があり、誤食事故が後を絶ちません。「節度を守らないと命に関わる」というメッセージが込められた花言葉です。

サフランは10〜11月ごろに咲き、めしべを乾燥させて香辛料に使います。一方のイヌサフランは、葉を山菜と、球根をタマネギなどと間違える誤食事故が起きており、厚生労働省の自然毒のリスクプロファイル(イヌサフラン)でも注意が呼びかけられています。

ここからは、同じ章の後半「別れ・絶望」を意味する6種類です。身近な花壇の花にも、切ない意味を持つものが含まれます。

マツバギク「怠惰・無邪気」

地面を這うように咲くマツバギクには、「怠惰」「無邪気」という二面性のある花言葉があります。日中だけ花を開く性質から「怠惰」とされました。

開花は4〜6月ごろで、乾燥に強くグランドカバーとして植えられます。曇りの日や夕方には花を閉じるため、そのリズムが「怠惰」の意味に結びつきました。名前に菊とありますが、キク科ではなくハマミズナ科の多肉植物です。

もう一方の花言葉「無邪気」は、日ざしを浴びて一斉に開く明るい姿から生まれたとされます。斜面や花壇をにぎやかに彩る花なので、暗い意味を気にせず楽しめます。

シロツメクサ(白詰草)「復讐」

シロツメクサは「私を想って」「約束」「幸運」など多くの花言葉を持ちますが、約束が破られた場合には「復讐」を意味するという解釈もあります。

シロツメクサはクローバーの仲間で、白い球状の花を4〜7月ごろに咲かせます。名前は、江戸時代にオランダから届いたガラス器の詰め物に使われたことに由来します。怖い意味は約束にまつわる解釈から生まれたもので、公園で花冠を作る分には気にする必要はありません。

キンセンカ「悲嘆・別れの悲しみ」

キンセンカ(カレンデュラ)は、オレンジ色の鮮やかな花を咲かせますが「悲嘆」「別れの悲しみ」「失望」という重い花言葉を持っています。

ギリシャ神話で、太陽神アポロンに愛された少女が嫉妬で殺され、キンセンカに生まれ変わったという悲しい伝説が由来です。

開花は12月から5月ごろと長く、仏花として供えられることも多い花です。ヨーロッパではカレンデュラの名でハーブとして扱われてきた歴史もあり、暗い意味だけの花ではありません。

ゼラニウム「君ありて幸福」と「偽り」

ゼラニウムには「君ありて幸福」というポジティブな意味とともに、特定の色には「偽り」「決心」「不安」という不穏な花言葉があります。とくに深紅のゼラニウムは「憂鬱」を意味します。

ゼラニウムはほぼ一年を通して花をつけ、ベランダの鉢植えでもよく育ちます。ヨーロッパでは窓辺に飾る習慣があり、色ごとに意味が分かれるのが特徴です。贈るならピンクや白を選ぶと、重い意味を避けられます。

アネモネ「見捨てられた・恋の苦しみ」

アネモネは色によって意味が大きく変わる花で、ネガティブな花言葉として「見捨てられた」「恋の苦しみ」「はかない恋」を持ちます。

ギリシャ神話の女神アフロディテと美少年アドニスの悲恋が由来となっています。儚さと悲しみを象徴する花です。

開花は2〜5月ごろで、赤・白・紫など色の幅が広い花です。花名はギリシャ語の「風」に由来し、風に揺れる姿からつけられました。白や紫には前向きな意味もあるため、色を選べば贈り物にも使えます。

ペチュニア「あなたといると心が和らぐ」と「怨み」

夏の花壇でおなじみのペチュニアには、「心が和らぐ」というポジティブな意味の裏に、「怨み」「恨み」という怖い花言葉が隠れています。

明るい花の見た目とは正反対の意味で、知らずに贈ると気まずい思いをする可能性のある花です。

開花期は4月から10月ごろと長く、暑さに強い改良品種も多く出回ります。怖い意味は解釈のひとつにとどまるため、花壇に植えたり自宅に飾ったりする分には問題ありません。

同じ花でも色によって意味がまったく違うから、贈り物のときは色まで確認するのが大事だね。

プレゼントで贈ってはいけない花【場面別早見表】

ここまで紹介した怖い花言葉を持つ花は、シチュエーションによっては絶対に避けたいものです。場面別に注意すべき花をまとめました。

場面避けたい花理由
恋人・パートナー黄色いバラ、黒赤色のバラ、ハナズオウ嫉妬・憎しみ・裏切りを連想
結婚祝い黄色いカサブランカ、シネラリア、ヒガンバナ別れや不吉を連想させる
お見舞いシクラメン、ヒガンバナ、菊(白以外)「死」「苦」を連想させる
母の日黄色いカーネーション「嫉妬・軽蔑」の意味
新築祝いハナズオウ、トリカブト「死」「復讐」など縁起が悪い

恋人・パートナーに贈ってはいけない花

恋愛関係で避けたいのは、「嫉妬」「裏切り」「死」を意味する花です。黄色いバラ、黒赤色のバラ、ハナズオウ、ヒガンバナなどは、いくら見た目が美しくても誤解を招きます。

花束を注文するときは、渡す相手と場面を店員に伝えると、意味の面で無難な組み合わせを提案してもらえることが多いです。色の指定まで相談しておくと、仕上がりで慌てずにすみます。

記念日やプロポーズでは、必ず「赤いバラ」「ピンクのガーベラ」「白いユリ」など、ポジティブな花言葉を持つ花を選びましょう。

結婚祝い・お見舞いで避けたい花

結婚祝いでは「別れ」「悲しみ」を意味する花、お見舞いでは「死」を連想させる花を避けます。とくにヒガンバナ、シクラメン(「死」を連想する音)、菊(葬儀用のイメージ)は要注意です。

お見舞いでは、鉢植えそのものが「根づく=寝つく」を連想させるため避けるのが一般的です。香りの強い花や花粉の多い花も、同室の人への配慮から控えます。迷うときは、花以外の贈り物に切り替えるのも選択肢です。

怖い花言葉の花を贈ってしまったときの対処法

もし知らずに怖い花言葉の花を贈ってしまった場合は、正直に「色違いの意味を知らずに選んでしまった」と謝りましょう。あわせて、その花のポジティブな花言葉を伝えるのも有効です。

多くの花には複数の花言葉があり、相手が花言葉に詳しくない場合は気にしていないことも多いものです。次回はぜひ意味を確認してから選ぶようにしてください。

相手が意味を知って戸惑っている様子なら、その場で説明を重ねるより、次の贈り物で気持ちを示すほうが伝わります。花言葉は文化や時代で変わるものなので、深刻に受け止めすぎないことも大切です。

よくある質問

怖い花言葉の花を家に飾るのは縁起が悪いですか?

一般的には花言葉と運気は関係ないとされています。風水的にも、生花を飾ること自体は良いこととされており、花の見た目を楽しむ目的なら問題ありません。ただし、贈り物として人に渡す場合は別途配慮が必要です。

怖い意味があっても素敵な意味も持つ花はありますか?

多くあります。たとえばバラは色によって意味が変わり、赤バラは「愛情」、ピンクは「感謝」など、ポジティブな花言葉も豊富です。スノードロップも「希望」、クロユリも「恋」というポジティブな意味を併せ持っています。

花言葉は誰がいつ決めたものですか?

花言葉の起源は17世紀のトルコの風習「セラム」とされ、19世紀のヨーロッパで体系化されました。日本には明治時代に伝わり、独自の解釈や和の花の花言葉が追加されて広まりました。決定機関はなく、文化や時代によって変化します。

同じ花でも国によって意味が違うことはありますか?

はい、文化圏によって花言葉は大きく異なります。たとえば菊は日本では葬儀の花ですが、フランスでは死者を悼む花、イギリスでは「友情」、中国では「高貴」を意味するなど、まったく異なる解釈がされています。

小さな子どもやペットがいる家では、どの花に注意すればいいですか?

トリカブト、ベラドンナ、ジギタリス、スイセン、ヒガンバナ、イヌサフランなど毒を持つ植物は、手が届かない場所に置くのが基本です。切り花を生けた水も口に入らない高さに置き、切り戻した枝や花がらはその日のうちに片づけます。誤食が疑われるときは自己判断せず、医療機関や動物病院に相談してください。

花言葉が怖いかどうかは、どうやって調べればいいですか?

花の名前だけでなく「花の名前+色」で調べるのが基本です。同じ花でも色や本数で意味が変わり、西洋と日本で解釈が異なることもあります。花屋で用途と相手を伝えて相談すると、意味の面で問題の少ない組み合わせを提案してもらえることが多いです。

まとめ|花言葉は意味を知ってから選ぶのが安心

怖い花言葉を持つ花は、その由来を知ると神話や植物の性質と深く結びついていることがわかります。スノードロップやクロユリ、トリカブトなど、見た目は美しくても暗い意味を持つ花は意外と多いものです。

とくに恋人や母の日、結婚祝いといった大切な場面では、色や品種まで含めて花言葉を確認することが大切です。同じ花でも色が違えば意味も変わるため、贈る前に必ずチェックしておきましょう。

  • 怖い花言葉の多くは、神話・伝説・植物の毒や棘に由来する
  • 同じ花でも色や品種で意味が変わる(黄色いバラ、黒赤色のバラなど)
  • 恋人・母の日・結婚祝い・お見舞いは、とくに意味の確認が必要
  • 贈ってしまっても、正直に伝えてポジティブな花言葉を添えればフォローできる

まずは贈る相手と場面を決めて、候補の花を「名前+色」で調べるところから始めてみてください。気になる花があれば、この記事で紹介した個別の花言葉記事もあわせて確認できます。

怖い花言葉は神話・伝説・植物の性質に由来。プレゼントでは色・品種・場面の3つを確認すれば、誤解のない花選びができます。

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