葵(あおい)の花言葉を調べていると、「怖い意味があるらしい」という話も一緒に出てきて気になっていませんか。葵は初夏から夏にかけて背高く咲く花で、花言葉として紹介されるのは主にタチアオイのものです。この記事では、葵の花言葉4つとその由来、怖いと言われる理由の正体、誕生花の日付、名前が紛らわしい植物との違いまでを順に整理します。先に結論をお伝えすると、葵の花言葉は「野心」「大望」「豊かな実り」「気高く威厳に満ちた美」で、正式な花言葉に怖い意味はありません。
葵(アオイ)の花言葉一覧|まずは結論
葵の花言葉は「野心」「大望」「豊かな実り」「気高く威厳に満ちた美」です。まっすぐ天に向かって伸び、たくさんの花と実をつける姿から生まれた、前向きで力強い言葉が並びます。
夏の入り口を彩る葵は、見上げるほど背が高くなる花です。その堂々とした立ち姿が、そのまま花言葉のイメージにつながっています。
贈り物に使うときも、応援や門出のメッセージと相性のよい言葉がそろっています。まずは4つの花言葉を一覧で確認し、そのあとで由来や種類の違いを見ていきましょう。
葵の花言葉まとめ
- 野心
- 大望
- 豊かな実り
- 気高く威厳に満ちた美
葵の花言葉は「野心」「豊かな実り」「気高く威厳に満ちた美」
葵の花言葉は、どれも上を目指すエネルギーや実りの豊かさを感じさせます。背を高く伸ばして花を咲かせる姿は、夢に向かって進む人を応援するようにも見えますね。
「気高く威厳に満ちた美」は、まっすぐな茎に整然と花を並べる、その凛とした佇まいにちなんだ言葉です。応援や門出のシーンにぴったりの花といえます。
「野心」と「大望」はよく似ていますが、野心は内側から湧いてくる強い意欲、大望はめざす目標そのものの大きさ、というニュアンスで受け取られます。受験や就職、独立など、これから何かを始める人に向けて選ぶと意味が伝わりやすい花です。
「葵」が指す花はいくつかある(タチアオイが代表)
ひとくちに「葵」といっても、実はいくつかの植物を指します。花言葉として一般に紹介されるのは、初夏に咲くタチアオイ(立葵)のものです。
タチアオイはアオイ科の植物で、同じ仲間にゼニアオイやフユアオイ、さらにはムクゲやフヨウなども含まれます。この記事では、代表的なタチアオイの花言葉を中心に紹介していきます。
アオイ科にはハイビスカスや、野菜のオクラも含まれます。花の中心から長いおしべの柱が突き出す形が共通しているので、並べて見ると同じ仲間だと気づきやすいはずです。
一方、京都の葵祭や徳川家の家紋に使われる「葵」は、アオイ科ではないフタバアオイという別の植物です(後半の種類の項でくわしく紹介します)。ここで扱うのは、花壇や道ばたで見かけるタチアオイのほうだと考えてください。

葵の花言葉に怖い意味はある?
結論から言うと、葵に怖い花言葉はありません。「明日死ぬ」といった物騒な噂を見かけることもありますが、これは正式な花言葉ではなく、別の言い伝えが元になった話です。
むしろ葵の花言葉は前向きなものばかりなので、安心して楽しんだり贈ったりできます。
怖い花言葉を調べていて葵にたどり着いた人も多いはずですが、園芸や花贈りの場面で葵がタブー扱いされることはありません。ここでは、噂の出どころを「季節にまつわる言い伝え」と「名前の取り違え」の2つに分けて整理します。
「怖い」と言われる理由と本当のところ
葵が「怖い」と検索される背景には、季節の移ろいにまつわる言い伝えがあります。下から順に咲き上がる花が、てっぺんまで咲き終わるころには梅雨が明け、花の季節も終わることから、「終わり」のイメージと重ねて語られたものです。
つまり「終わり」を連想させる話であって、葵そのものに不吉な花言葉が定められているわけではありません。実際の花言葉は「大望」や「豊かな実り」など、希望にあふれた言葉です。
もうひとつの原因は、名前の取り違えです。「私は明日死ぬだろう」という花言葉を持つのは、ハンニチバナ科のゴジアオイ(午時葵)という別の植物とされています。正午ごろに咲いて夕方には散ってしまう半日花で、その短い花の命が花言葉の由来だと説明されます。
名前に「アオイ」とつくうえ、花の形もアオイ科に似ているため混同されやすいのですが、タチアオイとは科の違う植物です。花言葉を共有しているわけでもありません。「葵=明日死ぬ」という説明を見かけたら、この取り違えを疑ってよいでしょう。

怖い噂が気になっていた人も、これで安心して葵を楽しめますね。
贈り物・お祝いに使っても大丈夫
葵の花言葉は前向きなので、お祝いや応援の気持ちを伝える花としても向いています。「大望」「豊かな実り」は、新しい挑戦を始める人や、目標に向かってがんばる人への贈り物にぴったりです。
花束やアレンジメントに添えるほか、寄せ書きやメッセージカードに花言葉を書き添えるのもおすすめです。
ただし、タチアオイは草丈が2mほどになる大型の草花で、切り花として長く流通するタイプではありません。生花店の店頭で見かける機会は多くないため、贈るなら苗や鉢植え、種のパックのほうが手に入りやすいことが多いです。
花そのものが用意できないときは、写真やイラストのカードに花言葉を一行添える形でも気持ちは十分に伝わります。相手が花を育てない人なら、こちらのほうが負担になりません。


葵の花言葉の由来をやさしく解説
葵の花言葉は、その姿や育ち方からきています。まっすぐ伸びる茎、たくさんつく実、整然と並ぶ花。それぞれの特徴が、別々の花言葉のもとになっています。
ここでは4つの花言葉を「実りにまつわるもの」と「姿にまつわるもの」の2グループに分け、最後に「葵」という名前そのものの由来も見ていきます。由来を知っておくと、カードに書き添えるときや人に説明するときにも言葉に厚みが出ます。なお花言葉の由来には諸説があり、紹介するのは代表的な説だという点はふまえておいてください。
「野心・大望・豊かな実り」の由来
「野心」「大望」「豊かな実り」は、一本の茎にたくさんの花と実をつける性質に由来します。下から上へ次々と花を咲かせ、実を結んでいく姿が、努力の積み重ねや成果の豊かさを思わせるためです。
高く伸びていく姿も、上を目指す意欲のイメージと重なります。だからこそ、夢や目標に向かう人を象徴する花言葉になりました。
タチアオイは一本の茎に数十輪の花をつけ、咲き終わった花のあとには円盤のような形の実を残します。下の段で実が育っていくあいだも、上ではまだつぼみが控えている状態です。この「進みながら実らせる」姿が、努力と成果を同時に思わせる言葉につながったと説明されます。
「気高く威厳に満ちた美」の由来
「気高く威厳に満ちた美」は、すらりと高く伸びた茎に咲く、美しく整った花姿にちなみます。風に揺れながらも背筋を伸ばすような立ち姿が、品のある美しさを感じさせるのですね。
タチアオイは英語でホリホック(Hollyhock)と呼ばれ、日本でもその読みがそのままカタカナ名として定着しています。人の背丈を超える高さまで伸びるため、花壇では後列や塀ぎわに植えて景色の骨格をつくる使われ方をします。
つまり葵は、上から見下ろすのではなく、見上げる位置に花が並ぶ草花です。この見え方そのものが「気高い」「威厳」という言葉の感覚を支えている、と考えると腑に落ちるはずです。
名前「葵」の語源(仰ぐ日=あおひ)
「葵」という名前の語源には、アオイ科の植物が太陽の動きに合わせて葉を向ける性質が関わっています。太陽を「仰ぐ(あおぐ)」ことから「あうひ」となり、やがて「葵(あおい)」になったといわれています。
太陽を見上げて育つ植物、というイメージが名前にも宿っているわけです。明るく前向きな花言葉とも、しっくりなじみます。
葉が日ざしの向きに合わせて動く性質は、アオイ科の植物に広く見られるものです。ただし語源については諸説があり、太陽と結びつける説が代表的というだけで、一つに定まっているわけではありません。なお、上で触れた「あうひ」は歴史的仮名遣いでは「あふひ」と書かれます。書き方が違うだけで同じ語を指しており、その音がしだいに移り変わって、現在の「あおい」に落ち着いたと説明されます。
葵の種類と花言葉の違い
「葵」と呼ばれる花にはいくつか種類があり、見た目や名前の由来が少しずつ異なります。花言葉として紹介されるのは主にタチアオイですが、ほかの仲間も知っておくと選ぶときに役立ちます。
見分けの手がかりは、草丈と花の大きさ、そして葉のつき方です。同じ「葵」の名でも、2mを超えるものから地面近くで葉を広げるものまで幅があります。名前に「葵」とついていてもアオイ科ではない植物があるため、花言葉を調べるときは種類を確かめてからのほうが確実です。
タチアオイ・ゼニアオイ・フユアオイの違い
代表的な3種類の特徴を、表で整理してみましょう。同じアオイの仲間でも、名前の由来や姿に個性があります。
| 名前 | 特徴 | 名前の由来 |
|---|---|---|
| タチアオイ(立葵) | 2mほどに高く伸び、初夏に咲く代表種 | 茎がまっすぐ立つ姿から |
| ゼニアオイ(銭葵) | 直径3cmほどの小ぶりな花を咲かせる | 花が一文銭の大きさだったことから |
| フユアオイ(冬葵) | 古くから食用にもされた野草 | 冬でも葉が枯れにくいことから |
一般に「葵の花言葉」として親しまれているのは、ガーデニングでもおなじみのタチアオイのものです。背が高く存在感があるので、花壇のシンボルとしても人気があります。
一方、京都の葵祭で使われるフタバアオイ(双葉葵)は、ウマノスズクサ科の別の植物です。地面近くにハート形の葉を2枚つける山野草で、背の高いタチアオイとは姿がまったく違います。
徳川家の三つ葉葵の紋も、賀茂神社の神紋である二葉葵に由来するとされています。つまり家紋の「葵」とタチアオイは、同じ字を使うだけの別の植物ということです。花言葉を調べていて家紋や祭りの話が混ざりやすいのは、この字の共通性が理由です。
名前や見た目が似ていて取り違えられやすい花は、ほかにもあります。初夏に咲く花では、アヤメとショウブの混同がその代表です。


開花時期は6〜8月(梅雨〜夏)
タチアオイの開花時期は6月から8月ごろです。ちょうど梅雨入りのころに咲き始め、てっぺんの花が咲くころには夏本番を迎えるといわれます。
タチアオイには「梅雨葵(つゆあおい)」という別名もあり、下のほうの花が咲き始めるころに梅雨入り、いちばん上まで咲き上がるころに梅雨が明ける、と昔から言われてきました。江戸時代の随筆にも同じ趣旨の記述が残っています。
もちろん実際の梅雨明けと必ず一致するわけではありませんが、花の咲き上がり具合で季節の進みをはかる目安として親しまれてきました。散歩の途中に見かけたら、どの高さまで咲いているか確かめてみると楽しめます。
梅雨空の下でまっすぐ伸びる姿は、初夏の風物詩のひとつです。同じ時期に咲く花を知りたい人は、季節の花もあわせてチェックしてみてください。


葵の誕生花|何月何日?
葵(タチアオイ)は、6月18日・6月23日・8月18日の誕生花とされています。ちょうど開花の季節と重なる、初夏から夏にかけての日付です。
葵に3つの日付があるのもこのためで、「どれか一つだけが正解」というものではありません。贈るときは、相手の誕生日にあたる日を一つ選べば十分です。ここでは一般に紹介される3つの日付と、その使い分け方を整理します。
6月18日・6月23日・8月18日の誕生花
誕生日が近い人へのプレゼントに、その日の誕生花を添えると特別感が増します。葵が誕生花になる日に生まれた人には、「大望」や「豊かな実り」の花言葉とともに贈ると素敵です。
日付ごとに添える言葉を変えるのもおすすめです。6月18日・6月23日は梅雨のさなかで、葵が咲き始める「これから伸びていく」時期にあたります。新生活や新しい挑戦を応援する言葉と相性のよいタイミングです。
一方の8月18日は花期の終わりごろで、実がふくらむ時期と重なります。こちらは「豊かな実り」のイメージに寄せると、その年の努力をねぎらう贈り方ができます。同じ花でも、日付によって伝えたい言葉を選び分けられるわけです。
6月生まれの人へは、6月全体の誕生花を知っておくと贈り物の幅が広がります。


8月18日が近い人へ贈るなら、8月の誕生花もあわせて見ておくと候補を比べやすくなります。


よくある質問
- 葵の花言葉で一番有名なのはどれですか?
-
「野心」「大望」「豊かな実り」がよく知られています。まっすぐ伸びてたくさんの実をつける姿から生まれた、前向きな言葉です。
- 葵に怖い花言葉はありますか?
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正式な花言葉に怖い意味はありません。「明日死ぬ」といった噂は、季節の移ろいと結びついた言い伝えが元で、本来の花言葉とは別のものです。
- 葵はいつ咲く花ですか?
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代表種のタチアオイは6月から8月ごろに咲きます。梅雨のころに咲き始め、夏にかけて次々と花をつけます。
- 葵の誕生花は何月何日ですか?
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6月18日・6月23日・8月18日の誕生花とされています。誕生日プレゼントに添える花としてもおすすめです。
- 葵の花言葉は色によって変わりますか?
-
タチアオイでは色別の花言葉が紹介されることはほとんどありません。赤でも白でもピンクでも、同じ言葉で扱って問題ないということです。色は意味で選ぶ必要がないので、相手の好みや飾る場所の雰囲気で決めて構いません。
- 徳川家の家紋の葵は、この花と同じですか?
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別の植物です。見分け方はかんたんで、ハート形の葉が地面近くにあればフタバアオイ、背が高く花が縦に並んでいればタチアオイと考えてください。花言葉を検索するときは、タチアオイのほうを指しているか確かめると混乱しません。
まとめ|葵の花言葉
葵の花言葉は「野心」「大望」「豊かな実り」「気高く威厳に満ちた美」。どれも上を目指す力や、実りの豊かさを感じさせる前向きな言葉ばかりです。
「怖い」という噂はありますが、これは季節の移ろいにまつわる言い伝えで、正式な花言葉ではありません。安心して楽しんだり、お祝いや応援の気持ちを込めて贈ったりできます。
この記事のポイント
- 葵の花言葉は「野心」「大望」「豊かな実り」「気高く威厳に満ちた美」
- 怖い花言葉は正式には存在しない
- 代表種はタチアオイで、開花は6〜8月
- 誕生花は6月18日・6月23日・8月18日
まず選ぶなら、相手の場面に合う言葉を一つに絞るところから。挑戦を始める人には「大望」、努力が形になった人には「豊かな実り」、その人の在り方をたたえたいときは「気高く威厳に満ちた美」が合います。
まっすぐ天を仰いで咲く葵は、見ているだけで背筋が伸びるような花です。初夏に見かけたら、その堂々とした姿と前向きな花言葉を思い出してみてくださいね。









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