マリーゴールドの花言葉|怖い意味と贈り方を解説

マリーゴールドの花言葉を調べると、「変わらぬ愛」や「健康」といった明るい言葉のとなりに、「嫉妬」「絶望」という怖い言葉が並びます。贈り物に選んでいいのか、迷ってしまいますよね。

結論からいうと、広く知られているのは「変わらぬ愛」「可憐な愛情」「健康」「友情」「生命の輝き」の5つです。怖い花言葉はギリシャ神話の一場面に由来するもので、贈り物を避ける理由にはなりません。この記事では色別の意味、怖い花言葉の背景、種類や誕生花、贈るときの色選びまでをまとめて確認できます。

目次

マリーゴールドの花言葉一覧

マリーゴールドの花言葉は「変わらぬ愛」「可憐な愛情」「健康」「友情」「生命の輝き」の5つです。鮮やかな黄色やオレンジの花が持つ明るいイメージにぴったりの、前向きな言葉が並んでいます。

黄色とオレンジのマリーゴールドが花壇に咲いているイメージ
花言葉意味・ニュアンス
変わらぬ愛長く咲き続ける花姿から生まれた言葉
可憐な愛情小ぶりな花が愛らしい印象を与えることに由来
健康古くからハーブとして薬用に使われてきた歴史から
友情花壇の寄せ植えで他の花と調和する性質にちなむ
生命の輝き太陽のように鮮やかな花色から

表を見ると、愛情を表す言葉と、健康や生命力を表す言葉が並んでいることが分かります。和名の千寿菊(センジュギク)や万寿菊(マンジュギク)にも長寿を思わせる字が当てられ、日本でも縁起のよい花として親しまれてきました。春から秋まで咲き続ける花期の長さも、「変わらぬ愛」「生命の輝き」というイメージを支えています。

花言葉の由来はギリシャ神話と聖母マリア

マリーゴールドの花言葉には2つの由来があります。

1つ目はギリシャ神話です。水の妖精クリスティが太陽神アポロンに恋をし、毎日アポロンの姿を見つめ続けた結果、やがてその身体が黄金色の花に変わったという伝説があります。「変わらぬ愛」はこの一途な想いから生まれました。

2つ目は聖母マリアとの結びつきです。英語名「Marigold」は「Mary’s Gold(マリアの黄金)」が語源とされ、キリスト教の祝日には聖母マリアに捧げる花として使われていました。ここから「可憐な愛情」や「生命の輝き」といった花言葉が生まれたといわれています。

由来が神話と宗教の2系統に分かれているため、マリーゴールドの花言葉には性格の違う意味が同居しています。明るい意味と暗い意味は、どちらか一方だけが正しいわけではありません。贈る場面で伝えたい意味を選べば十分です。

マリーゴールドの花言葉は「変わらぬ愛」や「健康」など前向きなものが中心。贈り物にも使いやすい花です。

マリーゴールドの色別の花言葉

マリーゴールドは色によって異なる花言葉を持っています。黄色とオレンジの2色に分けて紹介します。

色別の花言葉が語られるのは、流通量の多い黄色とオレンジの2色です。赤や複色の品種は品種改良で生まれたもので、色ごとの意味が定着しているわけではありません。同じ黄色でもレモン色に近いものから山吹色まで幅があるので、手元の花がどちらとも言いにくい色なら、全般の花言葉を使えば問題ありません。

花言葉
黄色健康、可憐な愛情、下品な心
オレンジ予言、真心

黄色のマリーゴールドの花言葉

黄色のマリーゴールドの花言葉は「健康」「可憐な愛情」、そして「下品な心」です。

「健康」は、マリーゴールドが古くから薬草として使われてきた歴史に由来します。ヨーロッパでは傷薬や防虫剤として重宝されてきました。「可憐な愛情」は、小さな花びらが何重にも重なる愛らしい姿から生まれた言葉です。

一方で「下品な心」というネガティブな花言葉もあります。これはギリシャ神話で妖精クリスティが嫉妬から告げ口をしてしまったエピソードに由来するもので、黄色い花そのものに悪い意味があるわけではありません。

オレンジのマリーゴールドの花言葉

オレンジのマリーゴールドの花言葉は「予言」と「真心」です。

「予言」は、マリーゴールドが朝に花を開き夕方に閉じる性質を持つことから、未来を見通す力と結びつけられたとされています。「真心」は、太陽のように一途に咲き続ける姿が誠実さを連想させることが由来です。

オレンジは黄色に比べて花言葉の数が少なく、意味の受け取られ方がぶれにくい色です。大輪になるアフリカンマリーゴールドにはオレンジの品種が多く、花束にすると1本でも目を引きます。花壇では黄色と並べて植えると、同系色のグラデーションとしてまとまりが出ますよ。

オレンジのマリーゴールドにはネガティブな花言葉がなく、贈り物として特に安心して使える色です。

マリーゴールドの怖い花言葉と理由

マリーゴールドの花言葉を調べると「嫉妬」「絶望」「悲嘆」といった怖い言葉が出てきます。ただし、これらには明確な由来があり、必要以上に心配することはありません。

怖い花言葉は、マリーゴールドが持つ意味のごく一部です。暗い意味が生まれた背景は、大きく神話と色のイメージの2つに分けられます。由来を知っておくと、家族や友人から「怖い意味があるらしいよ」と言われたときにも落ち着いて説明できます。

「嫉妬」「絶望」「悲嘆」の由来

怖い花言葉の由来は、前述したギリシャ神話のクリスティのエピソードです。

ギリシャ神話のエピソード

  • 水の妖精クリスティは太陽神アポロンに恋をしていた
  • 嫉妬からアポロンの恋人である王女のことを王に告げ口してしまう
  • 怒った王は王女を生き埋めにしてしまった
  • 後悔したクリスティは9日間、地面に座ったまま太陽を見つめ続けた
  • やがてクリスティの身体は黄金色の花(マリーゴールド)に変わった

この神話における「嫉妬」「後悔」「絶望」の感情が、そのまま花言葉として残ったのです。

また、西洋では黄色は不吉さを暗示する色とされることがあり、黄色系の花にネガティブな花言葉がつきやすい背景もあります。バラやカーネーションの黄色にも「嫉妬」の花言葉があるのは同じ理由ですね。

海外では追悼と祝福を彩る花

マリーゴールドは、海外では古くから儀式の花として使われてきました。メキシコの「死者の日」では、センパスチルと呼ばれるオレンジ色のマリーゴールドが祭壇を飾ります。強い香りと鮮やかな色が、帰ってくる故人の魂を導く道しるべになると考えられてきました。

センパスチルという呼び名は、古典ナワトル語で「20の花」を意味する言葉に由来します。花びらを地面にまいて、お墓から家までの道をつくる地域もあります。死者の日は悲しむ行事ではなく、故人と一緒に過ごす明るいお祭りです。

一方インドでは、マリーゴールドは祝いの花として扱われています。寺院の飾りや結婚式の花輪に使われ、ディワリ祭では家々の入り口を彩ります。追悼にも祝福にも選ばれてきた花なので、暗い意味だけで語られる花ではないことが分かります。

贈り物にしても大丈夫?

怖い花言葉があると聞くと、贈り物にしていいのか不安になりますよね。

結論からいうと、マリーゴールドを贈ること自体にまったく問題はありません。花言葉は複数あるのが普通で、一般的に広く知られているのは「変わらぬ愛」「健康」などポジティブなものです。

ただし、お供えや弔事に使う場合の考え方は、地域や家庭の習慣によって違います。改まった場面で使うときは、用途を花屋に伝えて相談すると迷いません。

心配な場合はメッセージカードに「変わらぬ愛」「真心」など伝えたい花言葉を書き添えましょう。オレンジ色を選べばネガティブな花言葉を避けられるので、さらに安心です。

オレンジ色のマリーゴールドの花束のイメージ

マリーゴールドの種類と特徴・誕生花と開花時期

マリーゴールドにはいくつかの種類があり、見た目や用途が異なります。代表的な3種類を紹介します。

見分けるポイントは、花の大きさと草丈の2つです。花径5cm前後で株が横に広がるものがフレンチ、花径10cm前後で背が高くなるものがアフリカンと覚えておくと、園芸店の売り場でも迷いません。

なお、園芸店やハーブ売り場で「ポットマリーゴールド」「カレンデュラ」の名札を見かけることがありますが、これはキンセンカというキク科の別属の植物です。この記事で扱うマリーゴールド(タゲテス属)とは花も葉も違うので、購入するときは名札を確かめてください。

フレンチマリーゴールド

フレンチマリーゴールドは日本で最もよく見かける種類です。草丈は20〜30cmほどとコンパクトで、花壇やプランターの寄せ植えに人気があります。

花色は黄色・オレンジ・赤・複色と豊富で、八重咲きの品種が多いのが特徴。5月〜7月と9月〜11月に花を楽しめますが、真夏は花を休むことがあります。

花径は5cm前後で、枝分かれしながら横に広がって咲きます。フランスのパリで広まったことからフレンチと呼ばれますが、原産はメキシコ周辺です。梅雨明け前に株の高さを3分の2ほどに切り戻しておくと、秋にまた花数が戻りますよ。

アフリカンマリーゴールド

アフリカンマリーゴールドはフレンチに比べて花が大きく、草丈も30〜100cmと背が高い種類です。ボリュームのある大輪の花が華やかで、切り花や花壇の背景にも向いています。

花色は黄色とオレンジが中心で、1つ1つの花にボール状のまとまった存在感がありますよ。

花径は10cm前後になり、丸くまとまったポンポン咲きが主流です。アフリカンという名前ですが、原産はフレンチと同じメキシコ周辺です。草丈が高い品種は雨風で倒れやすいので、支柱を添えるか、草丈40cm前後の低い品種を選ぶと扱いやすくなります。

レモンマリーゴールド

レモンマリーゴールドはハーブとしても利用される種類です。葉にレモンのような爽やかな香りがあり、料理やハーブティーに使われることもあります。

花は小ぶりで一重咲きが多く、素朴な雰囲気が特徴。ナチュラルガーデンにもよく合います。

葉は細かく切れ込みが入り、軽くこすると香りが立ちます。花径2〜3cmの小輪が株いっぱいに咲くため、フレンチやアフリカンとは見た目の印象がかなり違います。鉢植えでも育てやすく、玄関先に置けば通るたびに香りを楽しめます。

種類の選び方

  • 花壇やプランターに → フレンチマリーゴールド
  • 切り花や華やかな演出に → アフリカンマリーゴールド
  • ハーブとして楽しみたい → レモンマリーゴールド

マリーゴールドは誕生花にも選ばれている花です。開花時期とあわせて確認しておきましょう。

誕生花の日付

マリーゴールドが誕生花とされている主な日付は以下のとおりです。

  • 5月26日
  • 6月5日
  • 7月18日
  • 8月20日
  • 9月2日

お誕生日が上の日付に当てはまる方へのプレゼントに、マリーゴールドの花言葉を添えたメッセージカードを贈ると喜ばれるかもしれません。

誕生花は定める団体や書籍によって内容が異なり、同じ日に複数の花が挙げられることも珍しくありません。上の日付に当てはまらないからといって、マリーゴールドを贈ってはいけないという決まりはありません。誕生日以外の贈り物でも、伝えたい花言葉に合う場面で選べば十分です。

開花時期と見ごろ

マリーゴールドの開花時期は5月〜11月ごろで、特に見ごろは6月〜9月の夏場です。アフリカンマリーゴールドは暑さに強く真夏も咲き続けますが、フレンチマリーゴールドは真夏にいったん花を休み、秋にまた咲く性質があります。

苗が多く出回るのは春の4月〜6月ごろで、秋の植え付け用に9月ごろ並ぶこともあります。ただし扱いは店や年によって幅があるため、育てたい品種が決まっているなら早めに探すほうが確実です。咲き終わった花をこまめに摘み取ると、次のつぼみが上がって花期が長くなりますよ。

マリーゴールドには防虫効果があり、コンパニオンプランツとして野菜と一緒に植えられることもあります。実用性と美しさを兼ね備えた花です。

マリーゴールドを贈るときのポイント

マリーゴールドを大切な人に贈りたいとき、色選びやスタイルのコツを押さえておくと安心です。

贈り物として選ぶときに決めることは、色・仕立て・添える言葉の3つです。花言葉の意味は色で変わり、飾り方は花束か鉢植えかで変わります。夏場は屋外で持ち歩く時間が短いほうが花が傷みにくいので、渡す時間帯も含めて考えておくと安心です。花屋で相談するときも、この3点を伝えるとイメージが早く固まります。

贈るシーン別おすすめの色

シーンおすすめの色伝わる花言葉
恋人・パートナーへオレンジ真心、変わらぬ愛
友人へのお祝い黄色友情、健康
お見舞い・快気祝いオレンジ健康、生命の輝き
母の日・敬老の日黄色×オレンジのミックス可憐な愛情、真心

ネガティブな花言葉が気になる場合は、オレンジ色を中心に選ぶのがおすすめです。黄色を選ぶときはメッセージカードにポジティブな花言葉を添えると、贈る側も受け取る側も安心できますよ。

表の組み合わせはあくまで目安なので、相手に好きな色があればそちらを優先して構いません。2色を混ぜるときは、オレンジを多めにして黄色を差し色にすると、花束全体が落ち着いた印象になります。包装紙や花器を白やクラフト系にすると、鮮やかな花色が引き立ちます。

花束・鉢植えの選び方

花束は、渡したその日の華やかさを出せる仕立てです。マリーゴールドは茎がしっかりしていて形が崩れにくいので、小ぶりの花束でもまとまりよく見えます。持ち帰る時間が短い場面や、その場で飾ってもらえる場面に向いています。

鉢植えは、長く楽しんでもらえるのが利点です。日当たりのよい場所に置き、土の表面が乾いたら水をやる程度で育ちます。ベランダや玄関先に置き場所がある相手なら、花が終わるまで数か月にわたって楽しめます。

ガーデニングが好きな相手には、花壇に植えられる苗を数株そろえて贈る方法もあります。価格は仕立てや時期によって幅があるので、予算を先に伝えて花屋に相談するのが早道です。

マリーゴールドは色選びとメッセージカードを工夫すれば、どんなシーンでも安心して贈れる花です。

マリーゴールドの鉢植えギフトのイメージ

よくある質問

花束と鉢植え、どちらがいい?

手軽に贈りたいなら花束、長く楽しんでもらいたいなら鉢植えがおすすめです。マリーゴールドは丈夫で育てやすいので、ガーデニング初心者の方にも鉢植えを喜んでもらえるでしょう。

他の花と組み合わせてもいい?

マリーゴールドは他の花とも相性がよく、ひまわりやガーベラと合わせると明るい雰囲気の花束になります。ラベンダーやブルーサルビアなど青系の花と合わせると、色のコントラストが映えますよ。

切り花にしたマリーゴールドを長持ちさせるコツは?

水に浸かる部分の葉を取り除き、毎日水を換えると持ちがよくなります。茎の切り口は水の中で斜めに切り直すと、水を吸い上げやすくなります。直射日光やエアコンの風が当たる場所は避けて飾りましょう。

メッセージカードには花言葉をどう書けばいい?

「変わらぬ愛を込めて」「健康を願って」のように、伝えたい花言葉を一言添えるだけで十分です。花言葉が複数あることに触れたい場合も、書くのは1つだけにすると意図がぼやけません。日付や名前を添えると、あとから見返したときに思い出が残ります。

マリーゴールドに防虫効果があるというのは本当?

根から出るα-ターチエニールという成分が土の中のセンチュウに働くため、家庭菜園ではトマトやキュウリの株間に植えられます。花や葉の香りを嫌う虫もいますが、すべての害虫に効くわけではありません。虫よけを目的にするなら、畑の中に点々と混ぜて植えるのが一般的です。

まとめ

マリーゴールドの花言葉について、全般の意味から色別・怖い花言葉の由来まで紹介しました。

マリーゴールドの花言葉は「変わらぬ愛」「可憐な愛情」「健康」「友情」「生命の輝き」。色別では黄色が「健康・可憐な愛情」、オレンジが「予言・真心」です。「嫉妬」「絶望」などの怖い花言葉はギリシャ神話が由来で、贈り物にする際は心配いりません。

最後に、贈るときの進め方を3つのステップで整理します。

  • 飾る場所を確認して、花束にするか鉢植えにするかを決める
  • 花言葉が気になるならオレンジを中心に、明るさを出したいなら黄色を混ぜる
  • 夏場は持ち歩く時間が長くならないよう、受け取る時間を先に決めておく

鮮やかな花色と前向きな花言葉を持つマリーゴールドは、大切な人への贈り物にもぴったりの花です。メッセージカードに花言葉を添えて、気持ちを届けてみてはいかがでしょうか。

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