小学校の授業時間は1コマ何分?45分の根拠と1日の時間の使い方

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小学校の授業は1コマ45分が基本です。中学校や高校の50分より短く、この45分という長さは学校教育法施行規則で「1単位時間」として定められています。ただし、実際の1日は授業だけで進むわけではなく、5分の休み時間や20分ほどの中休み、給食や掃除の時間が組み合わさって時程表ができています。この記事では、45分という長さの根拠、休み時間を含めた1日の進み方、学年別の年間授業時間、そして45分を分けて使う「モジュール学習」までをまとめて整理します。

目次

小学校の授業時間は1コマ45分|まずは結論

小学校の時間割にある「1時間目」「2時間目」は、いずれも45分です。全国のほとんどの小学校がこの長さを採用しているため、学校が変わっても1コマの感覚は大きく変わりません。

ここで押さえておきたいのは、45分が「授業の長さ」であると同時に「授業時数を数えるときの単位」でもあるという点です。学校からのお便りに出てくる「年間◯◯時間」「◯コマ」という数字は、すべてこの45分を1つとして数えたものになります。

小学校の1コマは45分。中学校・高校の50分より5分短く、この差は6年間で子どもの集中力に合わせた設計になっています。

45分は「1単位時間」として決められている

小学校の教育課程は、学校教育法施行規則で枠組みが決められています。同規則の別表第一には学年ごとの授業時数が示されており、その備考に1単位時間を45分として計算するという趣旨の定めがあります。中学校について定めた別表第二では、これが50分になります。

つまり45分は、時計で計った授業の長さであると同時に、国が定める標準授業時数を数えるためのものさしでもあります。1年生の年間850コマという数字も、45分を850回積み上げた量を意味しています。

「45分」と「1単位時間」の関係

45分はあくまで計算上の単位であり、毎回きっちり45分で区切らなければならないという意味ではありません。各教科の特質に応じて授業を組み立てられるよう、学校側にはある程度の裁量が認められています。

そのため、45分の枠を分割して短い学習を積み重ねたり、2コマ続きの90分でじっくり取り組んだりする形も、授業時数として数えることができます。

40分授業など45分ではない学校もある

「うちの子の学校は40分授業だけれど大丈夫だろうか」と気になる方もいるかもしれません。1コマを40分に設定している小学校は実際にあり、これは決まりに反するものではありません。

1コマを短くした場合は、その分だけコマ数を増やして必要な学習量を確保するのが一般的です。1日の授業を1コマ増やせる、下校時刻を早められる、集中の続く低学年に合わせやすい、といった狙いで導入されます。

自分の子どもが通う学校の1コマが何分かは、年度初めに配られる日課表(時程表)で確認できます。学校だよりやホームページに掲載されていることも多いので、習い事の時間を決める前に一度目を通しておくと安心です。

授業時間と休み時間で1日はこう進む

1日の学校生活は、45分の授業と、その間にはさまる休み時間の組み合わせでできています。休み時間の長さについては法令の定めがなく、それぞれの学校が日課表で決めています。ここでは多くの小学校で見られるパターンを見ていきましょう。

授業のあいだの休み時間は5分前後

1時間目と2時間目のあいだのような通常の休み時間は、5分から10分程度です。教室の移動、次の授業の準備、トイレを済ませるための時間という位置づけになります。

体育で校庭や体育館へ移動する日、図工室や音楽室を使う日は、この5分が慌ただしくなります。低学年のうちは移動そのものに時間がかかるため、次の準備まで手が回らないこともあります。

中休み(業間休み)は20分ほど

2時間目と3時間目のあいだには、20分前後の長めの休み時間を置く学校が多くあります。中休み・業間休み・なかよしタイムなど、呼び方は学校によってさまざまです。

校庭で遊べるまとまった時間として使われるほか、全校での縄跳びやマラソン、集会の時間に充てる学校もあります。午前中の折り返し地点で体を動かすことで、後半の授業に向けて気分を切り替える役割も持っています。

中休みに校庭で縄跳びや鬼ごっこをして遊ぶ小学生のイメージ

給食・昼休み・掃除の時間

4時間目が終わると給食です。準備・配膳から片付けまでを含めて45分前後を確保している学校が多く、そのあとに20分ほどの昼休み、15分程度の掃除の時間が続きます。

この給食から掃除までのまとまりは、合わせると1時間半近くになります。授業時間だけを足し算しても下校時刻が読めないのは、この昼の時間帯が大きいためです。

1日の流れを時刻に置き換えると、次のようなイメージになります。始業が8時45分の学校をモデルにした一例です。

時刻の目安内容長さ
8:30〜8:45朝の会・朝読書15分
8:45〜9:301時間目45分
9:35〜10:202時間目45分
10:20〜10:40中休み(業間休み)20分
10:40〜11:253時間目45分
11:30〜12:154時間目45分
12:15〜13:00給食45分
13:00〜13:20昼休み20分
13:20〜13:35掃除15分
13:40〜14:255時間目45分
14:30〜15:156時間目45分

上の表はあくまで一例です。始業時刻・中休みの長さ・掃除を昼に行うか放課後に行うかは学校ごとに違います。正確な時刻は日課表で確認してください。

なお、始業時刻から逆算した朝の登校時間については、次の記事で詳しく整理しています。

学年別|年間の授業時間はどれくらいになる?

1コマの長さが分かると、次に気になるのが「1年間でどれくらい授業を受けるのか」です。学年ごとの年間授業時数は標準授業時数として国が示しており、これを45分で掛け算すれば実時間に直せます。

標準授業時数を「時間」に直すと

学年が上がるにつれてコマ数は増え、4年生以降は横ばいになります。45分換算した年間の実時間は次のとおりです。

学年年間の標準授業時数45分換算した年間の授業時間
1年生850コマ約637時間30分
2年生910コマ約682時間30分
3年生980コマ735時間
4年生1,015コマ約761時間15分
5年生1,015コマ約761時間15分
6年生1,015コマ約761時間15分

6年間を合計すると5,785コマ、時間に直すとおよそ4,339時間になります。日数に換算すれば180日分を超える計算で、子どもが小学校で過ごす学習時間の総量が見えてきます。

週あたりのコマ数の目安

授業は年間35週以上にわたって行うこととされています(1年生のみ34週以上)。年間時数を35で割ると、1週間あたりのコマ数の目安が分かります。

  • 1年生:週24コマ前後(4時間授業と5時間授業が中心)
  • 2年生:週26コマ前後(週に1〜2日は6時間授業)
  • 3年生:週28コマ前後(週に2〜3日は6時間授業)
  • 4〜6年生:週29コマ前後(週に3〜4日は6時間授業)

実際の時間割は、この目安より少し多めに組まれるのが普通です。行事や学級閉鎖、悪天候による休校で授業ができない日が出ても、年度末までに必要な学習を終えられるようにするためです。

学年ごとの時間割の中身や、どの教科が何コマ入るのかは、次の記事にまとめています。

45分を分けて使う「モジュール学習」と短縮授業

時間割を見ていると、45分の枠に収まらない時間帯を見つけることがあります。朝の15分間の学習や、期末の短縮授業がその代表です。これらも授業時間の一部として計画されています。

15分×3で1コマ分にする短時間学習

朝の会の前や中休みの後に、10〜15分ほどの短い学習の時間を設けている学校があります。この短時間学習はモジュール学習と呼ばれ、たとえば15分を3回積み重ねて45分=1コマとして授業時数に数えることができます。

取り上げられるのは、繰り返しの積み重ねが効果的な内容です。外国語の音声に慣れる活動、漢字や計算の練習、音読などがよく行われています。

短時間学習を授業時数に数えるには、教科の特質に照らして教育効果が高められると認められることが前提です。単に細切れにすればよいというものではなく、年間指導計画の中に位置づけて実施されます。

行事の日・短縮日課で授業時間が変わるとき

年間を通して、通常どおりの時程で進まない日もあります。よくあるのは次のような場面です。

  • 始業式・終業式の日(授業なし、または1〜2コマのみ)
  • 個人懇談・家庭訪問の期間(午前中で下校する短縮日課)
  • 運動会や学習発表会の前後(練習を組み込むため時間割を入れ替える)
  • 遠足・社会科見学の日(1日を通した活動として扱う)

短縮日課の日は1コマを40分に縮めるなど、学校ごとにやり方が決まっています。下校時刻が普段と大きく変わるため、学童や習い事を利用している家庭は学年だよりで日程を確認しておくと慌てずに済みます。

短縮日課は学期末や行事前に集中します。4月・7月・12月・3月は特に変則的な日が多いので、月初めに配られるお便りを保存しておくと安心です。

教室の黒板の横に貼られた1日の時程表と時計のイメージ

中学校・高校とくらべた授業時間の違い

小学校を卒業すると、1コマの長さも1日の過ごし方も変わります。あらかじめ違いを知っておくと、進学後の生活をイメージしやすくなります。

中学校・高校は1コマ50分

中学校の1単位時間は50分です。年間の標準授業時数は1年生から3年生まで一律1,015コマで、小学校高学年と同じコマ数を、1コマ5分長い時間で受けることになります。

校種1コマの長さ年間授業時数の考え方
小学校45分学年ごとに850〜1,015コマ
中学校50分全学年1,015コマ
高校50分50分×35回の授業を1単位として計算

高校では「時数」ではなく「単位」で学習量を数えます。50分の授業を35回受けると1単位という数え方で、卒業までに必要な単位数が決められている点が小・中学校と異なります。

なお、小学校と中学校をひとつの学校として9年間で運営する義務教育学校もあります。前期課程(1〜6年)は小学校と同じ扱いになるため、1コマは45分が基本です。

学年が上がるほど在校時間が長くなる

1年生は4時間授業と5時間授業が中心で、給食後や5時間目の終わりに下校します。学年が上がると6時間授業の日が増え、高学年では週の大半が6時間授業になります。

さらに高学年では、委員会活動やクラブ活動が時間割に組み込まれます。放課後に使える時間は入学当初より確実に短くなるため、習い事や通塾を検討する場合は、6時間授業の曜日を避けて計画を立てるのが現実的です。

1コマの長さは6年間変わりませんが、1日のコマ数は学年とともに増えます。「授業時間が長くなった」と感じるのは、コマ数が増えているためです。

小学校の授業時間についてよくある質問

小学校の授業は1コマ何分ですか?

45分です。学校教育法施行規則の別表で、小学校の1単位時間は45分として計算することが示されています。中学校は50分になります。

休み時間は何分ありますか?

授業のあいだは5〜10分、2時間目と3時間目のあいだの中休みは20分前後が一般的です。休み時間の長さに法令の定めはなく、各学校が日課表で決めています。

1コマが40分の学校は問題ないのですか?

問題ありません。45分は授業時数を数えるための単位時間であり、各学校は教育上必要な範囲で時程を工夫できます。1コマを短くした場合は、その分コマ数を増やして学習量を確保するのが一般的です。

1年間の授業時間は合計何時間になりますか?

45分換算で、1年生が約637時間、4〜6年生が約761時間です。6年間の合計はおよそ4,339時間になります。実際には標準授業時数より少し多めに時間割が組まれる学校がほとんどです。

朝の15分間の学習も授業時間に入りますか?

年間指導計画に位置づけられた短時間学習(モジュール学習)であれば、積み重ねて授業時数に数えることができます。15分を3回で45分=1コマという扱いです。読み聞かせや朝読書のように、教科の学習として計画されていない時間は含まれません。

授業時間の長さは学校でどこを見れば分かりますか?

年度初めに配られる日課表(時程表)に、始業から下校までの時刻が載っています。学校のホームページや学校だよりに掲載されていることもあります。短縮日課の予定は学年だよりで確認できます。

まとめ|45分を軸に1日の時間はできている

小学校の授業時間は1コマ45分。これは学校教育法施行規則が定める1単位時間で、年間の標準授業時数もこの45分を単位として数えられています。1年生は年850コマ、4年生以降は年1,015コマが基準です。

ただし、実際の1日は45分の授業だけでできているわけではありません。5分の休み時間、20分ほどの中休み、給食から掃除までの1時間半近い時間帯が組み合わさって、下校時刻が決まります。授業のコマ数だけで帰宅時間を見積もると、1時間近くずれることもあります。

また、朝の15分学習を積み上げて1コマとするモジュール学習や、学期末の短縮日課のように、45分の枠を柔軟に使う仕組みもあります。1コマ40分の学校があるのも同じ理由です。

1コマ45分は全国共通の目安。ただし始業時刻・休み時間・下校時刻は学校ごとに違います。わが家の予定を組むときは、日課表と学年だよりを手元に置いて確認しましょう。

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