小学校の修学旅行は何年生でいつ行く?行き先・費用・持ち物の基本まとめ

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小学校の修学旅行は、6年生で行う学校がもっとも多く、1泊2日で近隣の観光地や歴史の街を回る形が定番です。時期は春(5〜6月)と秋(9〜11月)に分かれ、行き先は住んでいる地域によってほぼ決まっています。

この記事では、何年生でいつ行くのかという基本から、地域別の定番の行き先、費用の目安と積立の仕組み、持ち物リスト、お小遣いのルールまでをまとめました。子どもが初めて親元を離れて泊まる行事なので、保護者が先に流れをつかんでおくと準備がぐっと楽になります。

目次

小学校の修学旅行は何年生でいつ行く?日数は?

結論から言うと、多くの小学校では6年生の1年間のうちに、1泊2日で実施します。ただし学年・時期・日数のいずれも学校ごとに決まっており、全国共通のルールがあるわけではありません。まずは全体像を早見表で確認しておきましょう。

項目もっとも多い形ほかにある形
学年6年生5年生(5年で修学旅行、6年で卒業遠足という学校もある)
時期春(5〜6月)/秋(9〜11月)4月下旬・12月上旬に行う学校もある
日数1泊2日日帰り/2泊3日
移動手段貸切バス新幹線・在来線・フェリー(地域による)
行き先同じ都道府県内〜隣県京都・奈良・東京など遠方(中学校ほどは遠くない)

学年・時期・行き先は、4月の学年だより、または保護者会で配られる年間行事予定にほぼ確実に書かれています。まずは手元の資料を確認するのが最短です。

6年生で行く学校が中心。5年生で行う学校もある

小学校の修学旅行は、最高学年である6年生の行事として組まれるのが一般的です。卒業を控えた学年の思い出づくりという意味に加えて、社会科で学ぶ歴史や産業の内容と結びつけやすいことも理由になっています。

一方で、5年生で実施する学校も一定数あります。この場合は、5年生で修学旅行、6年生で日帰りの卒業遠足という組み合わせになることが多いようです。また、5年生では「林間学校」「自然教室」といった宿泊学習を別に行い、6年生の修学旅行とは目的を分けている学校もあります。

「6年生修学旅行」で検索する方が多いのはこのためで、実際に大多数の小学校は6年生実施です。ただし自分の子の学校がどちらかは、年間行事予定を見るまで断定できません。

時期は春と秋の二極。学校の事情で決まる

実施時期は、大きく春(5〜6月)と秋(9〜11月)に分かれます。どちらも気候が安定していて、屋外での見学がしやすい季節です。

春と秋、それぞれが選ばれる理由
  • 春(5〜6月)|学年が始まってすぐに大きな行事を置くことで、クラスの関係づくりに役立てられる。梅雨入り前に済ませたいという事情もある
  • 秋(9〜11月)|運動会や学習発表会と並ぶ2学期の柱。紅葉の時期と重なり、社会科見学として内容を深めやすい
  • 共通の事情|宿泊先やバスの予約が取れるかどうかで、最終的な日程が前後することもある

秋に実施する学校では、10月に運動会・中間の学習発表会・修学旅行が重なることも珍しくありません。学校行事が立て込む月の全体像は、次の記事でまとめています。

修学旅行を11月に実施する学校では、学習発表会や持久走大会と同じ月に重なります。11月の行事の並びは、次の記事で校種別に整理しています。

日数は1泊2日が主流。日帰り・2泊3日の学校も

小学校の修学旅行は1泊2日が主流です。中学校・高校が2泊3日以上になることが多いのに対し、小学生は体力面や費用面の負担を考えて短めに設定されます。

ただし例外もあります。行き先が近く、日帰りで十分に見学できる地域では日帰り実施の学校もあります。逆に、離島や本州から遠い地域では移動に時間がかかるため、2泊3日を取る学校もあります。日数は「距離」でほぼ決まると考えてよいでしょう。

【地域別】小学校の修学旅行の行き先|定番コース

小学校の修学旅行の行き先は、住んでいる地域ごとにほぼ「定番」が決まっています。同じ市内の小学校なら、多くが同じ方面へ向かうというケースも珍しくありません。移動時間を抑えつつ、社会科で学んだ内容を実地で確認できる場所が選ばれるためです。

住んでいる地域定番の行き先主な見学テーマ
北海道道内(洞爺湖・登別・函館 など)火山と自然、開拓の歴史
東北会津若松・仙台・東京歴史(会津)、都市の機能
関東日光・鎌倉・箱根・東京都心世界遺産の社寺、武士の時代
中部・北陸京都・奈良・伊勢志摩・名古屋古都の文化財、産業
近畿伊勢志摩・広島・奈良・京都神宮・平和学習
中国・四国広島(平和記念公園)・岡山・香川平和学習
九州・沖縄長崎・熊本・大分・県内平和学習、南蛮貿易の歴史

表はあくまで代表例です。同じ都道府県でも市町村によって行き先は変わりますし、近年は貸切バスの手配状況や費用の上昇によって、以前より近場に変更する学校もあります。

小学生が班行動で地図を見ながら歩いているイメージ

関東は日光・鎌倉。世界遺産と武士の時代を学ぶ

関東地方の小学校でもっとも多いのが日光です。日光東照宮を中心とする社寺は世界遺産に登録されており、6年生の社会科で学ぶ江戸時代の内容と直結します。華厳の滝や中禅寺湖を組み合わせ、自然と歴史の両方を一度に見学できるのも選ばれる理由です。

神奈川県や東京都西部の学校では鎌倉が定番です。鶴岡八幡宮や大仏を回りながら、班ごとに地図を見て歩く「班別行動」を組み込みやすい点も、小学校の行事と相性がよいところです。

中部・近畿は京都・奈良・伊勢志摩

中部・北陸から関西方面へ向かう学校では、京都・奈良が定番です。清水寺や金閣寺、東大寺の大仏など、教科書に載っている建物を実際に見られることが大きな価値になります。

近畿地方の小学校では、逆に伊勢志摩(三重県)が多く選ばれます。地元に京都・奈良がある地域では、あえて別の方面へ足を伸ばす形です。伊勢神宮の参拝に加えて、真珠の養殖など地域産業の学習を組み合わせるコースがよく組まれます。

中国・四国・九州は平和学習が中心テーマ

中国・四国地方では広島、九州では長崎が定番です。どちらも平和記念公園や原爆資料館の見学を柱にした「平和学習」が目的に据えられています。事前学習として折り鶴を作ったり、戦争について調べたりする課題が出る学校も多くあります。

北海道は面積が広いため、多くの学校が道内で完結します。洞爺湖・登別・昭和新山を回る火山コースが伝統的な定番で、地形の成り立ちを学ぶ内容と結びついています。

修学旅行の費用の目安と内訳|積立とお小遣い

小学校の修学旅行の費用は、1泊2日でおおむね2万円台〜3万円台に収まる例が多く見られます。ただし行き先の距離・移動手段・宿泊先によって差が大きく、日帰りならもっと安く、新幹線や飛行機を使う地域ではこれを上回ることもあります。

費用の内訳|何にいくらかかっているのか

学校から配られる案内には内訳が示されることが多いですが、おおまかには次のような構成です。

費目内容
交通費貸切バス代、鉄道・フェリー運賃
宿泊費ホテル・旅館の1泊分(夕食・朝食を含む)
食事代昼食・見学先での食事
見学料拝観料、資料館の入館料
保険料旅行中の傷害保険
その他ガイド料、写真代、しおりの印刷費など

近年は貸切バスの運賃や燃料費、宿泊料金の上昇を受けて、以前より費用が上がっている学校もあります。金額に不安がある場合は、後述の就学援助制度の対象になるかを学校に相談してみてください。

積立で少しずつ払うのが一般的

修学旅行費は、当日にまとめて支払うのではなく数か月〜1年以上かけた積立で集めるのが一般的です。給食費などと同じ口座から、毎月一定額が引き落とされる形が多くなっています。

積立を5年生のうちから始める学校もあり、その場合は「まだ先の行事なのに引き落としが始まっている」という状態になります。引き落とし額の内訳が分からないときは、学校に確認すれば教えてもらえます。

経済的な理由で修学旅行費の負担が難しい場合、市区町村の「就学援助制度」で修学旅行費が支給対象になることがあります。制度の名称・対象・申請時期は自治体ごとに異なるため、学校または教育委員会に問い合わせてください。

お小遣いは学校が上限を決めていることが多い

お土産などに使うお小遣いは、修学旅行費とは別に自分で持っていきます。金額の上限は学校が指定するのが一般的で、しおりに「お小遣いは○○円まで」と明記されます。小学校では3,000〜5,000円の範囲で上限を設ける例がよく見られます。

お小遣いで気をつけたいこと
  • 指定額を超えて持たせない。金額の差はトラブルのもとになりやすい
  • 小銭を混ぜて用意する。千円札だけだと会計に時間がかかる
  • 財布は首から下げられるタイプか、ポケットに入る小さめのものが安心
  • 誰に何を買うかを出発前に決めておくと、使いすぎを防げる

お小遣いの考え方そのものについては、次の記事も参考になります。

持ち物リスト|必需品・あると便利・持って行かないもの

持ち物は学校のしおりに書かれたリストが絶対の基準です。ここではそれを補う形で、忘れやすいもの・あると助かるもの・トラブルになりやすいものを整理します。荷物は子ども自身に詰めさせると、現地で「どこに入れたか分からない」を防げます。

必需品|これがないと困るもの

1泊2日の基本セット
  • しおり・筆記用具・メモ帳(見学先でメモを取る課題が出ることが多い)
  • 着替え一式(下着・靴下・翌日の服)、パジャマ
  • タオル・ハンカチ・ティッシュ・歯みがきセット
  • お小遣いと財布、ビニール袋(汚れ物・ぬれた物を分ける)
  • 雨具(折りたたみ傘またはレインコート)、健康保険証のコピー

雨具は、行き先や活動内容によって「傘ではなくレインコート」と指定されることがあります。班別行動で両手を空けたい場面や、人混みでの傘の扱いを避けたい場合です。しおりの指定を必ず確認してください。

あると便利なもの

必需品ではないものの、あると子どもが自分で動きやすくなるものがあります。

  • 圧縮できる袋・小分けのポーチ|「1日目の服」「2日目の服」と分けておくと、宿で荷物をひっくり返さずに済みます
  • 絆創膏|靴ずれ対策。歩く距離が長い行程では役立ちます
  • エチケット袋|バス移動が長い場合に。酔いやすい子は必ず
  • おりたたみのエコバッグ|お土産が増えたときに荷物をまとめられます
  • 記名した予備のマスク|見学先で必要になる場面に備えて

持って行かないほうがよいもの

多くの学校では、次のものが禁止または「持たせないように」と案内されます。

持って行かないもの理由
スマートフォン・ゲーム機紛失・破損のトラブル。ほとんどの学校で禁止
高価な財布・アクセサリーなくしたときの影響が大きい
指定額を超えるお金持ち物のルール違反になる
大量のお菓子就寝時間や部屋のルールと関わる。上限を決める学校が多い
大きすぎるキャリーバッグバスのトランクや宿の部屋で扱いにくい

持ち物には、すべて記名を。同じ学年で似たタオルや水筒が並ぶため、名前がないと落とし物が持ち主に戻りません。バッグの内側や靴の裏など、見えにくい場所にも書いておくと安心です。

出発前に家庭でやっておきたい準備

荷造り以外にも、家庭でできる準備があります。とくに初めて親元を離れて泊まる子にとっては、心の準備のほうが大切なこともあります。

修学旅行のしおりと荷物を広げて準備している机の上のイメージ

しおりを親子で読み合わせる

しおりには、日程・集合時間・持ち物・部屋割り・緊急連絡先まで、必要な情報がすべて載っています。配られたら、その日のうちに親子で一度目を通しておきましょう。

読み合わせのときは、「何時にどこに集合か」「班のメンバーは誰か」「見学先で何を調べる課題があるか」の3点を子ども自身に説明させてみてください。声に出して説明できれば、当日の見通しが立っている証拠になります。

1週間前から生活リズムを整える

修学旅行は集合時間が早く、歩く距離も長くなります。前日だけ早寝させても体は切り替わりません。1週間ほど前から、就寝と起床の時間を旅行当日に近づけておくとスムーズです。

バス移動が長い行程では、乗り物酔いへの備えも必要です。酔い止めを使う場合の用法・タイミングは学校への申告が必要なことが多いので、しおりの記載や担任への確認をしてから準備してください。持病がある場合や薬を持参する場合も同様に、事前に学校へ相談しておくのが基本です。

班決め・部屋割りが不安なときの声かけ

修学旅行が近づくと、班や部屋のメンバーで気持ちが揺れる子がいます。「行きたくない」と言い出したときは、行事そのものより人間関係が理由になっていることも少なくありません。

まずは否定せずに話を聞き、具体的に何が不安なのかを一緒に整理してみてください。そのうえで担任に相談すれば、班の組み方や当日の配慮を検討してもらえる場合があります。早めに伝えるほど、学校側も対応の幅を持てます。

修学旅行の準備でいちばん効くのは、「しおりを子ども自身に読ませて、当日の流れを言葉で説明させる」ことです。荷物は親が詰められますが、見通しは本人にしか持てません。

クラスでスローガンを決める学校も多くあります。言葉が決まらないときは、例文をまとめた次の記事が使えます。

よくある質問

修学旅行と林間学校・宿泊学習は何が違うのですか?

修学旅行は歴史や産業などを見学して学ぶことが主な目的で、6年生で行うことが多い行事です。林間学校や自然教室は、自然体験や集団生活そのものを目的としており、5年生で実施する学校が多く見られます。両方を行う学校もあります。

当日に熱が出て行けなくなったら、費用は戻ってきますか?

すでに支払い済みのバス代や宿泊費など、キャンセルできない分は返金されないことがあります。返金の範囲は契約内容によって変わるため、事前に配られる案内を確認し、不明な点は学校に問い合わせてください。欠席の連絡は分かった時点ですぐ入れるのが基本です。

スマートフォンは持って行けますか?

ほとんどの小学校で禁止されています。紛失・破損や、撮影をめぐるトラブルを避けるためです。連絡が必要な場面では学校の教員が対応します。どうしても事情がある場合は、事前に担任へ相談してください。

カメラは持って行っていいですか?

使い捨てカメラなど、簡単なものであれば許可されている学校もあります。ただし学校ごとにルールが異なり、まったく持ち込み不可という場合もあります。しおりの持ち物欄に記載がなければ、担任に確認するのが確実です。

行き先は自分たちで選べますか?

行き先は学校が決めるため、児童や保護者が選ぶことはできません。ただし現地での班別行動では、班ごとに見学ルートや昼食の場所を決められることがあります。その部分が子どもたちの計画の見せどころになります。

まとめ|小学校の修学旅行は「6年生・1泊2日・地域の定番地」が基本形

小学校の修学旅行は、6年生で1泊2日、地域ごとに決まった定番の行き先へ向かうのが基本の形です。時期は春と秋に分かれ、費用は積立で少しずつ払っていきます。

  • 学年|6年生が中心。5年生で行う学校もある
  • 時期|春(5〜6月)または秋(9〜11月)
  • 日数|1泊2日が主流。距離によって日帰り・2泊3日も
  • 行き先|関東は日光・鎌倉、中部は京都・奈良、近畿は伊勢志摩、中国四国九州は広島・長崎
  • 費用|1泊2日で2万円台〜3万円台の例が多い。積立で徴収
  • 持ち物|しおりのリストが絶対の基準。記名を忘れずに

ここに書いた内容はすべて「多くの学校ではこう」という一般的な傾向です。自分の子の学校の正解は、配られた年間行事予定としおりの中にあります。まずはそこを確認し、足りない情報を担任に聞くのがいちばん確実です。

初めて親元を離れて泊まる行事は、子どもにとって大きな一歩です。荷物を一緒に確認しながら、当日の流れを話す時間そのものが準備になります。楽しみな気持ちのまま出発できるよう、早めに手を付けておきましょう。

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