夏休みが明けて2学期がスタートする9月は、学校生活が再び動き出す節目の月です。始業式にはじまり、防災の日にちなんだ避難訓練、地域によっては秋の運動会や体育祭など、行事が一気に増えていきます。
この記事では、9月に小学校・中学校・高校で行われる主な学校行事を、学年段階ごとに整理してご紹介します。子どもの生活リズムの立て直しや、行事に向けた家庭でのサポートのヒントもまとめました。
9月は「夏休みモードから学校モードへの切り替え」がテーマ。生活リズムを整えながら、秋の行事シーズンへの助走をつける大切な時期です。
9月の学校行事の特徴|夏休み明け・2学期のスタート
9月の学校行事は、長い夏休みを終えて再び学校生活が始まるところからスタートします。多くの学校が9月1日前後に2学期の始業式を迎え、子どもたちは久しぶりの集団生活に戻ります。
9月の行事は、大きく3つの系統に分けて考えると整理しやすくなります。学期の切り替えにあたる始業式と課題テスト、9月1日の防災の日にちなんだ避難訓練、そして秋の運動会・体育祭・文化祭に向けた準備です。
ただし、始まる日は地域によって差があります。夏休みが8月下旬までの地域では8月中に2学期が始まり、9月1日は通常授業という学校も珍しくありません。前期・後期の2学期制をとる学校では、9月は前期の後半にあたるため始業式そのものがなく、授業がそのまま続きます。
行事の名前が同じでも、実施の形は学校ごとに違います。手元の配布物で自分の学校がどの型に当てはまるかを確かめてから読み進めると、準備の見通しが立てやすくなります。
9月のキーワードは「生活リズムの立て直し」と「防災」
夏休み中は起床時間や食事の時間が乱れがちです。2学期の始まりは、朝型の生活リズムに戻す切り替えのタイミングになります。
また、9月1日は「防災の日」です。1923年9月1日に起きた関東大震災にちなんで制定され、多くの学校がこの時期に避難訓練や防災学習を行います。
防災の日が定められたのは1960年(昭和35年)の閣議了解によるものです。関東大震災の教訓に加え、立春から数えて210日目にあたる「二百十日」の時期で台風の被害が起きやすいことも、9月1日が選ばれた理由とされています。
内閣府は9月1日を含む8月30日から9月5日までを「防災週間」としています。学校の訓練もこの期間に合わせて組まれることが多く、始業式の直後に実施されるケースが目立ちます。
生活リズムの立て直しと防災、この2つが同じ週に重なるのが9月の最初の1週間です。子どもにとっては負荷の高い週になるため、家庭では帰宅後の予定を詰め込みすぎないようにしておくと過ごしやすくなります。

夏休み明けは、子どもも大人も少しずつペースを取り戻していく時期。あせらず整えていきましょう。
秋の行事シーズンの入り口|運動会・体育祭の準備が本格化
9月は秋の行事シーズンの入り口でもあります。地域や学校によっては9月下旬に運動会や体育祭を開催するため、その練習や準備が本格化します。
近年は残暑が厳しいことから、運動会を10月に移す学校も増えています。開催時期は学校によって異なるため、年間予定表で確認しておくと安心です。
9月下旬に本番がある学校では、始業式の翌週には練習が始まります。全体練習・学年練習・係活動が時間割に組み込まれ、体操服や赤白帽を毎日持ち帰る日が続きます。
本番が10月以降の学校でも、9月のうちに種目決めや応援団・実行委員の顔ぶれが決まります。子どもが係に立候補した場合は、練習で帰りが遅くなる日が出てくるため、習い事の予定と重ならないかを早めに見ておくとよいでしょう。
暑さを避けるために、午前中だけの半日開催や、種目を絞った短縮プログラムにする学校も増えています。昼食の有無や観覧の入れ替え制など、当日の過ごし方に関わる決まりは9月中に配られるプログラムで告知されます。


9月に日付が決まっている行事と秋の連休
学校ごとに日程が違う行事がある一方で、9月には毎年ほぼ同じ日に来る行事もあります。授業や朝の会でその日にちなんだ話題が取り上げられることも多く、家庭で話すきっかけになります。
| 時期 | 内容 |
|---|---|
| 8月30日〜9月5日 | 防災週間(9月1日が防災の日) |
| 9月第3月曜日 | 敬老の日 |
| 9月22日〜23日ごろ | 秋分の日(日付は年によって変わる) |
| 例年9月21日〜30日 | 秋の全国交通安全運動 |
| 旧暦8月15日 | 十五夜・中秋の名月(2026年は9月25日) |
秋の全国交通安全運動の期間は、登下校時の見守りや自転車の乗り方の指導が強化されます。中学生・高校生は自転車通学のルールを改めて確認する機会になり、小学校では横断歩道の渡り方を扱う授業が組まれることもあります。
敬老の日と秋分の日の並びによっては、9月に大型連休(シルバーウィーク)ができる年があります。連休が入る年は授業日が減るぶん、行事の練習日程が前倒しになったり、連休明けに提出物が集中したりします。祝日の並びは年ごとに変わるので、その年のカレンダーで確認しておきましょう。
小学校で9月に行われる主な学校行事
小学校の9月は、始業式で2学期が始まり、防災訓練や運動会の準備など、体を動かす行事が中心になります。夏休みの作品を発表する機会が設けられることもあります。
学年によって中心になるものは変わります。低学年は生活リズムを戻すことと防災学習が中心で、中学年は運動会の団体演技や係の仕事、高学年は応援団や用具・放送などの運営側の役割が加わります。
行事以外では、9月に発育測定(身体測定)を行う学校が多く、視力検査を合わせて実施することもあります。夏休みの間に伸びた身長に合わせて、体操服や運動靴のサイズが合っているかを確かめておくとよいタイミングです。
始業式の週から行事の案内が続けて配られるのも、小学校の9月の特徴です。日付が決まっていないお知らせも多いので、確定版が出るまでは仮の予定として控えておくと予定を組み替えやすくなります。
始業式・2学期のスタート
2学期の始業式は、多くの小学校で9月1日前後に行われます。夏休みの宿題や自由研究を提出し、久しぶりに友だちや先生と顔を合わせる日です。
初日は短縮授業や午前中で下校となる学校も多く、少しずつ通常の授業へ戻していきます。
始業式の日に持っていくものは、想像以上に多くなりがちです。ドリルやプリントなどの宿題に加えて、自由研究や工作、読書感想文、健康観察カード、夏休み中に持ち帰っていた上履きや体操服、雑巾などが重なります。
大きな工作や重い作品は、提出日を数日に分けたり、保護者が別の日に持参してよいことにしたりする学校もあります。持ち物一覧は7月に配られた夏休みのしおりに書かれていることが多いので、前日のうちに見返しておくと当日の朝が慌てません。
給食が始まる日も確認しておきたいポイントです。始業式の週は給食なしで下校、翌週から通常日課という進み方が一般的で、その間はお昼の準備が必要になります。
防災の日・避難訓練(引き渡し訓練)
9月は防災の日にちなんで避難訓練を行う小学校が多くあります。地震や火災を想定した訓練のほか、保護者が子どもを学校まで迎えに行く「引き渡し訓練」を実施する学校もあります。
訓練の形はいくつかに分かれます。授業中に緊急放送を流して校庭へ避難する基本の訓練、休み時間など教室にいない時間帯を想定した訓練、そして保護者が参加する引き渡し訓練です。学年によっては、煙の中を移動する体験や消火器の使い方の見学を組み合わせることもあります。
引き渡し訓練とは:大きな災害が起きたとき、子どもを安全に保護者へ引き渡すための手順を確認する訓練です。保護者の参加が必要になる場合があるため、事前のお便りは必ず確認しておきましょう。
引き渡し訓練では、事前に登録した引き取り者かどうかを名簿や引き渡しカードで確認してから子どもを引き渡します。祖父母や近所の方に代理を頼む場合は、登録が必要かどうかを申込書の段階で確かめておきましょう。
きょうだいが同じ学校にいる場合は、低学年の教室から順に引き取る流れを指定されることがあります。来校方法も、徒歩や自転車に限定されるのが一般的です。当日の受付時間と教室の場所は事前のお便りに書かれているので、返信の締め切りとあわせて確認しておくと当日迷いません。
訓練は、家庭の備えを見直すきっかけにもなります。連絡先の変更が反映されているか、非常時の集合場所を家族で共有できているかを、この時期に確かめておくとよいでしょう。


運動会・体育祭(秋開催の場合)
秋に運動会を開催する小学校では、9月から練習が本格化します。かけっこや玉入れ、ダンスや組体操など、学年ごとに演目の練習が進みます。
本番に向けて体力を使うため、家庭では睡眠と食事をしっかり整えてあげることが大切です。
練習期間は3〜4週間ほどをとる学校が多く、体育の時間だけでなく朝の時間や業間休みも使って進みます。学年ごとの表現運動は隊形移動の確認に時間がかかるため、後半になるほど全体練習が増えていきます。
家庭で用意するものは、体操服の洗い替え、赤白帽、大きめの水筒、汗を拭くタオルが基本です。ダンスで使う小物や色別のはちまきを指定される場合もあるので、案内が出た週のうちにそろえておくと直前に困りません。
雨天の場合は順延になり、予備日に振り替えられます。予備日が平日になる学校もあるため、観覧を予定しているなら、予備日まで含めて仕事の調整ができるかを見ておきましょう。
夏休み作品展・自由研究の発表
夏休みに取り組んだ自由研究や工作を、教室や校内に展示する「作品展」を行う小学校もあります。友だちの作品を見て刺激を受ける機会になります。
展示期間は数日から1週間程度で、学校公開や授業参観の日に合わせて保護者も見られるようにしている学校が多くあります。公開日が平日の午前中に設定されることもあるため、見に行くつもりなら日程の発表を待たずに予定を空けておくと確実です。
展示が終わったあとの持ち帰りは、子どもが自分で運べる大きさかどうかで扱いが変わります。大きな工作や重い作品は保護者が引き取る日を指定されることがあり、その日を過ぎると保管場所の都合で処分される場合もあります。
市や区のコンクール、科学展などに出品された作品は、しばらく手元に戻りません。返却が10月以降になることもあるため、展示期間中に写真を撮って記録に残しておく方法もあります。
中学校で9月に行われる主な学校行事
中学校の9月は、始業式のあとに夏休み明けの課題テストが実施されることが多く、学習面でのスタートを確認する月です。学校によっては体育祭や文化祭も9月に開催されます。
学年ごとに9月の重みは異なります。1年生は初めての2学期で、行事と学習が同時に動く感覚をつかむ時期です。2年生は行事の中心を担う学年になり、3年生は進路の話が具体的になっていきます。
部活動では、3年生が引退したあとの新チームによる新人戦が9月から10月にかけて行われます。1・2年生にとっては公式戦デビューの時期にあたり、朝練や休日の練習試合が増えることもあります。
3年生の家庭では、進路希望調査の用紙が配られる時期でもあります。記入には保護者の記名が必要なことが多く、提出期限も短めです。秋の三者面談の日程調整とあわせて、早めに家庭で話す機会をつくっておくと落ち着いて記入できます。
始業式・課題テスト(夏休み明けテスト)
2学期の始業式に続いて、夏休みの学習内容を確認する課題テスト(実力テスト)を行う中学校が多くあります。夏休みの宿題がそのまま出題範囲になることもあります。
結果は2学期以降の学習計画を立てる目安になります。点数だけにとらわれず、苦手分野の把握に役立てるとよいでしょう。
課題テストと実力テストは、呼び名は似ていても位置づけが違うことがあります。課題テストが夏休みの宿題から出題されるのに対し、実力テストは既習範囲全体から出題され、範囲の告知がないこともあります。どちらの形式かは、夏休み前の学年通信に書かれていることが多いです。
成績への扱いも学校によって異なり、定期テストと同じ扱いにする学校もあれば、参考資料にとどめる学校もあります。いずれにしても、返却された答案で間違えた問題を1学期の教科書に戻って確認しておくと、2学期の授業に入りやすくなります。
2学期は行事が多いぶん、テストの日程が行事の直後に置かれることもあります。体育祭や文化祭の練習と重なる週は、平日に長時間の勉強時間を確保しにくくなるため、テスト範囲の告知が出た日に取り組む順番を決めておくと現実的です。
体育祭・文化祭(秋開催の学校)
9月に体育祭や文化祭を開催する中学校では、実行委員を中心に準備が進みます。学級対抗の競技や合唱、展示など、クラスの団結が高まる行事です。
放課後の練習や準備で帰宅が遅くなる時期でもあるため、家庭での声かけや体調管理を意識しておくと安心です。
体育祭は色別・学級対抗の形式が多く、応援合戦やクラス旗の制作といった準備が本番の2〜3週間前から動き出します。9月に本番がある学校では、夏休み中に応援団やパネル担当の練習が始まっていることもあります。
文化祭を9月に行う学校では、展示や合唱、有志発表の準備が並行します。材料費の集金や、持ち込んでよい物の範囲が細かく決められていることが多いので、案内が出たら家庭でも目を通しておくと行き違いを防げます。
保護者の観覧については、受付方法や撮影の可否が学校ごとに決まっています。入場証が必要な場合や、来賓・保護者の観覧場所が指定される場合もあるため、当日の案内プリントを持って行くと確実です。
防災訓練・避難訓練
中学校でも9月に避難訓練を実施する学校が多くあります。地震や火災を想定した訓練に加え、地域の防災活動と連携する取り組みが行われることもあります。
小学校との違いは、生徒自身が動く場面が増えることです。地域の防災訓練に中学生が参加し、避難所の設営や運搬を手伝う取り組みを続けている自治体もあります。総合的な学習の時間で、通学路や地域の地図を使って学ぶ授業と組み合わせる学校もあります。
下校の方法を確認する訓練も9月に行われます。通学班のない中学校では、方面別に集まって下校する「集団下校訓練」や、生徒だけで下校する場合の判断手順を確かめる形が一般的です。
あわせて、緊急時の連絡手段の確認が行われることもあります。学校からの一斉メールやアプリの通知が届くかを試す配信テストが実施される時期なので、受信できていない場合は登録内容を見直しておきましょう。
高校で9月に行われる主な学校行事
高校の9月は、始業式や実力テストで2学期が始まり、文化祭・体育祭といった秋の大きな行事が集中します。3年生にとっては進路・受験準備が本格化する重要な時期です。
1・2年生にとっての9月は、行事の主役になる月です。文化祭の企画運営や体育祭の応援に力が入る一方で、模試や課題テストも並行して行われるため、時間の使い方が問われます。
3年生は行事と受験準備が同時に進みます。文化祭までは参加し、終わったら受験一本に切り替えるという区切り方をする学校も多く、9月は生活の形が大きく変わる節目になります。
家庭の関わり方も中学校までとは変わります。細かい準備は本人が進めるため、保護者は費用の確認や書類の期限、送迎が必要な日の把握といった後方支援が中心になります。
始業式・実力テスト
高校でも2学期の始業式のあとに、夏休みの学習成果を測る実力テスト(模試を含む)が行われることがあります。特に受験を控えた学年では、現時点の学力を把握する機会になります。
9月は模試が重なりやすい月でもあります。校内実力テストに加えて、学校が指定する全国規模の模試が月内に組まれることがあり、記述式の模試は結果が返ってくるまで1か月前後かかります。
返却された成績表は、判定の記号だけでなく、設問ごとの正答率と自分の得点を見比べると使いやすくなります。多くの受験生が取れている問題を落としていないかを確認するほうが、次の学習につながります。
3年生は、大学入学共通テストの出願書類の準備も始まります。在学中の生徒は学校を通してまとめて出願する形が一般的で、9月下旬ごろから校内での説明や書類の記入が進みます。検定料の払い込みや証明写真の用意が必要になるため、案内が出た時点で家庭でも把握しておきましょう。
文化祭・体育祭(秋の三大行事)
高校の秋は、文化祭・体育祭が最も盛り上がる行事シーズンです。クラスや部活動、有志団体が企画・準備に力を入れ、9月に開催する学校も少なくありません。
クラス企画は、展示・演劇・映像上映などから選ぶ形が一般的です。飲食を伴う模擬店は衛生管理の関係で内容が制限されることが多く、実施できる場合も加熱調理の可否や仕入れ方法が細かく決められています。
準備で遅くなる日が続くのもこの時期の特徴です。多くの学校では準備のために居残ってよい時間の上限が決められており、期限を過ぎた作業は翌日に回すことになります。帰宅時間が読みにくい日が続くので、夕食の時間だけでも家庭で共有しておくと生活が乱れにくくなります。
一般公開の有無や、来場方法が事前申込制になっているかは学校ごとに違います。保護者や中学生の見学を受け入れる日を限定している学校もあるため、見に行く予定があるなら公開日の発表を早めに確認しておきましょう。



文化祭や体育祭の準備は大変だけど、高校生活の思い出に残る行事のひとつですね。
進路・受験準備の本格化(3年生)
3年生にとって9月は、進路選択が本格化する時期です。大学の総合型選抜(旧AO入試)の出願が始まり、志望校の絞り込みや面接・小論文の対策を進める生徒が増えます。
総合型選抜の日程は、文部科学省の大学入学者選抜実施要項で大枠が決められています。出願は9月1日以降、合格発表は11月1日以降とされており、9月に入ると同時に願書の受付が始まる大学があるということです。
出願には、志望理由書や活動報告書など、書くのに時間がかかる書類が必要になります。担任や進路指導の先生に添削を依頼する生徒が集中するため、締め切りの直前に持ち込むと十分に見てもらえないこともあります。
指定校推薦を希望する場合は、校内選考が9月から10月にかけて行われる学校が多くなっています。判断材料になる評定平均は3年生の1学期までの成績で決まるのが一般的で、9月からの努力では動かせません。希望者が重なったときの選考方法を含めて、進路説明会で配られる資料を家庭でも確認しておきましょう。
就職を希望する生徒にとっても9月は節目です。高卒者の採用については、厚生労働省が毎年とりまとめる日程で、学校から企業への応募書類の提出開始が9月5日、企業の選考開始と採用内定の開始が9月16日と示されています(沖縄県は提出開始日が異なります)。進学と就職では動き出す時期が違うため、学校からの案内は自分に関係するものだけを追うと混乱しません。
9月の学校行事を支えるための家庭のサポート
9月は生活リズムの立て直しと、行事に向けた体調管理が家庭サポートの中心になります。夏の疲れが残る時期でもあるため、無理をさせない工夫が役立ちます。
9月の家庭サポートは「戻す」作業が多いのが特徴です。朝型の生活に戻す、夏休みの間に片づけていた学用品を戻す、学習のペースを戻す。この3つが同じ週に重なるため、一度に全部を完璧にしようとすると子どもも大人も疲れてしまいます。
優先順位をつけるなら、まずは睡眠と朝の時間です。ここが安定すると、学習面や持ち物の管理は自然と戻りやすくなります。
もう一つの役割が、学校からの連絡への対応です。9月は引き渡し訓練の返信、行事の観覧に関する回答、集金など、期限のある書類が続きます。返信が必要なものだけを分けて置く場所を決めておくと、提出忘れを防げます。
夏休み明けの生活リズムの立て直し
夏休み中に夜型になっていた場合は、少しずつ就寝・起床時間を早めていくことがポイントです。急に元へ戻そうとすると体に負担がかかります。
- 寝る前のスマホ・ゲームの時間を決める
- 朝食をしっかりとって体内時計を整える
- 休みの日も起床時間を大きくずらさない
戻し方の目安は、就寝と起床の時刻を1日15〜30分ずつ早めていく方法です。1時間以上ずれている場合は数日かけて近づけると、体への負担が少なくて済みます。
朝すんなり動けない日が続くときは、起床時刻ではなく「家を出る時刻」から逆算して見直すと原因が見えやすくなります。着替え・朝食・トイレ・持ち物の確認にかかる時間を実際に測ってみると、必要な起床時刻がはっきりします。


9月は連休が入る年もあり、せっかく戻したリズムが休み明けに崩れることがあります。連休中も起床時刻だけは大きく動かさないと決めておくと、翌週の立ち上がりがラクになります。
残暑・熱中症への引き続きの備え
9月は暦の上では秋ですが、残暑が厳しい日が続きます。運動会の練習など屋外での活動も増えるため、熱中症対策は引き続き必要です。
水筒を大きめのものに変える、汗を拭くタオルを持たせるなど、暑さ対策を続けておくと安心です。
学校では、活動を行うかどうかの判断に環境省の「暑さ指数(WBGT)」が使われることがあります。日本スポーツ協会の熱中症予防運動指針では、暑さ指数31以上のときは運動を原則中止とされており、これを目安に練習の短縮や時間帯の変更が決まります。
そのため、運動会の練習が急に中止・延期になる日もあります。予定どおりに進まないことを前提に、洗い替えの体操服を用意しておくと家庭の負担が減ります。
容量が足りているかは、帰宅時に飲み切っているかどうかで見当がつきます。汗をかいた日の着替えを1枚入れておくのも、9月いっぱいは続けておきたい備えです。
運動会・行事に向けた体調管理
行事の練習が続く時期は、疲れがたまりやすくなります。睡眠時間の確保と栄養バランスのとれた食事を意識して、本番に向けてコンディションを整えてあげましょう。
暑さと疲れが重なる時期は、朝食が進まない日も出てきます。品数を増やすことにこだわらず、主食に汁物や果物を添えるくらいの形にして、食べ切れる量に整えるほうが続けやすくなります。


意外と見落としがちなのが足元です。練習が増える時期は、サイズの合わない運動靴や薄くなった靴底が靴ずれの原因になります。夏の間に足が大きくなっている学年もあるので、9月に入ったら一度履かせて確かめておきましょう。
週末の予定も、行事の前は少しゆるめにしておくとよいでしょう。練習が続いた週の土日に予定を詰め込むと、翌週の疲れが抜けないまま本番を迎えることになります。
9月のサポートは「生活リズムを戻す」「残暑対策を続ける」「行事の疲れをためない」の3つが基本です。
秋の運動会が近づいたら、当日の髪型も早めに決めておくと朝があわてません。髪の長さ別のアレンジと、紅白帽やハチマキに合う結び方はこちらにまとめています。


よくある質問
- 9月に運動会をする学校と10月にする学校があるのはなぜですか?
-
近年は9月の残暑が厳しいため、熱中症対策として10月に移す学校が増えています。地域の気候や学校の年間計画によって時期が異なるため、予定表での確認がおすすめです。同じ市内でも、校庭を近隣校と共有している学校や、地域の祭りと日程が重ならないよう調整している学校では時期がずれます。進学や転校で学校が変わると開催月も変わることがある点に注意してください。
- 防災の日に学校ではどんなことをしますか?
-
地震や火災を想定した避難訓練が中心です。学校によっては、保護者が子どもを迎えに行く引き渡し訓練を実施する場合もあります。訓練の前後には、防災頭巾やヘルメット、椅子に取り付けるカバーの状態を点検する時間が設けられることもあります。家庭で記入して提出する記録用紙が配られる学校もあるので、当日の持ち物と一緒に確認しておくと提出忘れを防げます。
- 夏休み明けの課題テストはどのくらい重要ですか?
-
成績への反映度は学校によりますが、夏休みの学習の定着度や苦手分野を確認する目安になります。点数よりも復習のきっかけとして活用するとよいでしょう。2学期の評価では、テストの点数だけでなく提出物や授業での取り組みも見られます。結果を見て学習量の話をする前に、夏休みの課題を期限内に出せていたかを一緒に振り返るほうが、次の定期テストにつながりやすくなります。
- 2学期の始業式はいつですか?
-
多くの学校で9月1日前後です。ただし夏休みの長さは地域によって異なり、8月下旬に始まる学校もあります。お住まいの学校の予定を確認してください。日付は7月の終業式前後に配られる「夏休みのしおり」に記載されていることがほとんどなので、忘れてしまったときはそこを見返すのが早道です。
- 引き渡し訓練は保護者が必ず参加しないといけませんか?
-
扱いは学校によって異なります。原則として全家庭の参加を求める学校もあれば、参加できない場合は通常の下校に切り替える学校もあります。時間内に行けないときは、案内の返信欄でその旨を伝え、当日の下校方法を決めておく形が一般的です。きょうだいが別々の学校に通っている場合は、受付時間が重なっていないかを両校の案内で見比べておくと、当日の回り方を決めやすくなります。
- 9月の学校行事の詳しい予定はいつごろわかりますか?
-
大まかな日程は4月に配られる年間行事予定表でわかります。持ち物や集合時刻などの詳細は、8月末から9月初めに配られる学年通信や月の予定表で確定するのが一般的です。9月は天候で日程が動きやすいため、確定版の予定表を家族が見える場所に貼っておくと、変更があったときも共有しやすくなります。
まとめ|9月の学校行事は2学期の好スタートを切る大切な節目
9月の学校行事は、2学期の始業式にはじまり、防災の日にちなんだ避難訓練、秋の運動会や体育祭・文化祭など、学校生活が再び活気づく内容が並びます。
学年段階によって行事の中心は異なりますが、共通して大切なのは夏休み明けの生活リズムを立て直すことです。家庭で体調を整えながら、秋の行事シーズンへ気持ちよくスタートを切りましょう。
9月の要点をもう一度整理しておきます。
- 始業式は9月1日前後。持ち物が集中するので、提出物は前日までに分けておく
- 防災週間は8月30日〜9月5日。引き渡し訓練は保護者の参加と返信の期限を確認する
- 運動会・体育祭は9月下旬開催か10月開催かで準備の時期が変わる。予備日まで予定を空けておく
- 中学・高校は課題テストや模試が重なる。行事の練習と重なる週の進め方を先に決める
- 高校3年生は総合型選抜の出願が9月1日以降に始まる。書類の添削は早めに依頼する
まず取りかかるなら、9月の予定表を開いて「保護者の参加や返信が必要な日」に印を付けるところからです。引き渡し訓練・観覧・提出物の3種類が分かれば、9月の家庭側の予定はほぼ固まります。
ほかの月の学校行事も、あわせてチェックしてみてください。















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