雛菊の花言葉|色別の意味と怖い由来をやさしく解説

hinagiku-flower-language
目次

雛菊(ヒナギク)の花言葉|まず知っておきたい基本の意味

雛菊の花言葉は「希望」「平和」「美人」「純潔」です。小さくて愛らしい花姿からは想像できないほど、前向きで明るい意味を持っています。

まずは、雛菊全体に共通する花言葉と、その読み方・別名から整理していきましょう。

雛菊の花言葉は「希望」「平和」「美人」「純潔」

雛菊には、以下の代表的な花言葉がつけられています。

  • 希望
  • 平和
  • 美人
  • 純潔
  • 無邪気
  • あなたと同じ気持ち

「希望」「平和」は、雛菊が日の光を浴びると花を開く性質にちなんでいます。朝になると花びらを広げ、夕方や曇りの日には閉じる姿が、太陽を待ち望む気持ちと重ねられたのです。

雛菊の英名「デイジー(daisy)」は、古英語の「day’s eye(太陽の目)」が語源とされています。朝日とともに咲く様子をそのまま名前にしたのですね。

「雛菊」と「デイジー」は同じ花?読み方と呼び名

「雛菊」の読み方は「ひなぎく」です。英名の「デイジー」とまったく同じ花を指しており、日本語名と英語名の違いにすぎません。

別名には「チョウメイギク(長命菊)」「エンメイギク(延命菊)」などもあります。寒さに強く、秋から春まで長く咲き続けることからつけられた呼び名です。

同じ花なのに呼び方が3つも4つもあるんですね。園芸店で見かける「デイジー」の札は、和名だと雛菊のことだと覚えておけば安心です。

学名Bellisと花言葉の関係

雛菊の学名は「Bellis perennis(ベリス・ペレニス)」です。「Bellis」はラテン語の「bellus(美しい)」が語源で、「美人」「純潔」という花言葉の由来になりました。

「perennis」は「多年生の」という意味。長く咲き続ける性質と、古代から愛された美しさの両方が、学名にそのまま込められています。

白い雛菊の花がアップで咲いているイメージ

雛菊の花言葉を色別に紹介

雛菊は色ごとに違う花言葉を持っています。白・赤・ピンク・黄・青・紫と、品種改良によってカラーバリエーションが豊富になったため、贈り物に使うなら色選びも楽しみのひとつです。

ここでは、それぞれの色が持つ花言葉をまとめて紹介します。

花言葉
無邪気・純潔
無意識
ピンク 希望
ありのまま
幸福・恵まれている
元気・健やか

白い雛菊の花言葉

白い雛菊の花言葉は「無邪気」「純潔」です。もっとも原種に近い色で、昔から「雛菊」と聞いてイメージされるのはこの白色でした。

真っ白な花びらと中心の黄色のコントラストが、子どもの素直さを思わせます。出産祝いや入学祝いなど、新しい門出を迎える場面にぴったりの色です。

赤・ピンクの雛菊の花言葉

赤い雛菊の花言葉は「無意識」、ピンクの雛菊は「希望」です。同じ赤系統でも意味が大きく異なります。

赤色の「無意識」は、自然体のままで相手を惹きつける魅力を表しているとも解釈されます。ピンクの「希望」は、やさしく明るい色合いがそのまま花言葉になった印象ですね。

花束に赤とピンクを一緒にすると「無意識の希望」という、どこかロマンチックなメッセージになります。

黄・青・紫の雛菊の花言葉

黄色の雛菊は「ありのまま」、青い雛菊は「幸福」「恵まれている」、紫の雛菊は「元気」「健やか」という花言葉を持ちます。

青い雛菊は自然界にはほとんど存在せず、品種改良や染色で生まれる色のため、花言葉も比較的新しいものです。紫色の「健やか」は、お見舞いや快気祝いなど、相手の元気を願うシーンにも選ばれています。

雛菊の花言葉に「怖い」意味はある?

結論からいうと、雛菊そのものに「怖い」と断定される花言葉はありません。ただし、西洋の文学作品や歴史的な背景から、少しネガティブなイメージと結びつく場面があります。

ここでは「怖い」と言われる理由を、由来をたどりながら整理します。

シェイクスピア「ハムレット」と雛菊の伝承

雛菊が「怖い」と語られる最大の理由は、シェイクスピアの戯曲『ハムレット』にあります。作中ではデイジーが「不実」の象徴として登場し、主人公の恋人オフィーリアが川で溺れる直前にも、花冠の花として描かれているのです。

このエピソードから、西洋では雛菊に「はかなさ」「移ろいやすい心」といったイメージが付随することがあります。

ワンポイント

『ハムレット』で「不実」の象徴とされたことは文学的な解釈のひとつで、公式な花言葉として定着しているわけではありません。贈り物に雛菊を選んでも、基本の花言葉は「希望」「純潔」なので安心して大丈夫です。

西洋・英語圏での花言葉

英語圏で雛菊(デイジー)の花言葉は「innocence(無邪気)」「purity(純潔)」「loyal love(誠実な愛)」などが代表的です。日本で知られている意味と大きく重なります。

一方で、「I share your sentiments(あなたと同じ気持ち)」という花言葉もあり、恋の告白に使われる花としても親しまれてきました。

贈るときに気をつけたいシーン

雛菊はお祝い全般に使いやすい花ですが、仏花としても使われることがあります。白い雛菊は供花に用いられる地域もあるため、病気見舞いなどで贈る場合は色選びに気をつけたいところです。

お見舞いにはピンクや黄色など明るい色を選び、鉢植えではなく切り花や花束にするのが無難です。鉢植えは「根づく=寝つく」を連想させるため、お見舞いでは避けるのが一般的なマナーです。

雛菊の名前の由来と花の特徴

雛菊という名前には「小さくかわいらしい菊」という意味が込められています。植物としてはキク科の多年草で、草丈10〜20cmほどの可憐な姿が特徴です。

名前の由来と、よく混同される花との違いをまとめていきましょう。

「雛菊」「デイジー」の名前の由来

「雛菊」の「雛」は、小さくかわいらしいものを指す言葉です。花の姿が菊に似ていて、なおかつ小ぶりなことから「ひな(雛)」の文字があてられました。

英名「デイジー(daisy)」の語源は、古英語の「dæges ēage(day’s eye=太陽の目)」です。朝になると花を開き、夜には閉じる習性から、太陽そのものに見立てられたのですね。

マーガレットとの見分け方

雛菊はマーガレットと間違われやすい花ですが、見分けるポイントがいくつかあります。

  • 花の大きさ:雛菊は直径2〜4cm、マーガレットは5cm以上
  • 葉の形:雛菊は丸い楕円形、マーガレットは細くギザギザした鋸歯
  • 草丈:雛菊は10〜20cmと低め、マーガレットは50cm以上になることも
  • 茎の様子:雛菊は根元から花茎が伸びる、マーガレットは枝分かれする

迷ったときは「小さくて足元で咲いている」のが雛菊、「背が高くて風にゆれる」のがマーガレット、と覚えると見分けやすくなります。

開花時期と花の特徴

雛菊の開花時期は2月から5月ごろまでと長く、寒さに強い花です。早春の花壇を彩ってくれる貴重な存在でもあります。

花びらの形には2種類あり、ひらひらと平らに開く「舌状花(リグローサ種)」と、ストロー状にくるりと巻く「筒状花(フィストゥローサ種)」に分かれます。ポンポネットデイジーのような八重咲きの品種も人気です。

花壇に咲く色とりどりの雛菊のイメージ

雛菊が誕生花・記念日の日

雛菊は複数の日付の誕生花に選ばれています。春の花のイメージから、2月〜4月ごろに集中しているのが特徴です。

誕生日のプレゼントや記念日のメッセージに添える花として、参考にしてみてください。

雛菊が誕生花の日

雛菊が誕生花とされている主な日付は、以下のとおりです。

日付 色・補足
1月4日 雛菊(白)
1月27日 雛菊(紫)
2月15日 雛菊
3月6日 雛菊
3月14日 雛菊

誕生花は国や自治体が公式に定めたものではなく、書籍やサイトによって日付が異なります。記事で紹介したのは、複数の情報源で共通して挙げられている代表的な日付です。1月〜3月は春の訪れを感じるタイミングで、雛菊のもつ「希望」の花言葉がよく似合います。誕生日プレゼントに花束を贈るなら、相手の生まれ月の誕生花をさりげなく入れるのもすてきですね。

雛菊にまつわる記念日

雛菊はイタリアの国花としても知られ、春を代表する花のひとつです。また、イギリスでは「デイジー・チェーン(花輪遊び)」と呼ばれる、花の茎をつなげて輪飾りを作る遊びが、子どもの春の伝統として親しまれてきました。

春の誕生日や卒業・入学祝いにメッセージカードを添えるなら、「希望」「平和」という花言葉と一緒に雛菊を選ぶのもおすすめです。

雛菊の贈り物・恋占いの風習

雛菊はヨーロッパで「恋占いの花」として古くから親しまれてきました。花びらを一枚ずつちぎりながら「好き・嫌い・好き・嫌い」と繰り返す占いを、一度は見聞きしたことがあるのではないでしょうか。

贈り物としての使い方と、恋占いにまつわる言い伝えをあわせて紹介します。

雛菊を贈るおすすめのシーン

雛菊は、以下のようなシーンで特に選ばれています。

  • 出産祝い(「無邪気」「純潔」の花言葉)
  • 入学・卒業祝い(「希望」の花言葉)
  • 誕生日プレゼント(誕生花として)
  • プロポーズや告白(「あなたと同じ気持ち」)
  • 快気祝い・お見舞い(紫や黄色を選ぶ)

小ぶりで愛らしい花姿なので、鉢植えのままインテリアとしても楽しめるのが魅力です。花束だけでなく、押し花や雑貨モチーフとしても人気があります。

手軽な価格帯の花なので、ちょっとしたお礼やメッセージカード代わりに、一輪だけそっと添えるのも粋な贈り方ですよ。

ヨーロッパの恋占いの言い伝え

ヨーロッパには、雛菊をポケットに忍ばせておくと恋が実るという古い言い伝えがあります。花が枯れずに残れば恋が成就する、という占いです。花言葉の「希望」は、この風習に由来するという説もあります。

また、「花びら占い」でおなじみの「he loves me, he loves me not(好き、嫌い)」は、もともと雛菊で行われていたと伝えられています。少女たちが春の野原で花を摘み、想い人の気持ちを花に託していた姿が目に浮かびますね。

まとめ|雛菊の花言葉をやさしく覚えよう

雛菊の花言葉は「希望」「平和」「美人」「純潔」。色別では、白が「無邪気」、ピンクが「希望」、青が「幸福」など、どれも前向きな意味が中心です。

シェイクスピアの『ハムレット』に由来する「不実」のイメージは文学上の解釈で、実際の贈答には気にしなくて大丈夫です。仏花として使われる地域もあるため、お見舞いには色選びだけ注意しましょう。

雛菊は誕生花や恋占いの花としても親しまれてきた、春を告げる小さな希望の花。大切な人への贈り物やメッセージに、そっと添えてみてはいかがでしょうか。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

コメントは日本語で入力してください。(スパム対策)

CAPTCHA

目次