アマリリスの花言葉|「誇り」「おしゃべり」の意味と由来・怖い噂

amaryllis-hanakotoba

アマリリスの花言葉は「誇り」「おしゃべり」「輝くばかりの美しさ」「内気」です。太い茎の先に大輪の花を数輪咲かせる堂々とした姿から生まれた言葉が中心で、贈り物としては前向きな意味で受け取ってもらえる花にあたります。この記事では、アマリリスの花言葉ひとつひとつの意味と由来、色別の扱い方、「怖い」と言われる理由の真相、そして誕生花や贈るときの注意点まで順に整理します。

目次

アマリリスの花言葉は「誇り」「おしゃべり」「輝くばかりの美しさ」

アマリリスの花言葉として広く紹介されているのは、次の4つです。どれも花のかたちや咲き方をそのまま言葉にしたもので、人を責めるような意味は含まれていません。まずは全体を一覧で押さえておきましょう。

花言葉どんな意味か由来のもと
誇り堂々としている、気高いまっすぐ立つ太い茎と大輪の花
おしゃべりにぎやか、話がはずむ数輪が向かい合って咲く姿
輝くばかりの美しさ目を引く、華やか鮮やかな花色と大きさ
内気ひかえめ、はにかむうつむき加減に咲く品種の姿

「誇り」…まっすぐ立つ大輪の姿から

アマリリスは、葉より先に太い花茎が伸び、その先に直径10〜20センチほどの花を横向きに開きます。支えるものが何もない状態で大きな花を高く掲げるため、鉢植えでも切り花でも存在感が際立ちます。この姿がそのまま「誇り」という言葉になりました。

同じ球根植物でも、チューリップやスイセンは花が小ぶりで群れて咲くタイプです。アマリリスは一輪一輪が主役として立つ咲き方で、そこが花言葉の違いに表れています。「誇り」は多くの資料でアマリリスの代表的な花言葉として最初に挙げられます。

「おしゃべり」…花が向かい合って咲く姿から

アマリリスは1本の花茎の先に、2〜4輪の花をまとめて付けます。しかもそれぞれが外側を向いて開くため、離れて見ると花どうしが顔を寄せ合って話し込んでいるように見えます。ここから「おしゃべり」という花言葉が生まれたと説明されます。

球根が充実していると、1つの球根から花茎が2本立つことがあります。そうなると花の数は倍になり、鉢の上でにぎやかに咲きそろいます。「おしゃべり」という言葉の由来は、この光景を見るといっそう納得しやすくなります。

「輝くばかりの美しさ」「内気」…相反する2つの言葉

「輝くばかりの美しさ」は、鮮やかな赤や白の大輪が光を受けて浮かび上がる様子から付けられた言葉です。花びらに厚みがあり、つやのある質感をしているため、室内でもよく目立ちます。

いっぽう「内気」は、これとは正反対に見える花言葉です。品種や咲き進み方によっては花が横向きからやや下向きになり、うつむいたような姿になります。派手さと控えめさの両方を持つところが、アマリリスの花言葉の面白さといえます。

英語・西洋での花言葉

英語圏でアマリリスに当てられる花言葉は「Pride(誇り)」「Splendid beauty(輝くばかりの美しさ)」「Determination(決意・強い意志)」です。日本で使われている意味とほぼ重なりますが、「Determination」だけは日本ではあまり紹介されません。

項目内容
英語の花言葉Pride/Splendid beauty/Determination
英名Amaryllis/Knight’s star lily
学名Hippeastrum(ヒッペアストラム属)
科・属ヒガンバナ科ヒッペアストラム属
和名ジャガタラズイセン/ベニスジサンジコ
赤い大輪のアマリリスが鉢で咲いている手書き風スケッチ

色別のアマリリスの花言葉|赤・白・ピンク・オレンジ

先に押さえておきたいのは、アマリリスには色ごとに固定された花言葉が定着していないという点です。バラやカーネーションのように「赤はこれ、白はこれ」と広く共有された対応表はなく、どの色にも「誇り」「輝くばかりの美しさ」が共通して当てられます。

そのうえで、色の印象から結び付けて紹介されることが多い意味を整理すると、次のようになります。贈るときの色選びの目安として使ってください。

結び付けられやすい意味向いているシーン
誇り・輝くばかりの美しさ開店祝い・クリスマス・記念日
純粋さ・内気お見舞い以外の改まった贈り物
ピンクおしゃべり・親しみ友人・家族へのプレゼント
オレンジ明るさ・元気就職祝い・引っ越し祝い
複色(覆輪・絞り)華やかさ目を引かせたい贈り物・装飾

アマリリスといえば深紅、という印象が強いのは、流通量が最も多い色だからです。クリスマスシーズンに出回る鉢植えも赤が中心で、赤と緑の組み合わせが季節の装飾に合うことが理由のひとつと考えられます。

白は花びらが大きいぶん、赤よりも清潔感が前に出ます。ピンクや複色は近年の品種改良で選択肢が増えた色で、赤ほど強く主張しないため室内に置きやすい色です。色別の意味に縛られず、贈る相手の好みや飾る場所で選んで問題ありません。

色別の花言葉を紹介しているサイトでも、内容が一致していないことがあります。カードに書いて添えるなら、色ではなく共通の花言葉である「誇り」「輝くばかりの美しさ」を使うほうが誤解が生じません。

アマリリスの花言葉の由来|羊飼いの少女と「騎士の星」

アマリリスの花言葉には、名前そのものにまつわる古い物語と、学名に込められた意味という2つの出どころがあります。順に見ていきましょう。

羊飼いの少女アマリリスの物語

アマリリスという名前は、古代ローマの詩人ウェルギリウスの詩に登場する羊飼いの娘アマリリスに由来します。花言葉の由来としてよく紹介されるのは、この名前に結び付いて広まった次のような物語です。

「誇り」「輝くばかりの美しさ」が生まれた物語

羊飼いの少女アマリリスは、美しい花を愛する青年アルテオに恋をしました。しかしアルテオは花にしか関心を示さず、少女に振り向きません。

思い悩んだアマリリスは神託に従い、自分の胸を金の矢で射て、その血を毎日アルテオの家の前にささげ続けました。

三十日目、血の落ちた場所から、これまで誰も見たことのない真紅の大輪が咲きました。花を見たアルテオはようやく少女の想いに気づき、花にはアマリリスの名が付けられた——という筋書きです。

この物語が下敷きになって、自分を犠牲にしてまで想いを貫いた姿勢が「誇り」に、誰も見たことのない真紅の花が「輝くばかりの美しさ」につながったと説明されます。あくまで花言葉の由来として語り継がれてきた伝承であり、植物学上の記録ではありません。

学名ヒッペアストラムは「騎士の星」という意味

もうひとつの出どころが学名です。園芸で扱われるアマリリスの属名 Hippeastrum(ヒッペアストラム)は、ギリシャ語の hippeus(騎士)と astron(星)を組み合わせた言葉で、「騎士の星」を意味します。英名の Knight’s star lily も同じ意味です。

花を正面から見ると、6枚の花被片が均等に開いて星形に見えます。この形と、まっすぐ立つ姿の堂々とした印象が名前の由来です。「誇り」という花言葉は、この学名の意味とも自然につながっています。

園芸の「アマリリス」とホンアマリリスは別の植物

ややこしいのは、植物学上のアマリリス属(Amaryllis)と、園芸店で「アマリリス」として売られている植物が一致していないことです。花屋や園芸店に並ぶアマリリスは、ほとんどがヒッペアストラム属になります。

項目園芸のアマリリスホンアマリリス
ヒッペアストラム属アマリリス属
原産地中南米南アフリカ
咲く時期春〜初夏(室内なら冬も)夏の終わり〜秋
咲き方葉と一緒か、葉より先に咲く葉が枯れた後に花だけ咲く
別名ジャガタラズイセンベラドンナリリー

かつては同じ属に分類されていた名残で、いまも名前が共有されています。花言葉を調べるときに情報が食い違って見えるのは、この2つが混ざって紹介されている場合があるためです。日本で「アマリリスの花言葉」といえば、園芸のヒッペアストラムを指すと考えて差し支えありません。

星形に開いたアマリリスの花を正面から描いた手書き風スケッチ

アマリリスの花言葉は「怖い」って本当?噂の真相

検索すると「アマリリス 花言葉 怖い」という組み合わせを見かけます。結論から言えば、アマリリスに死や呪いを意味する花言葉はありません。怖いという印象が生まれる理由は2つに整理できます。

理由1:「誇り」が高慢と受け取られることがある

「誇り」は本来ほめ言葉ですが、読み方によっては「プライドが高い」「近寄りがたい」という方向にも取れます。同じように「おしゃべり」も、にぎやかさを表す言葉である一方、口が軽いという意味に読み替えられることがあります。

ただしこれは言葉の受け取り方の問題で、そう定義された花言葉があるわけではありません。由来をたどれば、どちらも花の姿を写しただけの言葉です。気になる場合は「輝くばかりの美しさ」を添えると印象がやわらぎます。

死や別れを意味する花言葉を持つ花を知りたい場合は、次の記事に一覧でまとめてあります。アマリリスはそこには含まれていません。

理由2:球根に毒があるため

もうひとつの理由が、球根の毒性です。アマリリスはヒガンバナ科の植物で、球根にリコリンという有毒成分を含みます。ヒガンバナやスイセンと同じ仲間で、この性質が「怖い花」という印象に結び付いていると考えられます。

球根や葉を口に入れないこと、小さな子どもやペットが触れる場所に球根を置かないことが基本です。球根を扱った後は手を洗いましょう。飾って眺めるぶんには問題ありません。

特に注意したいのは、スイセンの球根とアマリリスの球根がよく似ている点です。スイセンは葉がニラと間違われる誤食事故が知られており、球根植物全般に共通する注意点として覚えておくとよいでしょう。

なお、球根に毒を持ちながら「栄光」「華麗」という華やかな花言葉を与えられた花はほかにもあります。毒の有無と花言葉の明暗は、必ずしも一致しません。

アマリリスの誕生花と、贈るときのポイント

花言葉が前向きな意味でそろっているため、アマリリスは贈り物に向く花です。ここでは誕生花としての扱いと、シーン別の選び方、渡すときの注意点をまとめます。

アマリリスが誕生花とされる日

アマリリスの誕生花の日付は、資料によって異なります。誕生花は公的に決められたものではなく、出版社や花き業界の団体がそれぞれ定めているためです。よく紹介されるのは次の日付です。

  • 1月26日
  • 2月24日
  • 5月30日
  • 6月21日
  • 7月16日
  • 11月13日

複数の日付が並ぶのは珍しいことではありません。誕生日プレゼントとして贈るなら、日付の一致にこだわるより花言葉の意味で選ぶほうが伝わりやすいといえます。

シーン別・アマリリスの選び方

「誇り」「輝くばかりの美しさ」という花言葉は、相手の努力や門出をたたえる場面と相性がよく、次のようなシーンで使えます。

シーン合う花言葉おすすめの形
開店・開業祝い誇り赤の鉢植え
クリスマスの贈り物輝くばかりの美しさ赤・白の鉢植え、球根キット
就職・昇進祝い誇り/Determination切り花のアレンジ
誕生日おしゃべりピンク・複色
発表会・受賞のお祝い輝くばかりの美しさ切り花1〜2本を束ねて

クリスマス前後に鉢植えや球根キットが多く出回るのは、冬に室内で咲かせられる性質を利用した流通によるものです。球根から育てる形の贈り物は、花が咲くまでの時間も一緒に贈れる点が喜ばれます。

渡すとき・飾るときの注意

アマリリスの茎は中が空洞で、太く見えても折れやすいのが特徴です。切り花で贈る場合は、束ねすぎずゆるめにまとめ、持ち帰りの間に茎が曲がらないよう気をつけます。花が大きいぶん重心が高く、細い花瓶では倒れやすい点も伝えておくと親切です。

お見舞いには鉢植えを贈らないのがマナーです。根付く=寝付くを連想させるためで、アマリリスに限らず鉢物全般に当てはまります。お見舞いなら切り花を選びましょう。

球根植物を贈るときの考え方は、ヒヤシンスなど他の花にも共通します。あわせて確認しておくと選びやすくなります。

アマリリスの花言葉についてよくある質問

アマリリスの花言葉に悪い意味はありますか?

死や裏切りといった否定的な花言葉はありません。「誇り」が高慢、「おしゃべり」が口の軽さと読み替えられることはありますが、いずれも本来の意味ではなく受け取り方の問題です。贈り物として避けるべき花ではありません。

アマリリスとホンアマリリスは何が違いますか?

属が違う別の植物です。園芸店で売られているアマリリスは中南米原産のヒッペアストラム属で、春から初夏に咲きます。ホンアマリリスは南アフリカ原産のアマリリス属で、葉が枯れた後の夏の終わりから秋に花だけが咲きます。

アマリリスの色によって花言葉は変わりますか?

広く定着した色別の花言葉はありません。赤・白・ピンクいずれも「誇り」「輝くばかりの美しさ」が共通して当てられます。色の印象から意味を結び付けて紹介されることはありますが、内容は資料によって異なります。

アマリリスの球根に毒があるというのは本当ですか?

本当です。ヒガンバナ科の植物で、球根にリコリンという成分を含みます。口に入れないこと、子どもやペットの手が届く場所に球根を置かないことを守れば、飾って楽しむぶんには問題ありません。球根を扱った後は手を洗いましょう。

アマリリスの誕生花はいつですか?

1月26日・2月24日・5月30日・6月21日・7月16日・11月13日などが紹介されています。誕生花は公的に統一されたものではないため、資料によって日付が分かれます。

切り花のアマリリスを長持ちさせるコツはありますか?

茎が中空で折れやすいため、深い花瓶で支えるか、丈を短く切って安定させるのが基本です。水は浅めにして毎日替え、切り口は斜めに切り直します。花が大きく重いので、倒れない器を選ぶことが一番のポイントです。

まとめ|アマリリスの花言葉は堂々とした花姿から生まれた

アマリリスの花言葉を整理すると、次のようになります。

  • 花言葉は「誇り」「おしゃべり」「輝くばかりの美しさ」「内気」
  • 「誇り」はまっすぐ立つ太い茎と大輪の花姿から
  • 「おしゃべり」は数輪が向かい合って咲く様子から
  • 由来には羊飼いの少女アマリリスの物語と、学名「騎士の星」の2つがある
  • 色別の花言葉は定着しておらず、色は好みで選んでよい
  • 死や呪いの意味はない。「怖い」は球根の毒と言葉の受け取り方から
  • 誕生花は1月26日・2月24日・5月30日など複数の日付が紹介される

アマリリスは、花言葉も花姿も「堂々としていること」で一貫している花です。誰かの努力や門出をたたえたいとき、言葉を添えなくても意味が伝わる一本になります。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

コメントは日本語で入力してください。(スパム対策)

CAPTCHA

目次