遠足のバスレク18選|座ったまま盛り上がる小学生向けゲーム

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遠足のバスレクは、「座ったままできるか」「道具がなくても成立するか」「マイク1本で回せるか」の3つで選ぶと失敗しません。走行中のバスは立ち歩けず、後ろの席の様子も見えないため、教室でできる遊びがそのまま使えるとは限らないからです。この記事では、バスの車内という条件に合うレクを18個、準備ゼロの10選と少しの準備で盛り上がる8選に分けて紹介します。学年別の選び方、往路と復路で変える進行モデル、酔いや声の大きさへの配慮までまとめました。

観光バスの車内で、座席に座った小学生たちが前を向いて手を挙げている場面
目次

遠足のバスレクは「座ったまま・道具いらず・マイク1本」で選ぶ

バスレクを選ぶときの基準は、教室のゲームとは別に考えたほうがうまくいきます。走行中の車内には、教室にはない制約がいくつもあるためです。まずはその違いを押さえてから、具体的な遊びを見ていきましょう。

バスの中が教室と違う5つの制約

教室で盛り上がったゲームを持ち込んでも、車内では成立しないことがあります。理由は次の5つです。

  • 走行中は席を立てない。座席ベルトを締めたまま、前を向いた姿勢でできる遊びに限られます
  • 後ろの席が見えない。全員の様子を確認しながら進める形式は使えません
  • 声が通りにくい。エンジン音があるため、マイクを使わないと後方まで届きません
  • 手元の作業がしにくい。揺れる車内で細かく書いたり、下を向き続けたりする活動は向きません
  • 終わる時間が読めない。渋滞で延びることも、早く着いて途中で打ち切ることもあります

この5つを満たすかどうかが、そのまま選定基準になります。とくに最後の「時間が読めない」は見落としがちです。1つあたり5分前後で区切れる遊びを複数用意しておくと、到着時刻が前後しても慌てずにすみます。

迷ったときの定番5つ

係になったものの何をすればいいか決まらないときは、次の5つから組み合わせれば形になります。どれも道具がいらず、説明が1分で終わるものばかりです。

レク学年の目安所要時間向いている場面
あと出しじゃんけん全学年5分いちばん最初のつかみ
色さがしゲーム低〜中学年5〜10分出発してすぐ
三択クイズ全学年10〜15分中盤のメイン
お題しりとり中〜高学年10分落ち着かせたいとき
10秒ゲーム全学年5分残り時間の調整

最初の1つは「説明が短くて全員が同時に動けるもの」を選びます。ここで空気が温まるかどうかで、その後の進み方が変わります。

準備ゼロでできるバスレク10選|マイク1本で始められる

ここで紹介する10個は、当日にマイクを持てばそのまま始められるものです。前日に何も用意できなかったときでも、この中から3つ選べば往路の時間は埋まります。

レク学年時間進め方
あと出しじゃんけん全学年5分進行役が先に手を出し、「勝って」「負けて」と指示。負ける指示のほうが盛り上がります
色さがしゲーム低〜中学年5〜10分「赤いもの」と指定し、窓の外や車内から探して手を挙げてもらいます
10秒ゲーム全学年5分合図から10秒だと思ったところで手を挙げる遊び。進行役だけが時計を見ます
お題しりとり中〜高学年10分「魚の名前」などお題を決めたしりとり。座席の列ごとに回します
車窓しりとり低〜中学年10分窓の外に見えたものだけでつなぐしりとり。景色が変わると難易度も変わります
数字かぶり禁止中〜高学年5〜10分班ごとに1から順に数え、同時に同じ数字を言ったらやり直し。30まで目指します
先生クイズ全学年10分引率の先生についての三択問題。本人にその場で答え合わせをしてもらいます
ハミングで曲当て全学年10分進行役が歌い出しをハミングし、曲名を当ててもらいます。音源はいりません
うそはどれだ高学年〜中学生10分先生が自分の話を3つして、そのうち1つのうそを当ててもらいます
行き先豆知識クイズ全学年10〜15分これから向かう場所にまつわる三択問題。到着前の予習にもなります

このうち「色さがしゲーム」と「車窓しりとり」は、バスならではの遊びです。窓の外に視線が向くため、車内を見回して探すだけの遊びより変化がつきます。景色が単調な区間に入ったら、お題を「看板の文字」「動いているもの」に切り替えると続けられます。

「先生クイズ」は事前に先生の許可をとっておきます。答えたくない内容が混じることがあるため、問題を見せて確認してもらうと安心です。好きな食べ物や子どものころの習い事など、答えやすい話題にしておくと当日その場で盛り上がります。

クイズを何問も出す予定なら、問題を一から考えるより、すでにある問題集から選ぶほうが早く準備が終わります。日付にちなんだ雑学クイズや、学年を問わず楽しめるなぞなぞは、次の記事にまとめてあります。そのまま読み上げれば使えます。

少しの準備で盛り上がるバスレク8選|しおり・音源・紙を使う

しおりに1ページ足せるなら、レクの幅が広がります。ここで紹介する8つは、印刷物か音源のどちらかを事前に用意するタイプです。準備に時間はかかりますが、そのぶん長い移動時間をもたせやすくなります。

レク学年準備するもの進め方
車窓ビンゴ低〜中学年しおりのビンゴ枠「トンネル」「牛」「消防車」などを書いた枠を配り、見つけたら消していきます
ことばビンゴ全学年しおりのビンゴ枠遠足にまつわる言葉を各自が書き込み、進行役が読み上げます
イントロドン全学年音源と再生機器曲の出だしだけを流して曲名を当てます。バスの音響設備を先に確認します
到着時刻ピタリ賞中学年〜記入欄のある紙目的地に着く時刻を予想して書き、いちばん近かった人を到着後に発表します
班対抗○×クイズ全学年問題リスト班で相談して答えを決め、腕で○×を作って一斉に示します
シルエットクイズ低〜中学年印刷した画像学校にある物や先生の持ち物の影絵を見せ、何かを当ててもらいます
歌のリレー全学年曲のリスト班ごとに1フレーズずつ順番に歌いつなぎます。音楽の授業で習った曲が向きます
写真で行き先あて高学年〜中学生印刷した写真目的地の一部を拡大した写真を見せ、何の場所かを当ててもらいます

印刷物を使うレクは、しおりの中に組み込んでしまうのが確実です。当日に紙を配ると、座席の奥まで行き渡るのに時間がかかり、落として拾えない子も出てきます。しおりの1ページにビンゴ枠と記入欄をまとめておけば、配布の手間がなくなります。

準備ありのレクで先に確認すること
  • バスにマイクと音響設備があるか(貸切バスでも車両によって装備が違います)
  • 音源を再生できる形式か。接続端子が合わないことがあるため、当日より前に試します
  • しおりの印刷締切に間に合うか。ビンゴ枠を足すなら原稿の段階で入れておきます
  • 鉛筆を使う活動を入れてよいか。揺れる車内での筆記を避ける方針の学校もあります

学年別の選び方|低学年・中学年・高学年・中学生

同じレクでも、学年によって盛り上がり方がはっきり分かれます。低学年は答えが1つに決まるもの、高学年は考える余地があるものを選ぶのが基本です。

低学年(1〜2年生)は「見つける・答える」で完結するもの

説明が長いレクは、聞いているうちに何をするのか分からなくなります。「赤いものを探す」「先に手を挙げる」のように、やることが一言で伝わるものを選んでください。色さがしゲーム、車窓ビンゴ、あと出しじゃんけんが向いています。

この学年では、勝ち負けをはっきりつけすぎないほうが進めやすくなります。見つけた子を順に指名して答えてもらう形にすれば、当たった子だけが目立つ展開になりません。1つの遊びは5分ほどで切り上げ、飽きる前に次へ移ります。

中学年(3〜4年生)は班で競う形にすると熱が入る

班活動に慣れてくる時期なので、隣の席と相談して答えを決める形式が機能します。班対抗○×クイズ、数字かぶり禁止、ことばビンゴあたりが定番です。点数を黒板代わりに紙へ書いて掲げると、競っている感じが伝わります。

ただし、座席の並びと班の分かれ方が一致していないことがあります。バスの座席は背の順やきょうだいの都合で決まる場合もあるため、事前に座席表を見て、班ごとにまとまっているかを確認しておくと当日に混乱しません。

高学年(5〜6年生)は「考える余地」があるものを

単純な当てものだけでは物足りなくなる学年です。うそはどれだ、到着時刻ピタリ賞、写真で行き先あてのように、推理したり作戦を立てたりする要素があるレクが向きます。お題しりとりも、お題を「四字熟語」「都道府県」にすると難易度が上がります。

この学年は、進行そのものを子どもに任せられるようになります。レク係が問題を考え、マイクを持って進めるところまでを自分たちでやると、行事としての手ごたえが残ります。先生は時間管理と、話が長くなったときに切り上げる役に回ると進行が安定します。

中学生の校外学習・修学旅行では静かな時間も設計に入れる

中学生になると、全員参加型のレクを長く続けるより、前半にレク・後半は自由という組み立てのほうが受け入れられやすくなります。うそはどれだ、イントロドン、写真で行き先あてのように、答えが読めない要素があるものを2つほど用意し、30分程度で終える設計にしておくと無理がありません。

行き先の下調べを兼ねたクイズは、この年代でも成立します。訪問先の歴史や地形にからめた問題を出しておくと、現地での見学が少し変わります。校外学習そのものの目的をクラスで共有しておきたいときは、スローガンを決める流れとあわせて考えると準備が進みます。

往路と復路で変える進行モデル|時間配分と酔い・声量の配慮

行きと帰りで同じ内容を繰り返すと、帰りは確実に空気が重くなります。往路は場を温める、復路は静かに終える。この役割の違いを先に決めておくと、当日の判断に迷いません。

バスの窓際の席で、外の景色を眺める小学生の後ろ姿

往路60分の進行モデル

STEP
出発直後はレクを入れない(10分)

荷物を置き、座席ベルトを締め、しおりを出すまでに時間がかかります。ここでレクを始めても指示が通りません。運転手さんへのあいさつと、今日の流れの確認だけにとどめます。

STEP
短いレクで様子を見る(10分)

あと出しじゃんけんや色さがしゲームなど、説明が1分で終わるものを1つ。ここで声が返ってくるかどうかで、その日の反応のよさが分かります。反応が薄ければ、後半の予定を短めに組み直します。

STEP
メインのレク(20分)

クイズ大会やビンゴなど、いちばん時間を使うものをここに置きます。2つ詰め込むと必ず途中で終わるので、1つに絞ります。残り時間を知らせる係を決めておくと、区切りをつけやすくなります。

STEP
行き先の話で落ち着ける(10分)

行き先豆知識クイズや、見学のときの約束ごとの確認にあてます。盛り上がったまま到着すると、降車後に指示が入りにくくなります。ここで少し静かにしておくと、現地での動き出しがそろいます。

STEP
到着前は片づけの時間(10分)

ごみをまとめ、忘れ物を確認し、降りる順番を伝えます。渋滞で到着が遅れたときは、この時間だけは削らず、メインのレクを途中で切り上げるほうが当日は回ります。

復路は「疲れている前提」で組む

帰りのバスは、一日歩いたあとの状態です。往路と同じ密度でレクを入れても反応は返ってきません。寝てしまう子が出るのを織り込んで、参加しなくても成立する内容にしておきます。

向いているのは、聞いているだけでも楽しめるものです。ハミングで曲当て、歌のリレー、到着時刻ピタリ賞の発表などが使えます。逆に、班で相談する形式や、全員が声を出す形式は復路には向きません。静かにしている子を起こす結果になります。

帰りは「10分だけレクをして、あとは自由」と最初に宣言しておくと、終わったあとの車内が落ち着きます。終わりの時刻を伝えないまま続けると、いつまで続くのかが分からず集中が切れます。

酔い・声の大きさ・安全面で先に決めておくこと

レクの内容を決める前に、進行のルールを担任と共有しておきます。当日その場で判断すると、止めるタイミングを逃します。

  • 下を向く時間が長い活動は短めに区切る。手元の紙に書き続ける形式より、顔を上げたままできる形式を中心にします
  • 体調がすぐれない子が出たら、その時点でレクを止める。続けるかどうかは担任の判断にゆだね、係は指示を待ちます
  • 参加しない選択も認める。眠っている子や静かにしていたい子を起こして参加させない、と先に決めておきます
  • 大声を出させる遊びは避ける。運転手さんへの合図が聞こえなくなる恐れがあります
  • 座席ベルトを外す動きが必要な遊びは入れない。振り返る、通路に出る動作をともなうものは除外します

酔い止めの薬を使うかどうかは、学校と家庭で取り決める内容です。レクの担当者が判断することではないため、体調について相談を受けたら担任へつなぎます。座席の位置を替える対応も、担任が座席表を把握したうえで行うのが確実です。

なお、遠足そのものがいつ行われるかは学校によって差があります。春と秋のどちらに組まれるか、他の行事とどう重なるかを知りたいときは、月ごとの学校行事をまとめた記事も参考になります。

バスを降りたあとや、雨で行き先が変わって教室で過ごすことになった場合は、立ち歩けるゲームも選べます。教室でできる遊びは別の記事にまとめてあります。

遠足のバスレクでよくある質問

バスレクは誰が進行するのですか

学年によって変わります。低学年は先生が進めることが多く、中学年からはレク係の子どもが担当する形が増えます。高学年や中学生では、問題づくりから進行まで子どもたちが担い、先生は時間管理と安全確認に回る形が一般的です。係が進行する場合も、始める合図と終わる合図は先生が出すと決めておくと、切り上げるタイミングで困りません。

バスにマイクがない場合はどうすればいいですか

進行役が通路の中ほどに立てる停車中に説明を済ませ、走行中は短い合図だけで進む形にします。ただし、走行中に立つことはできないため、席から声を出して全員に届くかどうかを出発前に試しておく必要があります。届かない場合は、前方と後方に1人ずつ係を置いて、同じ内容を伝える二重進行にすると回ります。マイクの有無は貸切バスの車両によって違うので、手配の段階で確認しておくと確実です。

移動時間が30分しかありません。何をすればいいですか

出発直後の10分と到着前の10分を除くと、使えるのは10分ほどです。レクは1つに絞り、あと出しじゃんけんや色さがしゲームのような、説明が短くて途中で切り上げられるものを選びます。ビンゴやクイズ大会のように、最後まで終えないと形にならないものは向きません。短い移動では、行き先の説明や約束ごとの確認に時間を使うほうが、当日の動きがそろいます。

帰りのバスでも同じレクをしていいですか

同じものを繰り返すと反応が落ちます。帰りは疲れている子が多いため、聞いているだけでも成立する内容に切り替えてください。ハミングで曲当てや、行きに予想してもらった到着時刻の結果発表などが向きます。時間も10分程度にとどめ、そのあとは自由に過ごせるようにしておくと、車内が落ち着いたまま学校に着きます。

盛り上がらなかったときはどうすればいいですか

粘らずに切り上げるのが最善です。反応が薄いまま続けると、後半のレクまで空気が重くなります。あらかじめ「反応が薄かったら次へ移る」と係の中で決めておき、予備の短いレクを2つ用意しておくと立て直せます。景色のよい区間に差しかかっているなら、いったんレクをやめて外を見る時間にするのも一つの方法です。

中学生でも盛り上がるバスレクはありますか

答えが読めない要素があるものなら成立します。先生の話のうそを当てる遊び、イントロドン、目的地の写真を一部だけ見せて当てる遊びなどが向いています。全員参加を長く求めるより、前半にレクを30分ほど入れて、後半は自由に過ごす組み立てのほうが受け入れられやすくなります。行き先にからめたクイズは、現地での見学の下地にもなります。

まとめ|バスの制約から逆算すれば迷わない

遠足のバスレクで迷ったときは、遊びの面白さから探すのではなく、バスの制約から絞り込むほうが早く決まります。座ったままできるか、道具がなくても成立するか、マイク1本で回せるか。この3つを満たすものだけを候補にすれば、選択肢はかなり少なくなります。

そのうえで、往路は場を温める役割、復路は静かに終える役割と分けておきます。到着時刻が読めないことを前提に、5分前後で区切れるものを複数用意しておけば、渋滞で延びても早く着いても対応できます。

準備が間に合わなかったときは、あと出しじゃんけん・色さがしゲーム・三択クイズの3つだけ決めておけば、往路の時間は形になります。残りは当日の反応を見ながら足していけば十分です。

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