【社会人向け】ギター独学ロードマップ|1日15分で弾けるようになる練習法

当ページのリンクには広告が含まれています。

「好きなアーティストみたいに、ギターをかっこよく弾いてみたい」「あの曲を自分の手で演奏できたら最高だな」——そんな思いを抱きながらも、「何から始めればいいかわからない」「本当に独学で弾けるようになるの?」と、なかなか一歩を踏み出せずにいませんか?

結論から言うと、ギターは独学でも十分に弾けるようになります。ただし、やみくもに練習するのではなく、正しい順序で一つずつステップを踏んでいくことが大切です。

この記事では、楽器経験ゼロの初心者が「最初の1曲を弾けるようになる」までの道のりを、7つのステップで具体的に解説します。1日15分からでもOK。仕事で忙しい社会人でも無理なく続けられる練習方法や、多くの人がつまずくポイントの乗り越え方もあわせて紹介するので、ぜひ最後まで読んでみてください。

目次

独学と教室、どっちがいい?メリット・デメリット比較

「ギターを始めよう」と思ったとき、独学でいくか、教室に通うか迷う方も多いのではないでしょうか。どちらにもメリット・デメリットがあるので、自分のライフスタイルや目的に合った方法を選ぶのがポイントです。

独学ギター教室
費用ギター本体+教材費のみ(数千円〜)月額5,000円〜15,000円程度が相場
時間の自由度好きな時間に好きなだけ練習できるレッスン日時が固定されることが多い
上達スピード自分のペースで進められるが、効率は人によるプロの指導で効率よく上達しやすい
フィードバック自分で気づくか、動画で確認する必要ありその場で間違いを指摘してもらえる
モチベーション維持自己管理が必要レッスンが定期的なペースメーカーになる
向いている人自分のペースで進めたい人、費用を抑えたい人、時間が不規則な人確実に上達したい人、一人だと続かない人、予算に余裕がある人

独学の最大のメリットは、コストを抑えながら自分のペースで進められること。仕事終わりの30分、休日の朝の1時間など、自分の生活リズムに合わせて練習時間を確保できます。一方で、間違ったフォームや弾き方が身についてしまうリスクがある点は注意が必要です。

この記事では、独学でも正しいフォームと練習方法が身につくよう、具体的なポイントを丁寧に解説していきます。

1日何分練習すればいい?効果的な練習時間の目安

「毎日何時間も練習しないと上達しないのでは?」と心配になるかもしれませんが、そんなことはありません。特に初心者のうちは、長時間の練習よりも「短時間でも毎日続けること」の方がずっと大切です。

初心者におすすめの練習時間

最初の1〜2週間は、1日15分〜30分で十分です。むしろ、最初から長時間練習しようとすると、指が痛くなって嫌になってしまったり、疲れて集中力が続かなくなったりと、逆効果になることも。短い時間でも、正しいフォームを意識しながら集中して練習する方が、効率よく上達できます。

慣れてきたら徐々に時間を延ばしていき、1日30分〜1時間を目標にするとよいでしょう。週末にまとめて2〜3時間練習するより、平日に15分ずつでも毎日触る方が、指の感覚が定着しやすくなります。

練習時間の確保が難しい社会人へ

「仕事が忙しくて練習時間がとれない」という方は、スキマ時間を活用してみてください。朝の出勤前に10分、寝る前に10分など、短い時間を組み合わせるのも効果的です。また、テレビを見ながらコードフォームを確認したり、通勤中にギター系のYouTubeで予習したりと、ギターを持っていない時間も有効活用できます。

大切なのは「完璧にやろうとしない」こと。「今日は5分しかできなかった」でも、ゼロよりずっといい。そんな気持ちで、無理なく続けることを優先しましょう。

【独学ギター完全ロードマップ】7つのステップで「弾けた!」を実現

ここからは、ギター初心者が最初の1曲を弾けるようになるまでの具体的な道のりを、7つのステップに分けて解説します。焦らず、一つずつクリアしていきましょう。

ステップ1:相棒となるギターと必需品を揃えよう

まずはギター本体と、練習に必要な最低限のアイテムを準備しましょう。

アコギとエレキ、どっちを選ぶ?

ギターには大きく分けて「アコースティックギター(アコギ)」と「エレキギター」の2種類があります。どちらを選ぶかは、あなたがどんな音楽を演奏したいかで決めるのがおすすめです。

アコースティックギターは、本体だけで豊かな音が鳴るのが特徴。弾き語りやフォークソング、ポップスをやりたい方に向いています。アンプなどの機材が不要なので、手軽に始められるのもメリットです。ただし、最初は弦が硬く感じるかもしれません。

エレキギターは、アンプにつないで音を出すタイプ。ロックやポップス、バンドサウンドが好きな方にぴったりです。ヘッドホンをつなげば深夜でも音を気にせず練習できるので、マンション住まいの方にも向いています。

正直なところ、「どっちが初心者向き」という決まりはありません。「この見た目が好き!」「好きなアーティストが使っているから」といった理由で選んでOK。愛着のあるギターの方が、練習のモチベーションも上がります。

必ず揃えたい3つのアイテム

ギターと一緒に、以下の3つは必ず用意しておきましょう。

1つ目は「チューナー」です。ギターの音を正しく合わせるための必需品で、これがないと正確な音程で練習できません。ギターのヘッドに挟んで使うクリップ式が便利ですが、スマートフォンの無料アプリでも代用可能。まずはアプリから試してみるのもアリです。

2つ目は「ピック」。弦を弾くための小さな板です。形や硬さにいろいろな種類がありますが、最初は「ティアドロップ型」か「おにぎり型」の「ミディアム(Medium)」を数枚買っておけば大丈夫。ピックは消耗品で、なくしやすいものでもあるので、まとめ買いしておくと安心です。

3つ目は「交換用の弦」。弦は消耗品なので、練習中に切れてしまうこともあります。いざというときに困らないよう、ギターを買うタイミングで1セット用意しておきましょう。

ステップ2:正しいフォームを身につける

正しいフォームは、上達スピードに直結します。最初に変な癖がついてしまうと、後から直すのが大変。逆に言えば、最初にしっかりフォームを意識しておけば、その後の上達がスムーズになります。

座り方と構え方

椅子に浅めに腰掛け、背筋を軽く伸ばします。猫背になったり、逆に反り返ったりしないよう注意しましょう。右利きの場合、ギターのくびれた部分(ウエスト)を右足の太ももに乗せ、ボディを体に軽く引き寄せます。右腕はボディの一番膨らんでいる部分に自然に乗せましょう。

左手のフォーム

左手の親指は、ネック(棹の部分)の裏側、中央あたりに軽く添えます。ネックを握りしめるのではなく、親指と他の指で「挟む」ようなイメージです。コードを押さえるときは、指先を立てて弦を押さえます。指の腹で押さえると、隣の弦に触れてしまい、きれいな音が出ません。爪は常に短く切っておくのがポイントです。

ピックの持ち方

人差し指の側面(第一関節あたり)にピックを乗せ、その上から親指で軽く押さえます。力を入れすぎると、弦を弾いたときにピックが引っかかってスムーズに弾けません。「ひよこを優しくつまむ」くらいの力加減をイメージしてみてください。

最初は窮屈に感じるかもしれませんが、これが最も効率よくギターを弾くための基本姿勢です。練習のときは、鏡やスマホのインカメラで自分の姿をチェックする習慣をつけると、フォームの崩れに早く気づけます。

ステップ3:チューニングをマスターする

チューニング(音合わせ)は、ギターを弾く前に必ず行う作業です。正しい音程で練習しないと、正しい音感が身につきません。料理でいう「下ごしらえ」のようなものだと考えて、練習前の習慣にしましょう。

各弦の音を覚えよう

一般的なギターのチューニング(レギュラーチューニング)では、6本の弦をそれぞれ以下の音に合わせます。太い弦(6弦)から順に、E(ミ)→ A(ラ)→ D(レ)→ G(ソ)→ B(シ)→ E(ミ)です。

覚え方として有名なのが「家(E)で(A)大(D)ごはん(G)、バナナ(B)いいね(E)」や「家(E)の(A)庭(D)で(G)ビール(B)飲もう(E)」といった語呂合わせ。自分が覚えやすいものを使ってみてください。

チューニングの手順

チューナーの電源を入れ、6弦から順に1本ずつ弾きます。チューナーの画面に表示される音名を確認しながら、ペグ(ヘッドについているつまみ)を回して音を調整。画面のメーター(針)が中央に来ればOKです。音が低ければペグを締め、高ければ緩めます。

最初は時間がかかっても大丈夫。チューニングに慣れることも、ギタリストへの大切な一歩です。

ステップ4:最初のコード「Em」を弾いてみよう

いよいよ、最初の和音(コード)に挑戦です。まずは、指2本だけで押さえられる簡単なコード「Em(イーマイナー)」を弾いてみましょう。

Emの押さえ方

人差し指で5弦の2フレットを、中指で4弦の2フレットを押さえます。「フレット」とは、ネックに埋め込まれている金属の棒(仕切り)のこと。「2フレットを押さえる」というのは、1番目と2番目の金属棒の「間」の指板部分を押さえるという意味です。指はできるだけ立てて、狙った弦だけをしっかり押さえましょう。

形ができたら、右手のピックで6弦から1弦に向かって「ジャラーン」とゆっくり弾いてみてください。

最初の「音楽」を味わおう

どうでしょうか?少し切なくて、それでいてきれいな響きがしませんでしたか?これが、あなたが自分の手で生み出した最初の「音楽」です。たった2本の指で押さえただけなのに、ちゃんとコードとして成立している。この感動を、ぜひ覚えておいてください。「自分にもできた!」という小さな成功体験が、この先の練習を支えてくれます。

ステップ5:基本コードをマスターする

Emが弾けるようになったら、次は曲の土台となる他の基本コードも覚えていきましょう。J-POPやロックでよく使われる、特に重要なコードを紹介します。

まず覚えたい4つのコード

「C(シー)」は、明るく元気な響きが特徴のコード。人差し指で2弦1フレット、中指で4弦2フレット、薬指で5弦3フレットを押さえます。指を開くのが少し難しいですが、多くの曲で使われる超重要コードです。

「G(ジー)」は、力強くて華やかな響き。中指で5弦2フレット、薬指で6弦3フレット、小指で1弦3フレットを押さえます。押さえる場所が離れているので最初は戸惑いますが、練習すれば必ず弾けるようになります。

「Am(エーマイナー)」は、Emに似た切ない響きですが、より優しい雰囲気のコード。人差し指で2弦1フレット、中指で4弦2フレット、薬指で3弦2フレットを押さえます。

「D(ディー)」は、キラキラとした美しい響きが特徴。人差し指で3弦2フレット、中指で1弦2フレット、薬指で2弦3フレットを押さえます。指が窮屈に感じますが、慣れれば押さえやすいコードです。

「Fの壁」を乗り越えるコツ

初心者の前に立ちはだかる最大の壁が「F(エフ)」コード。人差し指1本で複数の弦を同時に押さえる「セーハ(バレー)」が必要なため、最初はなかなかきれいな音が出ません。

でも、心配しなくて大丈夫です。まずは、セーハを使わない「簡易フォーム(省略フォーム)」で練習しましょう。人差し指で1弦と2弦の1フレットを同時に押さえ、中指で3弦2フレット、薬指で4弦3フレットを押さえる形です。

この簡易フォームでFの響きに慣れ、他のコードと一緒にスムーズに弾けるようになることをまず目指しましょう。本格的なFへの挑戦は、ギターにもっと慣れてきてからで全く問題ありません。Fが弾けないからといって、曲が弾けないわけではないのです。

ステップ6:コードチェンジを滑らかにする

コードをいくつか覚えても、それだけでは曲になりません。コードからコードへスムーズに指を動かす「コードチェンジ」ができて、初めてメロディーが生まれます。ここが独学者の多くがつまずくポイントですが、地道な反復練習で必ず乗り越えられます。

効果的な練習方法

最初は音を出さずに、コードの形だけを動かす練習から始めてみてください。たとえば「C」と「G」のコードフォームを、ピックで弦を弾かずに、ゆっくり交互に作ってみます。この段階では、脳が指の動きを覚えることが目的です。形が安定してきたら、実際に音を出しながら練習に移りましょう。

次に、2つのコードを行き来する練習をします。「C」を4回ジャラーンと弾いたら「G」を4回弾く、というのを繰り返します。スマートフォンのメトロノームアプリを使い、ゆっくりなテンポ(BPM60くらい)に合わせて行うと効果的です。最初は間に合わなくても気にせず、徐々にテンポに乗れるようになることを目指しましょう。

慣れてきたら、よく使われるコード進行で練習してみてください。「C → G → Am → Em」のような定番の進行は、実際の曲でも頻繁に登場します。これが滑らかにできるようになれば、弾ける曲のレパートリーが一気に増えます。

焦りは禁物

「昨日の自分より、ほんの少しでもスムーズになっていればOK」という気持ちで、毎日5分でもいいので続けてみてください。1週間、1ヶ月と続けていくうちに、驚くほど自然に指が動くようになります。

ステップ7:簡単な曲を1曲通して弾いてみる

地道な練習を続けてきたあなたには、感動の瞬間が待っています。ステップ5で覚えたコードを使えば、実は驚くほどたくさんの曲が弾けるのです。

まずはシンプルなストロークで

「C → G → Am → Em → F → C → F → G」というコード進行は、数えきれないほどのヒット曲で使われている「王道進行」の一つ。この進行をマスターすれば、いろいろな曲に応用できます。

ストローク(右手で弦を弾くパターン)は、まずシンプルな8ビートから始めましょう。「ダウン・ダウン・ダウン・ダウンアップ」のリズムで、1つのコードにつき1回ずつ弾きながらコードチェンジしていきます。

最後まで弾き切ることが大切

最初はテンポがずれたり、指がもたついたりして当然です。それでも、とにかく最後まで通して弾いてみてください。たとえ拙くても、1曲を自分の手で奏でたという事実は、何物にも代えがたい達成感を与えてくれます。

この「弾けた!」という喜びこそが、さらに難しい曲に挑戦するための最高の原動力になります。

独学で挫折しないために知っておきたい「3つの壁」と乗り越え方

独学の道には、多くの人がつまずくポイントがいくつかあります。でも、あらかじめその存在を知っておけば、対策を立てられるので怖くありません。ここでは代表的な3つの壁と、その乗り越え方を解説します。

壁1:指が痛い!Fコードが押さえられない!

これは、ギターを始めたほぼ全員が経験する通過儀礼のようなものです。指先の皮が柔らかい最初のうちは、弦を押さえると痛みを感じます。でも、練習を続けるうちに指先に「ギターだこ」ができて、痛みは自然と感じなくなります。これは成長の証なので、焦らず見守りましょう。

痛みが強いときは無理をせず、練習時間を短くするのがコツ。「15分練習して1時間休む」のように、こまめに休憩を挟んでください。痛みを我慢して長時間練習しても、腱鞘炎など怪我のリスクが高まるだけです。Fコードについても、前述の簡易フォームを完璧にすることをまず目指し、焦らず取り組みましょう。

壁2:上達が感じられず、モチベーションが続かない

独学は、自分の成長度合いがわかりにくいのが難点です。「本当に上手くなっているのかな…」という不安が、モチベーションを奪っていきます。

おすすめの対策は、スマートフォンの録音・録画機能を活用すること。1週間前、1ヶ月前の自分の演奏と聴き比べてみてください。コードチェンジが少しスムーズになっていたり、音の響きがクリアになっていたり、客観的な成長を発見できるはずです。

また、「今週はC → Gのコードチェンジをマスターする」「今月中にこの曲のサビだけ弾けるようになる」といった、小さな目標を設定するのも効果的です。大きすぎる目標は挫折のもと。達成感を味わえる小さなゴールを積み重ねていきましょう。

壁3:変な癖がついてしまう

指導者がいない独学では、知らず知らずのうちに非効率なフォームや弾き方が身についてしまうリスクがあります。

対策としては、定期的な「セルフチェック」が有効です。鏡や録画で、背中が丸まっていないか、左手首が極端に曲がっていないか、ピックを持つ右手に力が入りすぎていないかを確認しましょう。プロのギタリストの演奏動画を見て、そのフォームと自分のフォームを比べてみるのもおすすめです。

違和感を感じたら、早めに基本に立ち返ってフォームを見直す時間を作ってください。癖は早期発見・早期修正が鉄則です。

練習を続けるためのモチベーション管理術

独学で最も難しいのは、モチベーションを維持し続けることかもしれません。教室に通っていれば、レッスン日が自動的にペースメーカーになりますが、独学ではすべて自分次第。ここでは、練習を長く続けるためのコツを紹介します。

「好きな曲」を練習に取り入れる

基礎練習ばかりでは、どうしても飽きてしまいます。「この曲が弾きたい!」というモチベーションの源を、練習に積極的に取り入れましょう。まだ難しくて全部は弾けなくても、サビのコード進行だけ練習してみるなど、好きな曲に触れる時間を作ることで、「なぜギターを始めたのか」という初心を思い出せます。

練習環境を整える

ギターをケースにしまい込んでいると、取り出すのが面倒で練習から遠ざかりがち。ギタースタンドを買って、すぐ手に取れる場所に置いておくだけで、練習頻度がぐっと上がります。「座ったらすぐ弾ける」環境を作ることが、継続の秘訣です。

SNSやコミュニティを活用する

一人で練習していると、孤独を感じることもあります。そんなときは、SNSで練習動画を投稿してみたり、ギター初心者のコミュニティに参加してみたりするのもおすすめ。同じ目標を持つ仲間の存在は、大きな励みになります。「いいね」やコメントをもらえると、それだけでモチベーションがアップしますよ。

「完璧主義」を手放す

「今日は疲れているから練習したくない」「うまく弾けないからやる気が出ない」——そんな日もあるでしょう。大切なのは、そういうときに「ゼロにしない」こと。5分だけ、1コードだけでもいいから触る。完璧にできなくても、続けることに意味があります。自分に厳しくしすぎず、「今日もギターに触れた自分、えらい!」と褒めてあげてください。

教材選びの3つの視点|費用と時間を賢く使おう

独学を力強くサポートしてくれるのが、教則本やオンライン教材です。自分に合った教材を選ぶための視点を紹介します。

書籍・動画・オンライン講座、どれがいい?

教則本(書籍)は、比較的安価で体系的にまとまっているのがメリット。自分のペースでじっくり読み進めたい人に向いています。ただし、音や動きがわからないのが難点なので、動画と併用するのがおすすめです。

YouTubeなどの動画サイトは、無料で膨大な情報にアクセスできるのが魅力。特定の曲の弾き方を知りたいときには非常に便利です。一方で、情報が断片的で「何から見ればいいかわからない」という迷子になりやすいデメリットもあります。

DVD教材やオンライン講座は、書籍の体系性と動画のわかりやすさを両立しています。初期費用はかかりますが、カリキュラムに沿って進められるので、迷いにくく挫折しにくい選択肢といえます。

良い教材を見抜くチェックポイント

教材を選ぶときは、以下のポイントをチェックしてみてください。

まず、「ロードマップが明確かどうか」。「1日目はこの練習」「2週目はこの曲」のように、進むべき道が具体的に示されている教材は、独学でも迷いにくくなります。

次に、「初心者目線で解説されているか」。専門用語ばかりでなく、丁寧でわかりやすい言葉が使われているかどうかを確認しましょう。

最後に、「映像がわかりやすいか」。動画教材の場合、手元のアップなど、指の動きがはっきり見える工夫がされているかが重要です。サンプル動画があれば、購入前に必ず確認してください。

基礎練習の大切さを忘れずに

どんなに優れた教材を使っても、それを活かすのはあなた自身の「日々の練習」です。チューニング、コード練習、スケール練習といった地味な基礎練習は、派手さはありませんが、確実にあなたの土台を築きます。焦って難しい曲に挑戦するより、毎日コツコツと基礎を固めること。それこそが、揺るぎない実力を身につける最短の道です。

よくある質問(FAQ)

楽譜が読めなくても大丈夫ですか?

はい、大丈夫です。ギターには「TAB譜(タブ譜)」という、どの弦のどのフレットを押さえるかが直感的にわかる楽譜があります。五線譜が読めなくても、TAB譜さえ読めればほとんどの曲を弾くことができます。TAB譜の読み方は、ギターを始めてすぐに覚えられるシンプルなものなので、心配いりません。

手が小さいのですが、ギターを弾けますか?

弾けます。手の大きさよりも、正しいフォームと練習量の方がずっと大切です。実際、手が小さい女性や子どもでも、プロとして活躍しているギタリストはたくさんいます。最初は指が届かないと感じるコードもあるかもしれませんが、練習を続けるうちに指の可動域が広がり、自然と押さえられるようになります。

何歳から始めても遅くないですか?

もちろんです。ギターに年齢制限はありません。40代、50代、60代から始めて楽しんでいる方も大勢います。むしろ、大人になってから始める方が、「なぜ弾きたいのか」という目的がはっきりしている分、モチベーションを維持しやすいという声も。「今日が一番若い日」という言葉の通り、始めたいと思ったときが始めどきです。

独学だと限界がありますか?

ある程度のレベルまでは、独学でも十分に到達できます。基本的なコードストロークや簡単な曲の演奏であれば、正しい方法で練習すれば問題ありません。ただし、より高度なテクニックを身につけたい場合や、伸び悩みを感じたときには、スポットで単発レッスンを受けてみるのも一つの手。独学とレッスンを組み合わせるハイブリッドなスタイルもおすすめです。

最初にどのくらいの価格のギターを買えばいいですか?

初心者の1本目としては、1万円〜3万円程度のギターで十分です。あまりに安すぎると、音程が合いにくかったり、弾きにくかったりして、練習のモチベーションが下がる原因になることも。逆に、最初から高価なギターを買う必要もありません。まずは手頃な価格のもので始めて、上達してきたら2本目を検討するのが賢い選び方です。

まとめ:今日からあなたもギタリストの仲間入り

この記事では、ギター初心者が独学で「最初の1曲を弾けるようになる」までのロードマップと、挫折しないためのコツを解説してきました。

もう一度、7つのステップを振り返ってみましょう。

ステップ1:ギターと必需品を揃える
ステップ2:正しいフォームを身につける
ステップ3:チューニングをマスターする
ステップ4:最初のコード「Em」を弾いてみる
ステップ5:基本コードをマスターする
ステップ6:コードチェンジを滑らかにする
ステップ7:簡単な曲を1曲通して弾いてみる

全てを一度にやろうとする必要はありません。まずはこの記事をブックマークして、ステップ1から、一つずつクリアしていってください。

もしまだギターを持っていなくても大丈夫。スマートフォンでチューナーアプリをダウンロードしてみる、楽器店にギターを見に行ってみる——それだけでも、昨日までのあなたとは違う、ギタリストへの確かな一歩です。

1日15分、1つのコード、1曲のサビ。小さな積み重ねが、やがて大きな成果になります。憧れのあの曲を自分の手で奏でる日は、思っているより遠くありません。さあ、最初の一音を鳴らしてみてください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次