【2026年】節分に食べるものは何がある?恵方巻き・いわし・そばなど縁起物の意味と子ども向けアレンジ

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「節分といえば豆まきと恵方巻き」──そう思っている方は多いのではないでしょうか。でも実は、日本全国には節分にまつわるさまざまな食べ物があり、それぞれにユニークな意味や由来が込められているんです。

お子さんに「なんで節分にこれを食べるの?」と聞かれたとき、きちんと説明できたら素敵ですよね。この記事では、2026年の節分(2月3日・火曜日)に向けて、全国各地の節分グルメとその意味を徹底解説します。さらに、お子さんが食べやすいアレンジ方法や、節分の献立例もご紹介しますので、ぜひ最後までお付き合いください。

目次

そもそも節分ってどんな日?子どもに伝えたい節分の意味

節分について子どもに聞かれたら、どう説明しますか?「鬼をやっつける日!」という答えも間違いではありませんが、せっかくなら由来も一緒に教えてあげたいですよね。

「季節を分ける」から「節分」

「節分」という言葉は、文字どおり「季節を分ける」という意味を持っています。昔の日本では、春・夏・秋・冬それぞれの始まりの前日を「節分」と呼んでいたため、年に4回の節分がありました。

その中でも特に大切にされていたのが、立春(りっしゅん)の前日です。立春は「春が始まる日」であり、昔の暦では一年の始まりとされていました。つまり、立春の前日である節分は「一年の最後の日」、今でいう大晦日のような存在だったのです。新しい年を気持ちよく迎えるために、この日に特別な行事を行うようになりました。

なぜ鬼を追い払うの?

昔の人々は、季節の変わり目には目に見えない悪いもの(邪気・鬼)が現れやすいと考えていました。特に冬から春への変わり目は、体調を崩しやすい時期でもあります。そこで「悪いものを追い出して、良いものを呼び込もう」という願いを込めて、豆まきや特別な食べ物を食べる風習が生まれました。

お子さんには、「季節が変わるときに、悪いバイキン(鬼)を追い出して、元気に過ごせるようにお願いする日だよ」と伝えると、わかりやすいかもしれませんね。

なぜ特別な食べ物を食べるの?

節分に特別な食べ物を食べるのには、大きく分けて2つの理由があります。

1つ目は、栄養をしっかり摂って体を強くするためです。2月は一年で最も寒い時期なので、滋養のあるものを食べて風邪などに負けない体を作ろうという、昔の人の生活の知恵が込められています。

2つ目は、縁起を担ぐためです。食べ物の名前や形、色などにさまざまな意味を持たせて、「健康でいられますように」「幸せになれますように」という願いを込めました。語呂合わせ(ダジャレのようなもの)で縁起をかつぐのは、日本人ならではの楽しい文化ですね。

【2026年の恵方は南南東】定番の節分フード3選

まずは、全国的によく知られている節分の食べ物を3つご紹介します。それぞれの由来を知ると、毎年なんとなく食べていたものが、もっと特別に感じられるはずです。

福豆(豆まき)──「魔を滅する」パワーフード

節分といえば、「鬼は外!福は内!」の掛け声とともに豆をまく「豆まき」が定番ですよね。使うのは炒った大豆で、これを「福豆」と呼びます。

なぜ大豆を使うのかというと、昔から大豆には特別な力が宿ると信じられていたからです。「豆」という言葉が「魔滅(まめ=魔を滅ぼす)」に通じることから、鬼を追い払う力があるとされてきました。また、炒った豆を使うのは、「炒る」が「射る(弓で射る)」に通じ、「鬼の目を射る」という意味が込められているためです。さらに、生の豆だと芽が出てしまう可能性があり、「邪気から芽が出る」のは縁起が悪いとされたことも理由の一つです。

豆まきのあとは、自分の年齢と同じ数(または年齢+1個)の豆を食べます。これは「福を体に取り込む」という意味があり、一年間健康に過ごせるようにという願いが込められています。

恵方巻き──2026年は「南南東」を向いて丸かぶり!

近年、節分の食卓に欠かせなくなったのが「恵方巻き」です。その年の縁起が良い方角「恵方(えほう)」を向いて、太巻き寿司を一本丸ごとかぶりつくというユニークな食べ方が特徴です。

2026年の恵方は「南南東(やや南)」です。スマートフォンのコンパスアプリを使えば、簡単に方角を確認できます。家族みんなで同じ方向を向いて、黙々と恵方巻きを食べる姿は、ちょっとシュールで楽しいイベントですよね。

恵方巻きのルールをまとめると、次のようになります。

  • 恵方(2026年は南南東)を向いて食べる
  • 包丁で切らずに一本丸ごと食べる(「縁を切らない」という意味)
  • 食べ終わるまで黙って食べる(しゃべると運が逃げるとされる)
  • 願い事を心の中で唱えながら食べる

この風習は、江戸時代末期から明治時代初期に、大阪の商人たちの間で始まったとされています。七福神にちなんで7種類の具材を入れることで「福を巻き込む」という意味を持たせ、商売繁盛や無病息災を願いました。

ただし、小さなお子さんや高齢の方が太巻きを丸かぶりするのは大変ですし、喉に詰まらせる危険もあります。無理せず、食べやすいサイズにカットして楽しんでも大丈夫。縁起物は、何より楽しく安全に味わうことが大切です。

いわし──鬼が嫌がる魔除けの魚

関西地方を中心に西日本で広く見られるのが、節分に「いわし」を食べる風習です。なぜ、いわしなのでしょうか?

その理由は、いわしを焼くときに出る煙と強烈なにおいにあります。昔の人は、鬼は臭いにおいを嫌うと信じていたため、いわしを焼く煙で鬼を家に近づけないようにしたのです。いわば、天然の「鬼よけバリア」というわけですね。

また、いわしの語源は「弱し(よわし)」や「卑し(いやし)」だという説があります。あえて「弱いもの」を食べることで、自分の中の弱い部分や悪い気を追い出し、心身をリフレッシュさせるという意味も込められていました。

いわしは栄養面でも優秀です。DHAやEPA、カルシウムが豊富で、成長期のお子さんにもぴったり。塩焼きや蒲焼きなど、調理法を工夫すれば子どもでも食べやすくなりますよ。

鬼を追い払う最強アイテム「柊鰯(ひいらぎいわし)」の作り方

いわしを食べるだけでなく、さらに強力な魔除けグッズとして伝わっているのが「柊鰯(ひいらぎいわし)」です。これは、焼いたいわしの頭を柊(ひいらぎ)の枝に刺して、玄関に飾るというもの。いわしの強烈なにおいと、柊の葉っぱのトゲトゲで鬼を追い払う、ダブルの魔除け効果が期待できます。

作り方はとても簡単なので、お子さんと一緒に挑戦してみてはいかがでしょうか。

用意するもの

  • 焼いたいわしの頭:1つ(塩焼きにしたあとの頭でOK)
  • 柊の枝:1本(葉っぱが数枚ついているもの)

作り方と飾り方

(1)柊の枝の先を、いわしの頭の目からエラのあたりに向かってグサッと刺します。しっかり刺さるように、枝の先が尖っているものを選びましょう。

(2)完成した柊鰯を、玄関のドアや門柱など、家の入り口に飾ります。鬼が入ってくる場所に飾ることで、魔除けの効果を発揮します。

飾る期間は地域によって異なりますが、節分の日から翌日の立春まで、または2月いっぱいというところが多いようです。役目を終えた柊鰯は、塩で清めてから紙に包んで可燃ごみとして処分するのが一般的です。神社でお焚き上げしてもらえる場合もあります。

お子さんには「いわしの頭でおうちを守る門番を作るよ」と伝えると、興味を持ってくれるかもしれませんね。

日本各地のユニークな節分グルメ──あなたの地域はどれ?

ここからは、特定の地域で受け継がれている節分の食べ物をご紹介します。食文化を通じて日本各地を旅するような気持ちで、楽しんでみてください。お子さんの祖父母やご親戚が住んでいる地域の食べ物があれば、「おじいちゃんおばあちゃんの地域ではこれを食べるんだって!」と話題にするのも楽しいですよ。

節分そば──これぞ本当の「年越しそば」【関東・信州など】

大晦日に年越しそばを食べる習慣は広く知られていますが、実は明治時代頃までは、節分に食べる「節分そば」こそが本当の年越しそばだったことをご存じでしょうか。

旧暦(昔のカレンダー)では、立春が一年の始まりとされていたため、その前日の節分が「大晦日」にあたりました。つまり節分そばは、一年の締めくくりに厄を落とし、新しい年を健康に迎えるための縁起物だったのです。

そばが選ばれた理由はいくつかあります。

  • そばは他の麺より切れやすいため、「一年の厄や災いを断ち切る」という意味がある
  • 細く長い形から「長寿」を願う気持ちが込められている
  • 昔、金細工職人が散らかった金粉をそば粉で集めていたことから、「金運アップ」の縁起物とされた
  • そばは荒れた土地でもたくましく育つ植物なので、その生命力にあやかる

今でも関東地方や長野県などでは、この節分そばの風習が残っています。温かいかけそばでも、冷たいざるそばでも、お好みのスタイルで一年の厄をさっぱり断ち切ってみてはいかがでしょうか。

けんちん汁──寒い季節にぴったりの具だくさん汁物【関東の一部】

大根、にんじん、ごぼう、里芋、こんにゃく、豆腐などをごま油で炒めてから出汁で煮込む「けんちん汁」。この栄養たっぷりの汁物は、関東地方の一部で節分の行事食として親しまれています。

節分が行われる2月上旬は、一年で最も寒い時期です。寒い中で行われる行事(お寺の節分会など)で、参加者の体を温めるために振る舞われたのがけんちん汁の始まりといわれています。特定の縁起担ぎというよりも、「みんなで温かいものを分け合って、春を待とう」という素朴で心温まる風習といえるでしょう。

根菜がたくさん入っているので栄養価が高く、体の芯から温まります。野菜嫌いのお子さんでも、汁物にするとパクパク食べてくれることが多いので、ぜひ試してみてください。

こんにゃく──体の中から大掃除!【四国地方など】

四国地方の一部では、節分に「こんにゃく」を食べるユニークな風習があります。

昔からこんにゃくは「胃のほうき」「腸の砂おろし」などと呼ばれ、体の中をきれいにしてくれる食べ物として知られてきました。食物繊維が豊富なこんにゃくを一年の最後(節分)に食べることで、体内にたまった悪いものを洗い流し、きれいな体で新年(立春)を迎えようという考え方です。

大掃除で家の中をピカピカにするように、こんにゃくで体の中もお掃除する──とても理にかなった、面白い食文化ですよね。お子さんには「おなかのお掃除をしてくれる食べ物だよ」と伝えるとわかりやすいでしょう。

煮物にしたり、白和えにしたり、おでんに入れたりと、さまざまな調理法で楽しめます。

くじら──大きな夢と福を呼び込む!【山口県の一部】

山口県の一部地域では、節分に「くじら」を食べるという珍しい風習が残っています。

「大きいものを食べると縁起が良い」という考え方から、世界最大級の生き物であるくじらを食べるようになりました。「大きな志を持てるように」「心を広く持てるように」「大きく成長できるように」「大きな幸せがやってくるように」──そんな願いが込められています。

お子さんには「世界で一番大きな動物を食べて、大きな夢をかなえよう!」と話すと、ワクワクしてくれるかもしれませんね。くじら肉はスーパーなどで見かける機会は少ないですが、もし手に入ったら、新年の目標を立てながら味わってみてはいかがでしょうか。

まだまだある!全国の節分フード

これまで紹介した以外にも、日本各地にはさまざまな節分の食べ物があります。

福茶(ふくちゃ)──飲む福豆【主に京都など】

炒った大豆、昆布、梅干しなど縁起の良い食材を入れたお茶です。「大豆=まめに働ける」「昆布=よろこぶ」「梅=松竹梅で縁起が良い」という語呂合わせが込められています。福豆を年の数だけ入れて飲む地域もあり、豆をそのまま食べるのが苦手な方にもおすすめです。

ぜんざい・小豆粥──赤色で邪気払い

小豆の赤い色には、古くから邪気を払う力があると信じられてきました。この赤い小豆を使ったぜんざいや小豆粥を節分に食べて厄除けをする地域もあります。甘いものが好きなお子さんにはぴったりですね。

麦飯(むぎめし)──質素に身を清める

かつて米が貴重だった時代、節分にあえて麦飯を食べることで「米を食いつぶさないように」という願掛けをしたり、質素な食事で身を清めたりする風習がありました。

落花生をまく地域も──北海道・東北・新潟など

北海道や東北地方、新潟県など雪の多い地域では、大豆ではなく「落花生(ピーナッツ)」をまく風習があります。その理由は、殻つきの落花生なら雪の上に落ちても拾いやすく、後で食べるときに衛生的だからです。また、落花生は大豆より大きくて拾いやすい、カロリーが高くて寒い地域に向いているといった実用的なメリットもあります。

大豆アレルギーのお子さんがいるご家庭では、落花生で豆まきをするという選択肢もありますね(ただし、落花生もナッツアレルギーの原因になるため、アレルギーの確認は必要です)。

【年齢別】子どもが食べやすい節分フードのアレンジアイデア

節分の食べ物は、大人向けのものが多いイメージがありませんか?ここでは、お子さんの年齢に合わせた食べやすいアレンジ方法をご紹介します。

福豆のアレンジ──硬い豆が苦手なお子さんに

炒った大豆は硬いため、小さなお子さんには食べにくかったり、喉に詰まらせる心配があったりします。

<砂糖がらめ>
フライパンで砂糖と少量の水を煮詰め、カラメル状になったところに福豆を入れてからめます。カリカリの甘い豆菓子に変身して、おやつ感覚で食べられます。

<きなこ豆>
福豆を細かく砕いてから、きなこと砂糖をまぶします。香ばしくて食べやすくなります。

<福豆ご飯>
福豆をお米と一緒に炊き込むと、ふっくら柔らかくなって食べやすくなります。昆布と塩を加えるとおいしさアップ。

<3歳未満のお子さんには>
豆類は窒息や誤嚥の危険があるため、消費者庁では「5歳以下の子どもには豆やナッツ類を食べさせないで」と注意喚起しています。小さなお子さんは豆まきを楽しむだけにして、福豆を食べるのは控えましょう。

恵方巻きのアレンジ──丸かぶりが難しいお子さんに

太巻きを一本丸かぶりするのは、小さなお子さんや、あごの力が弱い高齢の方には大変です。

<ミニ恵方巻き>
海苔を小さめにカットして、細めの恵方巻きを作ります。具材は子どもが好きなものを入れましょう。ツナマヨ、カニカマ、卵焼き、きゅうりなどがおすすめです。

<手巻き寿司スタイル>
好きな具材を自分で巻いて食べる「セルフ恵方巻き」も楽しいですよ。食育にもなりますし、お子さんも大喜びです。

<恵方巻きロールサンド>
サンドイッチ用の食パンにハムや卵サラダを乗せて巻くと、洋風の恵方巻き風に。海苔や酢飯が苦手なお子さんにおすすめです。

いわしのアレンジ──魚嫌いのお子さんに

いわしの独特のにおいや、小骨が苦手なお子さんも多いですよね。

<いわしのハンバーグ>
いわしを開いて骨を取り除き、フードプロセッサーで細かくしてから、玉ねぎや豆腐と混ぜてハンバーグに。ケチャップやソースをかければ、魚嫌いの子でもパクパク食べてくれます。

<いわしの蒲焼き>
甘辛いタレで蒲焼きにすると、においが気にならなくなります。ご飯との相性も抜群です。

<缶詰を活用>
いわしの缶詰(味付け・蒲焼きなど)を使えば、骨まで柔らかく食べられます。手軽なうえにカルシウムもたっぷり摂れて一石二鳥です。

節分の献立例──組み合わせで楽しむ一日

「今年の節分は何を作ろう?」と迷っている方のために、おすすめの献立例をご紹介します。

【基本の節分献立】

  • 主食:恵方巻き
  • 主菜:いわしの塩焼き
  • 汁物:けんちん汁
  • デザート:福豆

縁起物をバランスよく取り入れた、王道の節分メニューです。恵方巻きがメインなのでご飯は別に用意しなくてOK。いわしで良質なタンパク質を、けんちん汁でたっぷりの野菜を摂取できます。

【子どもが喜ぶ洋風節分献立】

  • 主食:手巻き寿司(セルフ恵方巻き)
  • 主菜:いわしのハンバーグ
  • 副菜:こんにゃくとにんじんの煮物
  • デザート:小豆アイス

手巻き寿司形式にすれば、お子さんも楽しく参加できます。いわしはハンバーグにすることで食べやすく。デザートは小豆を使ったアイスで、赤い色の邪気払いパワーをいただきましょう。

【お酒を楽しむ大人の節分献立】

  • 主食:恵方巻き(海鮮たっぷり)
  • 主菜:いわしの梅煮
  • 副菜:こんにゃくの田楽
  • 汁物:節分そば
  • お酒のお供:福茶(または日本酒)

大人向けには、いわしを梅と一緒に煮て上品な味わいに。締めには節分そばで、一年の厄をすっきり落としましょう。

まとめ──食卓から日本の文化を伝えよう

今回は、節分に食べるさまざまな縁起物と、それぞれに込められた意味や由来をご紹介しました。

定番の豆まきや恵方巻きから、いわし、そば、けんちん汁、こんにゃく、くじらまで、日本各地でさまざまな形で一年の健康と幸せを願ってきたことがわかりますね。どの食べ物にも共通しているのは、「悪いものを追い払って、新しい季節を元気に迎えたい」という、昔の人々の切実な願いです。

2026年の節分は2月3日(火曜日)。恵方は「南南東」です。お子さんと一緒にスマホのコンパスアプリで方角を確認して、家族そろって恵方巻きを楽しんでみてはいかがでしょうか。

「どうして節分に豆をまくの?」「なんで恵方巻きは黙って食べるの?」──お子さんからの質問に、由来を交えながら答えることで、日本の伝統文化を次の世代に伝えていくことができます。食卓は、そんな文化の継承にぴったりの場所です。

この記事が、ご家庭の節分をより楽しく、より意味深いものにする一助となれば幸いです。皆さまのご家庭に、たくさんの「福」が訪れますように!

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